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第3章・初エルフきたる!!

早くも三が日も終わりですね


休みももう終わり……(´;ω;`)ウッ…

山をおりた翌日俺達は残りの樹海を突破するべく朝早くから準備を整えていた

獣人の国側の樹海と違い、魔人の国側の樹海はかなり広いためセリアの速度でも1日で抜けるのは無理であろう

それに昨日も山登り中に感じたようにどうやら周りの様子がおかしい

感知スキルを使って周りの様子を探って見たものの大型の魔獣がほとんどいないのだ

それに樹海も不気味な雰囲気を醸し出している


「それじゃ行くか。多分今日中に抜けるのは無理だから途中で安全そうな場所を見つけないとな」

と俺が言うと


「なんか・・・怖いよロア」

と肩車されているリーニャが言った

それに続いてセリアも


「少し不気味な感覚です、やはり何か起こっているみたいですね」

と言う

これは本当に厄介事に巻き込まれる流れであろう

そんな予感を胸に俺は警戒を強めながらセリアとリーニャと共に樹海を進んでいった

その間今は周りに低ランクの魔獣ばかりだったので2人のちょうど良い魔法の練習台になってもらうことにした

セリアはともかくリーニャは生きているものに対してはじめて魔法を使うことになったため最初は当たらなかったが、持ち前の能力ですぐにセリアと同じくらい上達した

2人はいままでの練習の成果を楽しみながら魔法を使っているみたいであった

少しして日が真上にきた頃俺は気になる反応を感知スキルによってとらえる


「セリア、この樹海に魔人の集落なんてあると思うか?」

と俺が聞くと


「・・・何かあったんですか?普通ですと高ランクのいる地域には村や集落は作らないかと思います」

と疑問を持ちながらも答えてくれた

どうやらセリアにはこの反応が捉えたられていないようだ

それを聞いた俺は少し胸が高なった

俺の捉えた反応は大小様々ではあるが人間や獣人の集まっている場所のような反応である

つまりこの場所にて魔人ではない可能性が高く、何かが集まっている場所がある


即ちエルフやドワーフの可能性が高いということだ

異世界ものの定番かつ男の夢として獣耳と並ぶエルフにあえるかもしれない

それだけで俺はテンションがあがっていった

そんなハイテイションになりつつある俺はセリアの方を向くと


「少し進む方向からズレたところに多数の反応がある。気になるから向かってみよう」

そういい2人を連れて反応のある方向へ向かうことにした


少し進んでいき反応のある場所へとかなり近づいた頃

その反応の中から数体こちらに向かってきているのが分かった

今回は魔法を使用していないためセリアとリーニャが反応したのだろう

俺は完全に隠蔽してるので捉えられない

俺は2人に止まるように指示を出すと

反応がこちらに来るのを待つことにした





それから少したち前から2人の男女がこちらに向かってくるのを確認できた

顔を見てみると耳が細長く先が尖っている

更に美男美女である

そして向かってくる2人以外に6人気配を消し俺達を囲むように配置をとっている

それを確認したのか2人のうち男の方が話しかけてきた


「この先には我々エルフの村がある。お前達はそれを分かっていたようにこっちに向かってきたな?どうして知っている」

と聞かれたので俺が答える


「この方向に多数の反応を捉えたからさ。それに今この樹海や山では様子がおかしいだろ?気になって調べに行こうとしたんだよ」

そう言うと次は女性が反応する


「嘘をつくな!人間風情に我らの村を覆う結界を感知できるはずもない。それに見てみるとお前達は全員種族が別じゃないか、どうせ獣人と魔人が人間の奴隷なんだろ?つまり我らを捉えに探しに来たということか!」

と色々勝手に想像してくれているようである

つらねて男の方も口を開く


「確かにそう見える。おい人間、死にたくなければ今すぐ来た道を引き返せ。我らはどの種族とも対立してはいないが危害を加えようというなら話は別だ」

と言うと前の2人とも周りの6人は戦闘態勢をとったようだ

それを受けてセリアも戦闘態勢となり、リーニャは俺の頭を掴む力を強くする

リーニャはちょっと痛いからやめて欲しい

とりあえず俺は平和路線を目指して話しかける


「このセリアは俺の奴隷だけどこっちのリーニャはただ保護しただけだよ。それに俺はこの周辺の異変について聞きたいだけだ、だから武器を下ろしてくれないかな?8人とも」

そう言うと女性の方と周りの6人は驚いたのか更に警戒を強めているように感じた

だが男の方は構えを解くと


「気づいていたのか……。どうやら我々の反応を感知出来るのは本当みたいだな、それに我々はお前の気配を感知出来なかった。だがどうやって敵意がないことを証明できる?」

と問うてくる

その問に対し俺はどうしたものかと少し考える

そしてまたいつものような考えに行き着いた


即ち力任せだ‎\\\\(۶•̀ᴗ•́)۶////


「なら俺が本気になればこの当たりを消せるってこと示したらいいか?それなら敵意があるならすぐにやってるはずだからな」

そう言うと俺は右手に魔力をこめる


「等級火魔法・激光爆発ハイパーエクスプロージョン

と言うと俺は右手を天にかざす

すると放たれた魔法は木々の上にでて少しした後

爆音と熱風を撒き散らしながら大爆発をおこした


こんなことすれば周りの魔獣がよってきそうだが全く問題ない

なんせこれは上級闇魔法・幻術ミラージュによるもので周りにいた者にしか爆発は見えてないし聞こえてないからだ

おれは唖然とするエルフ達&セリアとリーニャが現実に戻ってくるまでしばしの間待つことにした






……To be continued →

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