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第3章・戦闘の後処理

都合上明日明後日は予約投稿になります


失敗してたらごめんちゃい(๑>؂•̀๑)テヘペロ

俺とリーニャが魔王夫妻に近づいていくと、我慢が出来なくなったのかリーニャが魔王夫妻のもとに走っていき抱きつき


「お父さん!お母さん!」

と嬉しそうに呼んだ

するとゼラスは見てられないくらいに表情を緩め母親らしき魔人の方は表情をあまり崩してはいないが嬉しそうなのはみてとれた

魔王夫妻は俺の言動に唖然としていたがリーニャが抱きついてくるとわれに戻り


「リーニャ!よかった!」


「おかえり、リーニャ」

とそれぞれ抱きしめていた

一家の仲睦まじい様子を見せられてしばし言葉なく俺が見守っていると

俺のことを思い出したのかゼラスが口を開く


「お前はどうして急にこんなことを?この国を滅ぼしに来たんじゃないのか?」

と聞かれたので


「この国にはリーニャを親の元に連れてやってきたのが一番の理由だ。まあほかの理由もあるけどな」

と答える

そんな俺の答えに戸惑いを隠せないゼラスと俺はさらに会話を続ける


「リーニャを私達の所へ返しに?ということはお前が誘拐犯ではないのか?」


「ああ違う。リーニャとは旅の途中で出会ったから保護しただけだ」


「そうだったのか……。てっきりお前が誘拐犯でこの国を滅ぼしに来たのかと思った。なら何故こんなことを?普通に来たら良かったのじゃないか?」


「こんなことをした理由は魔人が他種族に排他的な感じだからだよ。真正面から人間がリーニャを連れてやってきてもどうせ話を聞く前に攻撃してくるだろ?それなら最初から魔王に話をつけようと思ったのさ。こんな戦闘をする結果になったのは想定外」


「確かにそうかもしれんな……。ではもう一つ、この国に来たほかの理由とは?」


「それはこの後リーニャとの出会った時の状況から詳しく話をしていくつもりだ。まずその前にこの場所の修復と怪我人をなおさないとな」

俺はそう言うと周りを見渡して状況を把握する

これを聞いたゼラスは


「なおしてくれるのか?俺達に対してお前はそんな義理はないはずだが」

と言ってきたので


「半分以上俺のせいだしな。それにお前らがボロボロだとリーニャが悲しむだろうし」

と俺は返すと魔法の準備をする


「上級回復魔法・広域回復エリアヒール

「特殊魔法・修復リペア

と2つの魔法を使い城の状態を元に戻し、この部屋にいた全ての魔人達の怪我をドヤ顔をしながら治しきってやった

それをみて驚いた様子のゼラスに向かって


「よし、これでなおったな。さてそれじゃあ俺の話を聞いてくれるか?」

と俺が聞くとゼラスは


「・・・・お前は本当に何者なんだ……。分かった、お前の話を聞こう。その前に少し準備の時間をくれ」

と言ってきたので


「分かった、なら俺も残りの仲間を呼ぶからな」

と俺が言うとゼラスは後ろの魔人達の方へと向かっていった

するとその横にいたリーニャの母親が


「娘を連れてきていただきありがとうございました。さぁリーニャ、私達はお部屋でお話してましょう」

と言いリーニャを連れていこうとしたが、リーニャは渋っているのか動かない

なので俺が


「リーニャ、久々のお母さんとのお話だろ?俺達はまだどこにも行きやしないから大丈夫だよ」

と言ってやると


「・・・分かった。また後でねロア」

と言い母親に手を引かれてこの場を離れた

そして俺はセリアを連れてくるべく、一旦セリアの元に指輪の効果を利用して転移テレポートをした

突如現れた俺に驚いた様子もなくセリアは


「お疲れ様でしたロア様。さっきのはその………」

と言ってきたが後半言葉に詰まっている

それを聞いた少し俺は拗ねたように


「いいよ、どうせ俺は悪者だからな……」

と言うとセリアは


「いえ、そんなことないです!」

と慌ててフォローをしてきた

そのせいで余計俺は自分の言動を思い返して黒歴史が増えたことを悲しくなったが気を切り替える


「まぁいっか、それよりこれから話をするから城の中へ行くぞ。クロアは悪いけどまた元の場所に戻ってもらえるか?」

とクロアに聞くと


「わかりました主、また御用があればお呼びください」

と返してくれたので

クロアには元の異空間に戻ってもらい俺はセリアを連れて再び転移テレポートで広間へと戻っていった








俺がセリアを連れて現れると魔人達は少し驚いたような顔をしていたがもう俺のやることには慣れてきたのだろう

すぐさま表情を戻すと魔王に指示をされた作業にもどっていった

対応するの早すぎではないかね諸君(´・ω・`)

俺とセリアは魔人達が準備をしている間することもないので少し話をしておく


「セリア、これから俺は例の話を魔人達にするつもりだ。だが獣人の時みたいに邪神復活を企む組織の奴がいるに違いない。その時一応すぐ捕まえるつもりだが戦闘になるかもしれないから警戒はしといてくれ」


「分かりました。ロア様の邪魔にならないようにしますね」


「ああ。そうしてくれると助かる。まぁ既に目星はつけてあるから一応だけどな、それから腕輪に魔力に込めとくから手を出して」

と俺が言うとセリアは左手を出してきたので腕輪の部分を掴み魔力を流し込んでやった

相変わらず魔力を入れている間セリアは赤い顔をしているがやっぱり少し熱いのだろうか


そうして俺とセリアが準備を軽く済ませている間に魔人達の方も準備が整ったらしく

玉座らしき場所に魔王が座り、その後にこの国の中心的立場にあろう魔人達が並ぶ

そして俺を挟むよう両端に兵士達が整列していた


(さて、大分予定は変わっちゃったけどこれから魔人達とのお話をはじめるとしますかね。何事もなくスラスラ行けばいいんだけどな~)

と俺は話すべきこと、為すべきことを考えはじめた

そしてまたもや俺はフラグを回収するハメになるのであった






……To be continued →

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