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最終章・はじまる超次元バトル

スリイアの王城で激突……することなく4つの国の国境の境目に存在する平野に転移テレポートした俺とアナザー

さしものアナザーのこれから久々の破壊活動、もとい戦闘を行うことが出来るとばかりに張り切っていたのにいきなり水をさされた感じになり少し戸惑い顔

でもしてんのかなぁって思ってアナザーの表情を見てみるとどうやら予想とは異なり少し怒っておられる様子だった


「えっ?なんで怒ってんの?まさか俺の魔法によって強制転移テレポートさせられたことに怒っているとかないよな。それで怒るくらいの奴なら笑えるわ〜」

と思っていると


「いちいち腹立たしい奴じゃな!これは我の本気を持ってして貴様を破壊し尽くすしかないようじゃ」

とさらにお怒りが増したご様子

どうやら心の中で思っていたはずのことを口に出してしまっていたらしい

そして先程までとはうって変わり怒りを顕にしつつも纏うオーラみたいなものを増大させるアナザー


((ノ∀`)アチャー、どうやらしょっぱなから本気での闘いになりそうだなぁ。徐々にペースアップしていくつもりだったのに………だるい。でも今回は全く恐怖心が湧いてこないな。つまり適当にやってきたけど俺も強化されてるってことかな)

なんて考えつつも俺自身も全力をいつでも出せるように準備をはじめる

一応この場所はずっと遠くまで開けた平原であり俺のアナザーが全力で戦闘をしたとしても被害を受けるのは多少の魔獣達である

特に問題は無い

アナザーの気まぐれでこの場所から移動されてしまうと大変めんどくさいことになるのだけれども多分今回は俺を倒すまで俺の目の前から移動することは無いだろう

もし移動したならばすぐさま追いかけて逃げたことを煽りに煽ってやれば多分食いつくはず


そんなことを考えながら俺は全身を魔力で強化しつつもついこの前手に入れた技術である鬼刃と鬼気を発動し使用する

ちなみにこの鬼刃と鬼気

吸血鬼特有の技術であり自身の血を媒介として発動する

なのでこの技を発動中は体内にある血が鬼刃や鬼気の使用量によってどんどん消費されていくのだ

なので血を大量に保有・貯蓄することが可能である吸血鬼にしか使用することが出来ずに、吸血鬼特有の秘技として代々伝わってきたわけだ

だけど!

無尽蔵に湧き出る魔力と自動修復機能を持つ俺の肉体だと普通に使用出来てしまった

てなわけで初実戦投入である


「よし、それじゃあやろうかなっと!」

そんな掛け声と共にまずは俺からアナザーへと攻撃をしかける

先に仕掛けたモン勝ち

そんな考えの下、お互いに戦力が未知数の場合は先に攻めておくといいと勝手に俺はそう信じているので先に凸る

あとは単純に最初から全力のアナザーの攻撃を捌ききることができるか分からないからって理由もあったり


そうして鬼刃を発動させながらアナザーに殴り掛かるとアナザーもそれに応戦するかの如く鬼刃を発動し俺の攻撃を受け止める

そして俺の攻撃を軽くいなしつつも


「よもや吸血鬼特有の秘技である鬼刃ですら使いこなすことができるとはな。これはなかなか楽しませてくれそうじゃわい」

とか笑顔で言うもんだから一応攻撃を仕掛けている身としてはたまったもんじゃない

やっぱりこいつは戦闘狂だな

とか思いつつも


「これからどんどん面白いもん見せてやるよ」

とか減らず口を言うくらいの余裕は俺にもある

そしてそのままだんだんとヒートアップしていく俺とアナザーとの近接戦闘

お互いの鬼刃を発動させての徒手格闘ではお互いに1歩も引かない戦いを繰り広げていることで、お互いへのダメージはほぼゼロ

どちらも防御用として鬼気を2人ともが発動させてはいるのだけど、お互いにお互いへの直接攻撃が全く決まらないので今はあんま役にたってない様子


そんな決め手にかける近接戦闘を繰り返し続けていると不意にアナザーが話しかけてくる


「そう言えば貴様は我の力の1部とあの愚姉共の力の1部をうけとっているそうだな?」

周りから見ればもう何が起きているかすらほとんど分からないような高次元な戦いを繰り広げている最中もアナザーはまだ余裕なご様子

だがそんなアナザーの問いに


「そうらしいな、詳しくは知らん」

と答えることが出来てる俺もまたまだまだ余裕

すると俺の返答を聞いたアナザーは


「ふむ……なるほどな。これはいい事を聞いた、確実にお前を壊せる方法が分かったからな」

とか言い出してニヤニヤしてる


(ん?いったいどうゆう事だ?全く話が見えてこないんだけど……。まぁいっか、結局俺がこいつを倒しさえすればいいからな)

そう俺は考えるもアナザーの言葉によって僅かな不安が心の中に生まれる

だが俺はそんな不安感を心の片隅に追いやると


「そんなことを言っても俺が先にお前を倒せばいいだけだ」

と言うと、一旦距離を取り


「もうウォーミングアップは終わりでいいだろ?そろそろ本気で戦おうぜ」

というと毎度お馴染みの剣・魔剣ディアボロを右手に、神剣ネストを左手に召喚して構える

するとアナザーも俺に付き合うかのように


「ふん、どんな減らず口を言おうとも貴様は我によって破壊される運命にあるのよ」

と言いながら手に1本の大剣を召喚する

その大剣は見ただけで普通の人ならば身動きが取れなくなるほどの負のオーラを纏い圧倒的な存在感をもつ


「この剣の名前はガルマハラ、貴様の左手に持つ剣と対になる存在とでも言っておこうか。ついでに言っておくがその右手に持つ剣程度ではこの剣の相手にはならんぞ?」

そう言うとアナザーはガルマハラを両手に持ち構える

そんなアナザーの言葉を聞いた俺は確かに魔剣ディアボロでは本気でのガルマハラの攻撃を受けることは出来ないと理解する

だが別に受け太刀は神剣ネストですればいいだけの話

魔剣ディアボロは単純にその能力を活かして攻撃用に特化させればいいだけだ

そうして俺とアナザーは互いに得物を手に持ち構える


そして俺vsアナザーの第1ラウンド

聖なる神剣と魔なる邪神剣を用いた戦いの火蓋が切って落とされた

オマケに魔剣ディアボロもあるよ!







……To be continued

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