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第2章・王城に突撃なり凸(´・ω・`)

俺はリーニャとセリアと話をしながら王都に向かって歩いていきながら話をする


「セリア、この場所から魔人の国にどうやって行けば近いかわかるか?」


「そうですね、恐らく獣人の国と魔人との国との境目にある山を通るのが1番近いですね。ただその山は上ランクの魔獣などが出るので危険地帯に認定されてますので、あまり通る人はいませんね」


「ならそのルートで決定だな。俺とセリアならリーニャを連れてても大丈夫だろ。リーニャは魔獣と戦ったことあるか?」

そう聞くとリーニャが首を傾げながら


「ううん、リーニャ外に出たこと殆どないからないよ。ずっとお城の中で過ごしてたから。お外には怖い人がいっぱいだからってお父さんがお外に出してくれなかったの」

と答えた

やはりこのような現状だ

こんな小さな女の子を外に出したくないのもわかる

それも魔王の娘なら尚更だ

獣人や人間に捕まったらどんな目に会うかわからない

まぁそれにしても城周辺くらいなら護衛付きで出して上げてもいい気もするが

そう思い俺はリーニャに聞いてみる


「リーニャは外に出たいと思ったことはないのか?」

すると


「うーん、あんまり思ったことないよ。お城の中でもいつも誰かが遊んでくれたもん。でも・・・・・お友達は欲しいとおもったことはある」

と少し寂しそうに答えた

なので


「なら俺達がはじめての友達ってわけだな。なってくれるか?リーニャ」


「私ともなってくれますか?リーニャちゃん」

と俺達が聞くと


「・・・うん!ロアもセリアもありがとう」

と満面の笑みを浮かべ

またもや俺に抱きついてきた

その度に角が刺さる角度で飛び込んでくるので少々痛いがこれぐらいなら許容の範疇だった

ただ頭をグリグリ押し付けてくるのは少しきつい

そうこうしているうちに俺達は王都の近くについた

もう暗くなっていたので適当な場所を見つけ野営にはいる

俺が人間で、リーニャが魔人のためバレた時のことを考え王都の中で宿を取ることはやめておいた

正体がバレてしまったらプランβを発動せざるえないからな


その後俺達はいつものように野営の準備をして簡易結界を張った

その間リーニャははじめての事でテンションが上がったのか、ずっとはしゃいでいたためだろうか食事をとるとすぐに寝てしまった

夕食は今日王都で見つけた食材を使って俺が簡単に作ったものだ

たまには料理スキルにも出番をあげないといけないだろう

まぁ出番があった所で料理法なんぞ知らぬので適当かつ簡単質素に切る・焼く・煮るくらいしか出来ないのだけども……


そのあと俺とセリアはガロと合流するまでの予定を軽く話し合い眠ることにした





それから1日たち、俺とセリアが王都にきてから3日目の昼頃ガロ達が王都に到着し合流することが出来た

その後俺はガロに一つ目の目的の達成を話し、二つ目の目的を達成するために王城へと向かうことにする


ちなみにその道中&城に着いてからもずっとリーニャは俺が背負っている予定である

その際には生活魔法・消臭リセッシュ自作オリジナル魔法・不可視化インビジブルによって姿を消しておくことでまずバレないだろうし何が起きた場合にも確実に護ることができるからだ

やはり獣人の国に魔人の王の娘がいるとなれば何としてでも捕らえ利用しようとするだろう

そうなれば俺がプランβを発動せざるを得なくなる

その意図をリーニャに伝えると


「ロアの言うことならちゃんと聞く!」

と言ってくれたのであまり声を出さないように頼んでおいた

ちなみに背負っているとはいっても、おんぶではなく俺が魔力でリーニャの体を包み背中に引っつけている感じだ

俺の魔力操作も遂に体の周りなら自由に操れる位にまで成長したのだ(`・∀・´)

ちなみにセリアに聞いたところ普通は出来ないらしい


少しすると王城の前につきガロ達が入場の許可を貰ったので

俺はまだ黒ローブをつけたまま、セリアやガロ達の後をついて王城内部へと入っていった







獣人の国の王城は外から見ると広く立派であったが、中を見てみると煌びやかな感じはあまりしなかった

多分人間の国の方の貴族の家とかの方がまだキラキラしているかもしれない

それぐらい簡略質素の風貌である

俺は中を色々と観察しながら後をついていってるとガロ達大きな扉の前で立ち止まる

どうやら謁見の間らしき広間についたみたいだ

俺は中に入る前に再度リーニャに静かにしておくよう頼もうと思って見てみると、すっかり寝てしまっていた

まぁ子供だから仕方ないかと思いガロ達に続いて中へと入っていった


中に入ると俺が最初に人間の国の王達とあった場所のように、少し高い場所で豪華な椅子に座る獅子の男の獣人とその横に獅子の若い男の獣人、その後ろに様々な種類の獣人が並んでいた

どうやら獅子の獣人は王族のようで並んでいる獣人の中でも反応がとりわけ大きい

俺達が全員入りそれから跪くと椅子に座っていた獣人が口を開いた


「白狼族の者達よ、ここまでご苦労であった。此度もこの国を守るため全力を尽くしてくれ」

と言われ


「お任せ下さい王よ。我ら白狼族の力、存分に奮いましょうぞ」

とガロが答えていた

すると再び王が口を開く


「そう言えば噂に聞くところフォセット家の長女が戻ってきたと聞いたがまことか?」

それをうけ


「はい、一応ではありますが戻ってきてまいりました」

と牙ガロが答える

それを聞き王は少し首を傾げながら


「一応とはどういうことだ?そこにおるようにも見えるが」

と聞いてきた

それに対しガロは


「セリアは1度人間によって奴隷となった身。解放されぬ限りは人間の奴隷のままなのです。王よ、、、それに関係してひとつお話があるが宜しいでしょうか?」

と答えつつ質問をする

すると


「なら何故獣人の国に戻ってこれておる?なにか訳がありそうだの、話してみるが良い」

と言われたので

俺はガロからのアイコンタクトをうけ前に出てフードをとる

その瞬間、獣人達に動揺が広がった


「おい貴様、何故人間がこんな所にいる。ガロよ、もしかして裏切ったのか?」

と王やその周りが騒ぎ始める

俺はそれらに聞こえるように大きな声で


「俺は今のセリアの主人をやっているもので、見ての通り人間だ。今日は獣人に話があったためここにこさせてもらった、敵意はないから話を聞いてくれると助かるな」

と言い放った


さぁここからが本番だ(´・ω・`)





……To be continued →

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