第2章・思わぬ出会いノ)゜Д゜(ヽ
ヒロイン(?)のうちの一人登場です(ノ)`ω´(ヾ)
助けるべく飛び出した俺はまず子供を助けるべく魔法陣にふれると
「特殊魔法・消失」
を使用し魔法陣を消し去った
すると黒ローブの男達は俺に気がついたようで
「貴様!何者だ、魔法陣を消し去るなんて」
と聞かれたので
「ただの旅人さね」
と平然と答えつつも注意をこちらに引きつけるように少し殺る気を見せる
「おのれ我々の計画の邪魔をしおって。覚悟しろ」
そう1人が言うと他の5人も戦闘体制になりこちらに杖なり剣なりの武器を構えてくるがもう既に遅い
奴らは俺にしか気がついていない
その時セリアの容赦ない攻撃が黒ローブの男達に降り注ぐ
1人は頭を地面に叩きつけられ
もう1人は腹部に蹴りを貰いふっとばされ
もう1人はレイピアで足を貫かれ
一瞬のうちに3人が倒される
セリアの方が敵の6人のうち5人より強いためほぼ一撃でノックアウトだ
その時に残りの3人のうち2人が動きを止めたのを俺は見逃さずに
「特殊魔法・麻痺針」
により2人の動きを完全に止めた
残ったリーダーらしき1人はあっという間に周りが倒されてしまいかなり焦っていたが戦意は失っていないようで
「わ、我が組織の精鋭がこうも容易く………。こうなれば私が倒すしかあるまい」
そう言うと剣を抜き俺に切りかかってくる
俺に向かって来たのは単純に俺が武器を持っていないと判断したからだろう
俺は切りかかられたことより精鋭(笑)が弱すぎたことに驚く
流石に敵の組織の精鋭がこのレベルだと笑える
だがそんなことハンデにすらならないのが俺だ
向かってくる男の剣を左で掴み取ると、少し力を込めアッパーカットを食らわせ意識を刈り取っておいた
そんなこんなで容易く俺とセリアは6人の黒ローブ達を倒すと、逃げることが出来ないようにまとめて俺の作り出した鉄製のワイヤーによって縛っておいた
縛る際に男達を見てみると体から角やら尻尾やらが生えている者がいて感じたことのない反応の種類を示していた半数が魔族のようで、残りの半数は予想通り獣人であった
縛り終えたあと周りに他の敵や魔獣がいないかを確認し、安全を確保すると俺達は倒れているよう子供を助けるべく近づく
近づいてみて見るとどうやら小学生くらいの女の子で
やはり魔族みたいで、頭から角と腰の付け根あたりから尻尾が生えていた
何故こんな場所に魔族がいるのかは分からないがとりあえず女の子を起こしてみることにする
「おーい、起きろー」
といいながら俺が頭をつついていると
「う、うーん。(ԅ~o~)フヮァァ~~~」
と欠伸をしながら何事も無かったように起きてきた
「起きたか?」
と俺が聞くこと
「ん?だれ?それとここはどこ?」
と聞き返してきた
そんな少女の質問に答えつつ、俺も質問してみる
「俺の名前はロア、そっちはセリアな。ここは獣人の国の王都の近くだよ。それこそどうしてここに?」
「私の名前はリーニャだよ。ここにいる理由は分かんない、自分のお部屋で寝てたとおもったんだけど、さっき起きて気がついたらここにいた」
とどうやら攫われてきたみたいなのでとりあえずステータスをみてみる
そしてステータスを見た俺は
「ブ━━━━∵;(;:゜:鑾;゜;,);:∵━━━ッ!!」
と吹き出してしまった
それを見てセリアとリーニャはビックリしてる
名前 リーニャ イリーガル
種族 魔人族
役職 魔王の娘
体力 D(+)
筋力 D
魔力 A(+)
物防 D
魔防 B
俊敏 D
知力 C
運 B
技能・・・・火魔法Lv3、風魔法Lv2、闇魔法Lv2
固有技能・・・・魔法才能
魔法才能・・・・魔力を大幅に増やし、魔法全般に関する才能がある
と1部ステータスにも驚くところがあったが
更に驚くべき所は職業の欄である
「リーニャ、お前魔王の娘なのか!?」
と俺が慌てて聞くと
「うん、そーだよ。リーニャのお父さんはまおーだよ」
と笑顔で答えてくれた
セリアは困惑したような顔をして俺の判断を伺うようにこちらを見ている
魔王の娘が獣人の国に連れ去られていることがもし魔人達にばれたら大変なことになる
今もきっと魔人達は探しているに違いないだろう
なので俺は放っておく事も出来ないので連れていくことを考え聞いてみた
「リーニャ、とりあえずお父さんのところに連れて行ってあげるから一緒に来るか?」
と言うと
「うん、一緒にいく!よろしくロア」
といい俺に飛びかかってきたので慌てて抱きとめる
何故か懐かれたようだ
セリアはそれを見て少し羨ましそうにしていたのは多分気のせいじゃないと思う
少し落ち着いたところで俺は動き出す
とりあえずリーニャを魔人の国に連れいかなきゃならないことが決まったが当初の目的を果たさないとならない
それにこの捕まえた奴らから情報も聞き出さないとならない
こいつらはほぼ確実に邪神復活を目論んでいる組織に間違いないと思う
多分リーニャはこの膨大な魔力と立場から生贄として最適だったのだろう
その後手早く祠の様子を確認してみたが、封印が解けかかっている様子も力が溜まっていそうな様子もないのでとりあえず自作の結界道具で補強しておく
さっきのヤツらがなにか仕掛けている様子も無さそうだったのでとりあえず祠をあとにする
これでここの魔獣は大丈夫だろう
今回はフラグではないはずだ(´・ω・`)
捕まえた奴らは俺の従魔を入れている異空間に入れておくことにした
まぁ黒龍に食われないだろう
ある程度広いし
そう思い俺はリーニャを抱えたまま、セリアを連れて王都の方へと戻っていった
……To be continued →