最終章・世界中を巡る旅(日記風)パート⑶
明日からラストスパートに入ります!(✽Дຶ✽)
再び探索に出発☆15日目
結果報告………成果無し
今日はイグノアの周辺地域から場所を変えアログアの探索をしてみた
場所を移した理由としては単純に俺の移動速度をもってしてもたったの1ヶ月弱程度では世界中を巡るなんて到底不可能なのでとりあえず各国の領域内を全て探索してみることにしたから
2日あれば1つの国はだいたい探索し終えることが出来るので多分ギリギリ間に合うと思う
ちなみに今回もカルナが一緒にいる
バスターから連れてくる際にセリア達から自分達も連れて行って欲しいという視線を受けまくったが心を鬼にしてやむやむカルナだけを連れてきた
本当はカルナも置いてこようと思ったけど今の実力ままじゃまだ足りないからね
け、決して寂しかったなんて理由じゃないからね
そんなわけで今日も一日元気よくアログアの国内を走り回ったわけだけど何ら成果なし
とりあえず決戦の際に攻めてくる魔獣の大群の中にいそうな魔獣達は分析・解析なんかして各国や冒険者ギルドに情報を伝えておいた
本日は岩山の麓でバスター4号にて就寝
知らないことはまだまだある☆16日目
結果報告………微妙に有
今日も引き続きアログア国内を探索
そして探索中に不可思議な場所を発見
何が不可思議かと言うと湿度があったり朝早くというわけでもないのにある一定の場所にずっと濃い霧が存在していた
鑑定してみても特段何がわかるわけでもなく触ってみても別段普通の霧となんら変わらない
とりあえず不思議に思ったので探索してみた
その結果
発見したのは……なんと吸血鬼の一族
ずっと昔に滅びたとされているはずの吸血種類の魔獣達がこんなところにいるとは思わなかった
ちなみに吸血鬼と呼ばれる魔獣は吸血種類の魔獣達の中で高位的な存在にあり、誰もが人語を理解し会話することが出来る
ただし性格は基本的には好戦的であり3種族なんかを襲い血を吸うのなんて日常茶飯事
それにより吸血鬼達には高額の賞金がかけられた結果、狩り尽くされたとされてたはず
ついでに言っとくと邪神の従魔であった不滅真祖は吸血鬼達の中でも最高位の魔獣だったりするらしい(女神談)
そんなわけでごく普通に吸血鬼達の隠れ里に侵入
もちろん即襲撃&即撃退
襲ってくる吸血鬼達をちぎっては投げちぎっては投げを繰り返していると長らしい吸血鬼が来てとりあえず話をすることに
詳しく事情を話してみると3種族に対して協力することもしなければ敵対することもないとの事
一応3種族の中では滅んだことになっている吸血鬼達も世界中で見てみればまだまだいるそう
だけど数自体は減っているので静かに暮らしたいらしい
それでこの集落のことを内密にする代わりにといってはなんだけど鬼刃と鬼気について教えてもらった
普通なら吸血鬼以外に使えるはずがないんだけど何故か俺は使えてしまったのでありがたく習得
俺が強くなれたので成果は有りだと認定
そのあと吸血鬼達の里にて宴会をやってから寝た
今日は楽チン☆17日目
結果報告………成果無し
今日はジァルゼの国内を探索
そしてついに俺が乗っても問題ないほどの大きさになったカルナの背に乗って走り回ってみた
感想………最高だね!
なんせ俺が疲れない
それに新幹線並みに早いカルナの背中で昼寝をすると風が心地いい
そんなわけで今日は俺はだらだらとしてました
まぁ色んな村なんか見て回って新しい食材や情報の伝達なんかが出来たからよしとする
今日も今日とてバスター4号にて就寝
楽を覚えると抜け出せない☆18日目
結果報告………成果無し
今日もジァルゼ国内を探索
途中でイグノアとアログアの国境にあるみたいな樹海を発見したので探索
するとビンゴ
見つけたのは亜人種の一つであるセイレーン達
樹海の中心部分にあった湖の中を住処としているようで話を聞いてみると水陸どちらでも生活することが出来るが、水中の方が力を発揮でき身を守ることが出来るため水中にて暮らしているらしい
そんなわけで事情を説明してみたところ………駄目だった
理由はエルフとドワーフ同様
どうやらここら辺でも魔獣達と縄張り争いが激しいらしく戦力を減らすことが出来ないらしい
まぁ流石に自分達のことを後回しにしてまで3種族の手助けなんてしてくれないよね
それにそもそも亜人種達はどれもほかの種族との関わりを極力しない傾向にあるらしいし
とまぁそんな理由で今日も進展なし
そのあと何故かおもてなしをしてくれたのでセイレーン自慢の料理なんかを楽しんでから俺はその場を離れた
ちなみに移動は全てカルナの背中の上でしたとさ
結構つらたん_(:3 」∠)_☆19日目
結果報告………駄目駄目
今日はスリイア国内を探索………してみたんだけどとんでもない事実が発覚
それはもう邪神が復活するまでに数日もあるかないか分からないってタイミングなのにまだ避難していない集落や村があったこと
一応見て見て回ってみた感じだと情報は伝わっているにも関わらず信じることなく避難しないらしい
………呆れてなんも言えない
もうこうなると救いようがないしね
とりあえず魔獣達に襲われることがないことを神に祈るしかない
あっ、そういや俺はもうすぐ神になるんだった(´∀`)
てなわけでテンションがダダ下がりのままカルナの背に乗ってひたすら走り回っていると気づけば今日という1日が終わってましたとさ
旅の終わり☆20日目
結果報告………成果無し
最終報告………まぁまぁな戦果
ついにスリイアの王城に張り巡らせてある俺の結界に反応があった
どうやらアナザーの復活の時が近いらしい
てなわけで今日は探索半ばにてバスターに帰還
帰還してすぐさまそろそろアナザーが復活するという趣旨の話を全員に伝え、同時にいつでも戦闘を開始することができるように準備を整えておくように伝えた
俺はそのあとすぐさま各国の代表者達に報告
一応会議で決められた通りの戦力の配置、王都や帝都に住む人々の周辺都市への避難、そして戦力を分配しきれないであろう小さな集落や村の人々の各都市への避難はあらかた終わっているらしい
やれば出来るじゃないか!(´º∀º`)
てなわけでいつでも戦闘開始が出来るように準備を進めてくれと頼み俺は俺で準備を開始する
そんなことをしていると気づけば日付が変わっていた
ついに最終決戦がはじまる………と思う
……To be continued