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第2章・俺の頼み事(o・ω-人)

今週も元気にÜPÜPÜP( ˘ω˘ ) スヤァ…

とりあえずの目的を話した所で一旦休憩を入れることにした

突拍子もない話をしたのでセリア達には必要だったことだろう

俺なら完全にショートして思考放棄してるはず

セリアの母親と妹らしき女の子は一旦その場を離れると少ししてからお茶のようなものを持って戻ってきた

手渡されたそれは薄緑色の液体で、元の世界の緑茶を薄めたような味がしてさっぱりと飲みやすかった

ちなみに俺は〇健美茶派である


そうして俺がお茶を飲んでると


「聞き忘れておったがお前はいったい何者だ?黒龍ブラックドラゴンを倒したことといい、俺の剣を止めたことといいかなりの腕前なのは確かだ。だがそれほどの腕前を持ちながら何故争いに参加しておらん、お前のことは見たことも聞いたこともないぞ」

とセリアの父親に聞かれたので


「俺は争いが好きじゃないんでな、自分から好き好んで戦いに参加したりはしないさ。それに一応俺はわけありな立場なんだよ」

と返したら再び質問をしてきた


「訳ありということは何か大罪でも侵して国を追放されたのか?それにしても1人敵国に来るなど正気の沙汰ではないぞ。しかしお前が人間の癖に獣人の奴隷を大切にしたり、獣人に囲まれてても呑気にしてる他の人間とは違っている変わった奴ということは理解した。今の時代に他種族を大事にし好意を持つやつなんてそういないからな………、だがそれを言えば我が娘も一緒か」

と少し寂しそうに言った

それを聞きセリアは少し申し訳ないような顔をしたが俺と目が合うと顔を下に向けた

そして俺は再びセリアの父親に視線を戻すと


「そうかもな、俺は確かに周りとは違って変わり者だよ。でも何も考え無しにそんなことはしてないさ、呑気なのもそのためだ。この世界を壊させたくないのは本心だしな、それに約束のこともある」

と言い、そろそろ話に戻ろうと思い


「そろそろ続きを話そうと思うが大丈夫か?」

と周りを確認すると話をしても大丈夫そうだので

俺は話を続けていく


「とりあえず一つ目の目的に関してはまずこの国で情報を集めて行きたいと思う。それに関しては協力をお願いしたい、俺ひとりだとどこにも自由に行けないからな。無理やりやろうと思えば行けるけど騒ぎにはしたくない。それに獣人の王族に話を通してもらわないといけないし」


「次に二つ目だけど、これは一つ目次第かな。万が一封印が解けて魔獣が暴れ出すようなことになれば信憑性はますだろうけどそれはあまり好ましくないな、そうならない為にも俺が探しているんだし。で獣人に争いを辞めることを頼むついでに邪神を復活させようと企んでいる組織の奴らを見つけ出して捕まえることができたらいいと思ってる。まぁ最悪の場合ちょっと力づくで頼み事を聞いてもらうことになるかもな」


「てことでまず獣人の国の王都に向かいたいと思うけど、セリア案内頼めるか?その後も色々強力して欲しいことがある。それとおっさん、あんたにもか頼み事があるが引き受けてくれるか?」

俺がそう言うとセリアは


「もちろんですロア様、任せておいてください」

と即答であった

一方セリアの父親の方は少し顔を顰めると


「いったい何をしろというんだ?そもそも俺はお前の頼み事なんて聞く義理はないんだがな」

と返してきた

なので俺は


「一応獣人のためになるんだからおっさんにも手伝う理由はあるだろ?頼みたいのは俺が目的を果たすまで獣人の方から他国に攻め込む事がないように出来るだけ抑えておいて欲しいんだよ。もし封印が解けたり、急に争いが激化なんてしたらそれこそ最悪の展開になるかもだしな」

そう言うと


「・・・・・出来るだけやってみよう、俺も若い衆が無駄に傷付いていくのは好ましくないからな。だがお前のことを完全に信じているわけではないぞ。そもそもお前が上手くいく保証もないのだからな」

と渋々ながらも承諾する

そんなセリアの父親に


「そっちは責任を持って俺が何とかするよ。もし封印が解けて戦いになったら力を借りるかもしれないけどな。それに獣人の上の立場の奴らに話を通してもらう必要性もあるしな」

俺がそう言うと

セリアの父親は一言、俺をしっかりと見据えると


「分かった」

と告げると目を閉じ何かを考え込んでいる様子であった


とりあえず俺はこれで話が終わりであるということを伝え、明日には獣人の国の王都に向かうつもりであるということを話した

かなり早めの移動になるが急ぐに越したことはないので仕方ない

セリアに家族との団欒の時間を上げたかったけれどもそれは全てが終わった後にたっぷり取ってもらうことにしよう


そうして俺の話が終わりセリアの両親とセリアは少し難しい表情をし、セリアの妹らしき女の子とネモは話に付いてこれなかったのか舟を漕いでいた

女の子は分かるがネモが寝るのはどうかと思った

仮にも白狼族を代表する一族なのに(笑)


その後ネモの意識がはっきりとした後、ネモにも協力を依頼したところ手伝ってくれるとの事だ

セリアの父親とネモの協力を得ることが出来るということは白狼族全体としても俺の計画に協力してるれる可能性があることを示唆している

こうして俺は一つ目の目的を果たすために獣人の国の王都へと向かうことが決まった

これで予定とほぼ同じくらい順調に獣人の国でやりたいことが一歩前進したわけで俺は少し安心することができ、残っていたお茶らしきものを一揆に飲み干した





……To be continued →

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