第2章・森の中での出会い
そろそろ厨二的な魔法等が色々出てくる予定(仮)
色々とルビ振ってるのには元ネタあるのでもし良ければ想像してみてください*(^o^)
翌日、いつも通りの時間に目が覚めたであろうが相変わらず周りは薄暗くまだほとんど周りは見えない状態であった
結界の方は無事保っており昨夜は問題は起きなかったようだ
一応少し離れた所には魔獣らしき反応はいくつかあるのだが思ったより数が少ないみたい
俺はまだ寝ていたセリアを起こすと軽く朝食を済ませ近辺に魔獣がいないことを確認してから野営の後片付けと結界の解除をして再び森の中を進み始めた
森の中はほとんど同じような景色が続いておりたまに泉のような場所や、開けたの野原のような場所が確認できた
そのような場所で休息を取れればよかったのだが大抵そのような場所には大型の魔獣の反応があったため今回はやむなく通過することにしておいた
本当は高ランク魔獣を色々見てみたかったのだけど仕方ない
特にドラゴンとかドラゴンとかドラゴンとか
そんなこんなで2日目も順調に戦闘を極力避けていきくねくねと進んでいっていた時、俺達が進む方向の少し遠くの方から女性の悲鳴のような声と木々をなぎ倒す音、更には戦闘音のようなものが聞こえてきた
俺は少し立ち止まりどうしたものかとかんがえていると
「ご主人様、どうなさいますか?」
とセリア何か期待に満ちた目でこちらを見てくる
多分この森で襲われているなら同じ獣人の可能性が高いからであろう
(まぁここで助けないと後で後悔するかもだしな。とりあえず無茶はしなあ程度にやって見るか)
と思い
「じゃあ行くか、あまり無茶はするなよ」
とセリアに声をかけ俺達は音のする方向へと全速力出かけていった
その際数十匹の低ランク魔獣と出会ったが本気のセリアの前にはほとんどゴミ同然の様なものであり特に障害になることも無く俺はセリアの後を気楽について行くだけだった
走ること5分足らずで音のしている所にもう少しだというところに俺達は辿り着き感知スキルをつかって様子を伺ってみるとどうやらかなり大きめかつ強めの魔獣に襲われているようだった
多分反応的にAランク相当である
まだ目視は出来ていないのでとりあえず移動しながら尋ねてみる
「セリア、大分強そうな反応のする魔獣だが何かわかるか?」
するとセリアは少し焦ったような顔をして答えた
「・・・あれは恐らく黒龍か通常より大きめのマンティコア又はグリフォンかと思います。なのであのレベルとなると私1人でも上手く対処出来るかどうか……」
と心配そうな目をしてこちらを見てきた
セリアにはまだ俺の力は見せていない
不可思議な大金を持っていることは分かっているだろうが多分俺の実力はそう高くないとの判断してのことだろう
だが俺はそんなことよりドラゴンと会えるというほうに心を奪われかけていた
「そうか、なら足止めはきつそうか?そうならセリアには救出の方を頼みたいのだが」
ぶっちゃけ俺がドラゴンと戦いたいだけである
すると
「ダメです、私が足止めをします!ご主人様は救出の方をお願いします」
とかなり強めに言われてしまった
本気で信用されてないようである
まぁ無理もないんだけどね
俺はセリアの気迫に押されて
「分かった。無理そうならすぐに逃げろよ?俺も助けて安全を確保したらすぐに戻るから」
と言い、行動予定について話をしているうちに森が途切れ開けた場所に出た
そして状況を確認して見ると傷だらけになりながら何かと戦っていたであろう女性とそれを襲っていたのであろう黒色のドラゴンのようなものがいた
周りの様子は木々がなぎ倒されたり地面の至る所に焦げたような後が残っている
炭化した木や切り刻まれた木、粉々に砕けた木も戦闘の激しさを物語ってい
だがそんなことはどうでもいいとばかりに俺はドラゴンの姿を確認すると足を止め、その姿に見入ってしまった
はじめドラゴンが俺らの世界で想像されていたどのような種類のやつがこちらにいるのか色々想像しながらいつか遭遇するのを楽しみにしていた
個人的にはオレンジ色の玉を七個集めると願いを叶えてくれる緑色の龍やポ〇モンの空の柱で捕まえれる緑の細長い龍のような西洋タイプが好きだった
だが実際初めてみた黒色のドラゴンは4足歩行をしており空を飛ぶと言うよりは地面を移動したり木や壁を登ったりと言うような移動方法をしているみたいな形であった
ぶっちゃけモ〇ハ〇のティガ〇亜種と瓜二つである
少し違う所は火を吐き、全身が真っ黒に鱗が光っており鎧のようであるという点であろう
しかしかっこいいことに変わりはない
俺が子供みたいに見蕩れている1方でセリアはかなり焦った様子であり
「・・・・ご主人様。あれは恐らく普通の黒龍ではありません………。前に1度遭遇しましたがあのような大きさではありませんでした。・・・ここはすぐに逃げるべきです」
と言ってきた
しかしここまできて怪我人を見捨てるわけにもいかないのが辛いところ
しかしセリアに何かあっては(多分ないが)大変なことも事実である
俺は少し考えこうすることにした
「そうだな、でもここまで来たら助けるしかないだろ。俺が救出している間、、、3分程やつを抑えられるか?」
と聞くと
「・・・分かりました。何としてでも3分耐えて見せます」
と言ってくれたので
俺は作っておいた閃光球を手渡し使い方を教えると、俺達は女性を救出するべく行動をはじめた
……To be continued →