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第2章・真相の一部と旅立ち(乂’ω’)シュッ

第2章はこれにて終わりです\( *´ω`* )/


おまけを少し挟んでそのまま3章に突入します!!

少し経った後どうやら薬が効いてきたのであろう、かけられた奴は自我が薄いような反応をしはじめた


「そろそろいいかな。じゃあ質問していこうか」

と俺が言うと


「貴様いったい何をかけたのだ?」

と獣王に聞かれたので


「俺特製の自白剤」

と手短に答えておく

色々と調べてる時にこの世界にも自白剤があったのでそれとなく作ってみたのだ

俺はさっそく質問(尋問)をはじめることにする


「まずお前はこの3人を知っているな?」


「・・・はい知ってます。私達の組織での私の部下です……」


「その組織はなんの目的でつくられているんだ?」


「・・・私達の目的は邪神の復活………。邪神とその従魔を復活させ、この世界を滅ぼすためです……」


「いつからあって、あんたはいつ入ったんだ?」


「・・・始まりは分かりませんがかなり前からあったみたいです……。私が入ったのは20年ほど前です……」


「その組織は全く知られていないはずだがその理由は?あと何故お前は知ることができた?」


「・・・この組織が知られていないのは組織の長、それと4人の幹部の力だと言われてます。その人達が何歳なのかは分かりません。私が入れたのは父親が死ぬ少し前に紹介されたからです……」


「組織の拠点の場所、構成員、その奴らの名前は分かるか?」


「・・・いえ分かりません、他種族のメンバーとは顔合わせすることがほとんどありませんでしたので……。この国にもあと何人かいるはずですが、私が獣人担当の支部長でした……。・・・あ?わ、私はいったい何を!?」

どうやら薬が切れたようだがかなりの情報を入手することが出来た

これでなんとか獣人達に納得してもらうことができそうだ

話している途中に何か魔法のようなものがこいつの体内で発動しようとしたが俺が消しておいた

恐らく契約魔法の類で口止め用であったのだろう

俺は自白剤の切れたまま裏切り者を放置したまま話を続ける


「今の話は聞いただろ?これで信じてもらえるか?」

と尋ねると


「・・・・うむ、まさかそのような組織があったとはな……。そやつの裏切りにも気づけなかった我々には到底気づけぬ事実だったか。それで人間よ、貴様は我々に何をしろというのだ?」

と獣王が聞き返してくる


「とりあえずこの国から他の国へと仕掛けるのはやめておいてくれ、ただ国境の防備は攻められたとき用に必要だと思う。まだほかの種族はこの話を知らないから攻めてくる事があるかもしれないからな。それといつその従魔が復活するかわからない、警戒して備えておいてくれ」

と俺が言うと

王の周りの獣人達はなにやら話し合いをはじめた

俺は獣人達と獣王が話し合っている間に今後の行動予定を考えながら待っていた


そして少したち話し合いが終わったのか再び獣王が訪ねてくる


「分かった、こちらから攻め込むのは止めよう。だが他の国が攻めてきたら対応せざるえない、そこはどうするつもりなのだ?」


「国境が接している二つの国のうち人間の国スイリアは攻め込む余裕はないから大丈夫だ。もう片方の魔人の国アログアに関しては俺がこの後向かい、ここ同様に話を付けるつもりだから多分大丈夫かな。もう一つの人間の国であるジァルゼの方の様子は分からないけど多分この国から1番遠いから大丈夫だと思う」

俺がそういうと獣王は少し考え


「承知した。本来ならこのような話は到底信じられぬし人間の話などに耳をかすまい。だがお主のことは信じてみよう、どうか世界をすくってやってくれ」

と俺に言ってきたので、俺は軽く頷き王城を後にすることにした

獣王の言葉や態度が最初からかなり変わっているのはやはり獣人は強者に従うという本能の表れだろう


なおこの4人の獣人は獣人の国でしっかりと責任をもって情報を吐かせた後処分するとのこのなので引き渡しおいた

もちろん暴れないようにしっかりと縛ってからだ



そんなこんなで無事目的を達成した俺(リーニャ付)と白狼族は王城を出ていき俺はガロと少し話をすることにした


「今日は協力ありがとな、とりあえず話し合いと無事できてよかったよ。ちゃんと了承してくれたしな」

と俺が言うと


「俺は冷や冷やしてたぞ……。お前が全員を殺すかもしれないからな。それにあれを話し合いとは言わん」

とガロに嫌味っぽく言われた

その後も少しこれからのことを話し無事全てが終わるまで協力してもらうことになった

これで俺のこの国での目的は全て終わったためにもう魔人の国アログアに向かうことにするという主旨を伝えると


「もう1度聞くが、本当にこの男について行くのかセリア?」

とガロがセリアに聞く

それを受けセリアは


「はい。私はずっとロア様について行きます」

と真剣な表情で答えてくれた

それを聞いたガロは少し寂しそうな顔をしたが

俺の方を向くと


「再びセリアと共に我が家に来るといい……。ではさらばだ」

そう言い残しガロは去っていった


俺はセリアとリーニャと共に魔人の国アログアに向かうために王都をでて、国境にあるという山を目指して歩いていく

そして日が暮れてきたこと、王都が見えなくなったあたりで野営をするべくいつものように手はずを整える

俺は今日1日ほとんど寝ていたリーニャを下ろしてから軽く料理を作ると、3人で食べた


その後セリアは疲れているようですぐに眠ってしまったが、ずっと寝ていたリーニャは元気が有り余っており夜が更けるまでいままでの旅の話をしたり、遊び心満載の魔法なんかを使ったりしてつき合ってあげた

そしてリーニャが寝ると俺もすぐ意識を手放してしまった


明日からは魔人の国アログアに向かうための山登りがはじまる





……To be continued →

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