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第3章・エルフの村を去り魔人の国へ

なんで今日明日に休みがないのか(´・ω・`)

俺が後処理を終えエルフの村へと戻るために歩いているとカインとゼラが迎えに来てくれたのか前方に姿が見えたので声をかける


「よう、おっさん。ちゃんと飛龍ワイバーンは片付けたぜ、これで問題は無いな」

と俺の言葉を聞いた2人は特に驚くこともなく立ち止まると


「ああ、ありがとうな……。おかけでエルフに被害が出ることなく無事なのはお前のおかけだ、、、、本当にありがとう」

とカインは言いゼラと2人揃って俺に頭を下げてきた

そんな態度に俺は少しむず痒くなったので


「気にするなよ、俺は周りの知ってる奴らが傷つくのは見たくないだけだしな。それにどっちにしろセリアとリーニャを守るために俺が殲滅してたよ」

と照れ隠しをしておいた

その後3人でエルフの村に戻っていく

どうやらさっきの様子をこの2人は見ていたようで道中カインにさっきの魔法やグロスのことについて聞かれたが、魔法については誤魔化しグロスについては始末したと伝えると納得してくれた


そして俺達は村へと辿り着き中に入ると


「ロア〜〜、さっきの魔法凄かったの!」

とリーニャが飛びついてきた

それを軽く受け止めて肩車の体制にもっていっていくとセリアもすぐさま近づいてきて


「ロア様お疲れ様でした。やはりロア様は最強です!」

と誇らしげにセリアが言った

ていうか村からもバッチリ見えるほどの規模だったのかと思い今度からはとりあえずぶっぱなすのをやめようと軽く決意する


そして2人を連れて村の中を歩いていると俺は来た時はかなり違う好意的な視線を向けられいることに気づく

見てみると子供達は俺をヒーローを見るような眼差しで見つめている、一方で大人達半分程は感謝の意があるように感じられたが半分程は化物をみるような怯えた目であった

すると向こうの方から老人達がやって来て俺の前までくると家で真ん中に座っていた老人が


「この度はお主のおかけで我々エルフは誰1人被害もでず村も破壊されなかった。村全員を代表して礼をいいたい、飛龍ワイバーンを退治してくれたこと感謝する」

と軽く頭を下げてきた

よく見ると他のエルフ達も真似をして頭を下げている

どうやら普段は人間のことを下に見ていても尽くすべき礼はきちんとできるようだ

面向かって感謝されることに慣れていない俺はまたまた少しむず痒くなったので


「おっさんにも言ったけど気にするな。どの道俺達にに向かって来る敵は全てに倒す予定だからな」

と言っておいた

その後俺はあれやこれやと村の人達に話しかけられ魔法についての感想やかっこよかったや凄かった等の感想を言ってきてくれた

男女問わず俺に近づいてきていたのだがセリアは複雑な表情で見守っていた


そして晩御飯を俺達3人はご馳走になり、リーニャが寝たので一緒にいてやってくれとセリアに伝えてからエルフ達に借りた場所にいつもの簡易結界とは違う強化結界を貼り先に寝てもらうことにした


ちなみに強化結界はこんな感じ


自作オリジナル強化結界・・・・簡易結界とことなり外側から結界を視認することができる。だが並大抵の衝撃では破壊することは不可能。また魔力を込めて使用するため再利用が可能


そして俺は老人達と本題について話をはじめる


「して人間よ、お主が聞きたいこととはいったいなんなんじゃ?」

まず先に問われたので答えておく


「昔あった3種族間の大戦のはじまるきっかけとなったことについて知っていたら教えて貰えないか?あとその大戦でどの国がどんな被害を受けたのかもだ」

そう言うと5人の老人達は顔を見合わせ少し話し合いをした後

その内の村の代表で俺に礼を述べた老人が


「分かった、わしらが知っていること全てをお主に話そう。恐らくこれを聞くということは各種族間で伝わっている歴史が異なるということに気がついたのだろう。少し長くなるが大戦のはじまる少し前から話をはじめよう」

といい5人の老人達の過去の話によって俺が知りたかったことのほぼ全てを知ることができた

それによって俺は邪神の復活を目指す組織の規模がそれなりに大きくどの国にもいるということ、そしてそれだけの規模なのに知れ渡ることのないような実力があるということが把握出来た


恐らくグロスがこの強さなのだ

残りの2人の幹部とボスも強いのだろう

と言っても俺にはかなわないだろうが

なんて慢心している俺が痛い目をみるのは火を見るより明らかであるのは言うまでもない


聞いた被害から推測するとやはり邪神の復活のための活動は古くから行われており前回の大戦でかなりの数の魂が集まったのであろう

それでもう少し必要になったからもう一度大戦をおこそうとしているのであると推測もできたと同時に俺のやるべき事も再確認できた

その後も少し質問をして俺の知識の再確認をした後

俺はセリアとリーニャのもとにいき眠ることにした





翌朝、俺達はいつも通りに起きてから手持ちの食材で軽く済ませると村を出て魔人の国に向かうべくカイン達に挨拶をしに行った

カインは既に起きており、村の真ん中でエルフの戦士達になりやら指示を出していた


「おはよう、おっさん。朝から何かあったのか?」

と俺が聞くと


「おう、おはよう。これは昨日もあんな事があったからな、一応見張りの強化だよ。それよりお前達はもう行くのか?」

と聞かれたので


「ああ、今から魔人の国に向かうよ。少し急ぐ理由が出来たんでな」

と返したらおっさんは少し残念そうな顔をして


「そうか、なら仕方ないな。もしまたここを通る機会があったらぜひ寄ってくれ、お前には感謝してるからな」

と言ってくれたのでいつか来ると伝えてその場を後にした

どうやらエルフは全体的に早起きのようで

その後も村の子供エルフから声をかけられたりしたので返事をしながら俺達は村の入口へと辿り着きそして結界の外へと出た

その後俺は


「とりあえず急ぐ理由ができたら今日のうちに森を抜けるぞ」

と言いリーニャをおんぶするとセリアが頷いたのを確認して出来るだけはやく樹海を抜けれるようにセリアの限界の速度に近いはやさでかけていった


道中は相変わらず低ランクの魔獣しかいなかったので戦闘することも無く俺達は素通りしていった

そして日が真上の位置にあがった頃、無事に樹海を抜けることができた

まだ昼頃なのでこのまま魔人の国に向かうべく俺は考えていた魔王の元へと行き方を実行することにした






……To be continued →

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