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最終章・完全終幕(-_-)zzz

超難産でした(言い訳)


本日は2話連続投稿となってます

ほんと申し訳ありませんm(*_ _)m

「そ〜ら〜を自由にと〜びたいなぁ〜」

そんな懐かしのあの青狸アニメの歌を適当に口ずさみながらふらふらとスリイアの王都に向けて飛んでいった俺

適当に飛んでいてもかなりの速度が出ていると思われる俺はほんの数十分でスリイアの王都へと辿り着く

そしてまだ戦後処理やその他もろもろで忙しく動き回っている場所へと降り立った俺を出迎えたのは……万來の拍手喝采、そして感謝の声であった

流石の声量に少し威圧される俺

アナザーをたった1人で抑えていた俺の存在は3種族の連合軍全体に知られているわけではないが、多分知っていた奴がどんどん拡散していったのだろう

ほとんど絡みの無かった帝国でも姫様の恋人兼国の救世主とかいうわけのわからない呼び名で知れ渡っていたほどだ

どうせここでも様々な呼び名があるのだろう

そう思い耳をすまして見れば予想通りに様々な呼び名で俺を呼ぶことが聞こえてくる


「彼がこの世界の救済主だ!」


「英雄様万歳!」


「まるで神様みたいな御方だ!」

等々完全に崇める対象であるかのように呼んでいるやつが大体8割

ちなみに俺は英雄じゃなくて英雄は別にいるからね

まぁここら辺は特に問題ない

だが残りの2割ほどの奴らは……〆たくなる

なんせ


「あいつが魔神か!」


「そうだ理不尽の塊だ!」


「やっぱりあいつの方が邪神に相応しかったのか!」


「姫様の想い人のくせにハーレム作ろうとしてるクズ野郎って聞いたぞ!」


「それにゼラス様のご息女を1番愛しているらしい。彼はロリコンだ!」


「それにあの銀髪や黒髪の女性に〇〇〇や✕✕✕を強要しているらしいぞ!」


「この女の敵!」


「鬼!」


「悪魔!」

とかとか言っているアホども

お前らいっぺん三途の川見せたろか?マジで

しかもこんな事言っている奴らが大声で叫ぶから次第にどんどんどんどんデマが進化をして尾ひれを付けまくって広まっていく

そうして周りがざわめきを生み出している中

いい加減鬱陶しいので俺はゼラスやフロリアの元へと歩みをすすめる

ゼラスやガロ、それにフロリアやセリア達はどうやら1箇所に集まっているらしく場所は王都のすぐ側の大きめのテント擬の中

収まらないざわめきを他所に俺はテントをあけて中に入ると


「ロア〜、お疲れ様なの!」

とか言ってリーニャが俺の腹部に突撃をかましてきた

まぁいつも通りの行動なので俺はリーニャを回転させて肩車の体勢へと持ちかえる

それを見て怖い顔をしているアホが1人いるがとりあえず無視して俺は次に飛びかかってきたカルナを丁寧に受け止める

こいつには今回この場でフロリアを守るといった重要ではあるがカルナ的には不完全燃焼である役目を任せてしまったので後でたっぷりと遊んでやろうとおもっている

まぁそんなことはおいといて俺はこの場にいる全員に話しかける


「とりあえず他の戦場も含めてだいたいの後処理は終わったよ。ついでに怪我人の治療とか残っている魔獣達の駆逐とか。それに俺とアナザーのせいで発生した異常気象の沈静化と地形の修復も終わってる。あとはここでの戦後処理の作業くらいかな」

そう俺が言うと


「お疲れ様でした呂阿。それでですが此度の戦い、無事に終了ということでよろしいですか?まぁ呂阿がここにいる時点で結果は分かっているようなものですが一応確認です」

とフロリアが聞いてくる

ちなみにこの場に俺が現れたことで驚いた様子を見せたのはゼロ

どうせセリア達から大まかな話を聞いていると思いもう一度説明するの?的なことを俺は思ったが、まぁ今回ばかりはいいかと思い軽く情報を伝える


「とりあえず今回の戦いは………俺達の勝ちだ。まぁ途中危ないところもあったけど俺も何とかアナザーに勝てたよ。それにセリアやフロリア達もしっかりと自分達の役目を果たしてくれたおかげで俺の負担もそんなに大きくはなくて比較的犠牲者も少ないしね。それもこれも大きな問題なく3種族が協力出来たからかんな。まっ、俺としては無事勝ててホッとしてるよ」

そう言いながら疲れをアピールする俺であるが当然の事のようにアナザーが手元にいることなんて伝えるわけがない

まぁこの件に関してはセリア・クロア・リーニャぐらいにしか多分話さないと思う

めんどくさい……からではないよ


とりあえずそんなことはおいといて俺はここにいるメンバーにして欲しいことを伝えていく


「急で悪いんだけどみんなにやって欲しいことがあるんだけどいいかな?」

そう前置きして全員から承諾の意を受け取ると矢継ぎ早に言葉を紡いでいく


「まずはフロリアとゼラスとガロ。3人はそれぞれの国で終戦報告と避難の解除、それに各国の被害を確認したうえで復興作業に移って欲しい。流石にそれまで全部俺がやっちゃうとやり過ぎだって女神達から怒られるからね」


「それで次に希暗。お前は桜前と白月と一緒にクラスメイト達がアホなことしでかさないように見張り兼復興作業の手伝いだね。あとお前達には先に伝えておくけど元の世界にはちゃんと帰れる、てか俺が帰る方法を既に確保している。だから安心して残りの期間を過ごしてくれていいよ」

そう言われてフロリア・ガロ・ゼラスは俺の言葉に対して頷くとそのままガロとゼラスはテント擬から出てすぐさま魔法陣を使い、それぞれの国の戦士達を引き連れて転移していった

余程早く終戦の報告をしたかったのだろう

あとは上手く元の状況、強いていうならば3種族の対立がなくなった平和な世界へとなっていってくれることを信じて2人を見送る

一方、フロリアとリアは俺に


「では私達はこれで失礼しますね。また何かあれば呂阿に念話で連絡すると思います」


「此度の戦い、誠にお疲れ様でしたロア様。そしてこの世界を救っていただきありがとうございます」

とそれぞれ一言ずつ言うとテント擬をあとにする


そしてテント擬の中に乗ったのはセリア・クロア・リーニャ・希暗・俺・カルナの5人と1匹

希暗は先程から


「やっと、帰れる………んだね」

とかなんか呟いていたのでその場に放置

多分希暗の事だしちゃんと役割を果たしてくれるであろう

そんなわけで希暗を放置して俺はセリア達に


「それじゃ俺達は久々にのんびりと休もうか。とりあえず各国の状況が安定するまでは休暇を取るつもりだから」

そう伝えると3人と1匹を連れて俺は転移テレポートを使用する


そしてその後祝勝会の連絡が届くまでの1ヶ月間

俺はセリア達と遊び戯れ巫山戯といった楽しみをメインとした事柄だけで時間を費やしのんびりと過ごすのであった







……To be continued

[注]この話は8月3日の分です

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