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最終章・シフトチェンジ!( ・ㅂ・)و ̑̑

《side スリイア》



セリアとクロアがスリイアにおける戦場に到着したのをしきりに段々とイグノアにて戦っていた精鋭部隊の人々も魔法陣を使用して援軍として到着しつつある

それを見てフロリアは作戦通りに指示を出しつつ状況把握

そしてアログアでの戦いが終わり援軍としてアログアにて戦っていた人々が駆けつけてくれるまでの動きを考え、それをまとめた後に次々と指示を出していく


「イグノアから来てくださった皆さんは遊撃として自由に魔獣達との戦闘をお願い致します」


「今までにスリイアで戦っていた皆さんは行動パターンを変更、耐久するだけではなくカウンター攻撃も混ぜつつ対応してください」


「今まで攻撃部隊として活躍してくれていた異世界人の方々は一時撤退、このあと総攻撃を仕掛けられるタイミングになるまで休憩し体勢を整えておいてください」


「後方支援の方々は怪我人のうちに治療を施せば再び戦える人々にはすぐさま治療を、重傷の方々は魔法陣にて他の場所へ避難させてください。時期にこの場所も安全ではなくなりますので」

そんな感じで勇ましく指示を飛ばすフロリア

やはり王女としてのカリスマ性は高いようで誰もがすぐさま指示に従って行動をとりはじめる

そしてフロリアは遊撃部隊として働いてくれる人々にあるものを支給していく


「これはこちらの体勢を建て直す際に使用する分です。遠慮なく魔獣達に使用してください」

そう言いながら遊撃部隊の人々に手渡されていくのは例の呂阿が作った魔道具

別名・上級魔法ぽいぽい(連合軍一同命名)

フロリアが遊撃部隊に手渡したのは呂阿から最初に渡されていた数のうちおよそ3割

まだほとんど使用していないのは作戦のうえ

これをここで使用することで体勢を建て直しつつ、これまでとは異なる陣形を築き上げる算段だ


そしてスムーズに魔道具を配布され戦場へと突撃する準備が出来た人々を導くのはラハット

今までも戦線の最先端でひたすら魔獣相手に無双していたのだがこれからもまだまだ働き続けるようだ

何にせよラハットの愛国心と王家に対する忠誠心がすごいことが伺える

そんなラハットの


「行くぞ皆の者!俺達の力で魔獣共を蹴散らして見せるぞ!」

という掛け声のもと新たに再編された遊撃部隊は戦場へと参入していく

そんな呂阿から貰った魔道具を使いまくり遊撃部隊の通った場所の近くの魔獣達が軒並み掃討されていっている様子は今までひたすら耐久していた3種族の連合軍の人々に勇気を与える


「あの人達に負けるな!俺達だってこの国を救ってみせるんだ!」

そう誰かが言ったのを境に耐久戦を繰り広げていた人々が口々に声をあげ、3種族の連合軍全体の士気は高まっていく

そうしてフロリア指揮の元、スリイアにおける戦いは第2局面へと移行していった
















《side セリア&クロア》



そしてそんな士気の高まる戦場より少し離れ更なる強化をとげた六首邪覇龍ヘキサループスフォートドラゴンと対面するのはイグノアにて素早く冥腐三首子犬サーラティルケルパピーを討伐したセリアとクロアの2人

一応イグノアにおける戦闘終了後に休憩し、各回復薬もとい呂阿作のチートドリンク類によって体力と魔力をほぼ全快させている2人は多少の疲労感があるとはいえまだまだ戦える状態

ついでに言うならそれぞれが再び秘技を使用することが出来るコンディションは整えてある

それでもってセリアとクロアはリーニャと希暗、もしくは呂阿が来るまで最低でも六首邪覇龍ヘキサループスフォートドラゴンの足止めまたは撃退出来たらいいかな的な作戦である

しかも2人には呂阿から


「多分俺はそっちの手伝いに行くことは出来ないと思う。だからそっちのことは頼んだぞ、2人のこと信用してるからな」

と言われており今も尚やる気十分


そんな2人は今六首邪覇龍ヘキサループスフォートドラゴンと対面している

禍々しい雰囲気を醸し出している六首邪覇龍ヘキサループスフォートドラゴンは自身を目の前にしても全くに怯む様子もなく戦闘体勢にはいってる2人を見て再び戦闘を開始するべく魔力を全身に循環させ始める

そんな六首邪覇龍ヘキサループスフォートドラゴンを目の前にしている2人も身体を伸ばしつつ魔力を身体に循環させ身体強化をする

今このタイミングでは2人とも秘技を使うつもりは無い

使うとするならリーニャと希暗が来てから

いま使っても目の前の六首邪覇龍ヘキサループスフォートドラゴンを秘技を使っても打ち勝てないのは分かっているので今はこいつは足止めすることしか考えないことに決めた2人


「私がとりあえず速度で相手を撹乱します。その間にクロアは相手を削ることだけ考えてください」


「了解です。では私は一撃離脱スタイルで行きます。時々は私が全面に出るのでその間に調整を整えてください」


「了解です。では行きますね」

そう2人は短く言葉を交わし一瞬でその場から姿を消す

そしてセリアは一瞬にして六首邪覇龍ヘキサループスフォートドラゴンの目の前に姿を現すとすぐさま攻撃を加えはじめる

そんなセリアを撃退するべく六首邪覇龍ヘキサループスフォートドラゴンは多数の魔法を撒き散らす

だがそんなばら撒かれる魔法は何一つとしてセリアには当たらない

周りすべてを消滅させるような超大規模魔法でも使われるか光速の魔法でも使われない限り普通の魔法なんかでは到底今のセリアには当たらない

そんなセリアは六首邪覇龍ヘキサループスフォートドラゴンに少しだけではあるが攻撃を加えることで六首邪覇龍ヘキサループスフォートドラゴンの魔力残量を減らしていく

そしてそんなセリアに六首邪覇龍ヘキサループスフォートドラゴンが気に取られているスキをついてクロアがセリアの一撃の何倍もの攻撃を加えていく


そうしてセリアとクロア

2人はこの場にて全ての戦力が揃うまでのあいだただひたすら目の前の敵を足止めすることに徹するのであった







……To be continued

[注]これは7月26日の分です

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