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最終章・さぁやったるで( ・ㅂ・)و ̑̑

ガロとゼラスがそれぞれに連行されて静かになった広間で俺は寝転びながら1人考え事をしている

もちろんそれはこれからの予定について

なんせ僅かとはいえアナザーが復活するまでの期間を伸ばすことが出来たのだ

以前たてていた予定を少し変更していく感じで俺自身の残り1ヶ月での行動を考えてみる

まずこれからすぐにスリイアの体制を立て直すために1週間程はフロリア達に協力しつつ、セリア・リーニャ・希暗の3人が女神から授かった魔法などを中心に俺がいなくても訓練が引き続き行えるような下積みは終わらせておかないといけない

分身体を置いていってもいいのだがもはやあの4人のレベルとなると分身が使える程度の魔法では参考にも訓練にもなりゃしないのでさほど意味無いのだ

それに分身は戦闘は行えるがそれ以外のスキル使用は皆無

よって専属シェフにすらなりゃしない

よって分身にさく魔力があるぐらいなら魔道具への魔力充填にあてる


そんでそれが終わればあとは俺の単独行動

この世界を廻って戦力の補強が出来ないか色々と試してみるつもりだ

例えるならエルフ・ドワーフなどの3種族とは別の種族達への協力依頼

クロアのような人語を理解でき俺達に協力してくれそうな高位の魔獣を探したりするのも目的の一つ

女神達の話に聞くところこの世界には伝説級とされる魔獣が数体おり、そいつらのうちの一体でも協力を得ることが出来たらかなり邪神達との戦闘においての戦力となるとのことだ

ちなみに現時点でのセリア・クロア・希暗より強い個体は3体おり、俺は居場所は全く知らないけどそいつらに会うことを目標としてる

ちなみに邪神達の従魔に操ることが出来るのは高位の魔法によって統率されていない魔獣達や邪神によって直接生み出された魔獣達だけであるので、今回俺が協力を願いにいく魔獣達は操られる心配はないそうだ

この目的が上手くいけばもはや邪神達との決戦は完全に俺とアナザーとの試合次第という展開になるだろう

ちなみに現在俺は神への進化の壁にぶち当たってます……(・ω・`(・ω・`(・ω・`)

女神達に聞いても前例がないからどうすりゃいいのかな分からないそうだ

こればっかりはなるようになるしかないと思ってる


そんで追加であとはちょこちょこと3種族の連合軍のために魔道具を準備したり質のいい武器を作るために鉱石類や魔獣の素材なんかを各国の職人さん達に渡したりする予定

女神達曰く俺が作った武器や魔道具を他の人々に渡すのはダメだがその素材となる鉱石類なんかはユニークスキルで作り出したものを渡すのはおkらしい

ちなみに魔獣の素材の方は空間収納アイテムボックスの奥底に大量に眠ってあるのでそれを渡せばかなりの量はまかなえるだろう

それに旅先で手に入れた物も順々に送り届ける予定なので多分足りるはず

まさかいらないと思いつつもついついコレクター魂で色々と集めまくっていたものがここで役に立つとは思わなかったね( ・´ー・`)

余談だがこのあと素材を各国の職人に渡した際にどうやってこんなに綺麗に魔獣を倒せたのか?やらどこでこんな量のこの魔獣と出会えたのか?やら色々と質問されまくったりしたりする


そんなことなんかを色々と考えていると俺はふとこの部屋に近づく反応を3つ感知する

扉の方へま目を向けると扉を開け中へと入ってきたのはフロリア・リア・ノーラの3人

どうやらこの家特性の温泉に入ったあとらしく会議の時の服装とは異なりリア以外は軽装だ

ちなみにリアはいつも通りの戦闘用メイド服である


(あの親馬鹿2人のあとはこの3人か……なんの話しだろうかなぁ)

そう思いつつ俺はソファをもうひとつ出すとそこに座るように3人を促す

そして3人がソファに座るとそれぞれに自家製ふるーつおれを渡しながら


「それでこんな時間に何の用だ?」

と聞いてみる

するとフロリアがまず口を開いた


「まずはじめに今日のお父様の行動についての謝罪をお父様に代わってしにきました」

とか言うとフロリアは1度立ち上がり俺に向かって頭を下げる

もちろんリアも同様にだ

そんな2人に


「気にしなくていいよ。全部フロリアの父親が悪いってわけじゃないから。理由は分かるよね?」

と言い頭を上げるように頼むと2人は再びソファに腰を下ろすとフロリアが再び口を開く


「予測ですが……あのラハットから出ていた黒い煙が関係しているのでしょうか?」

そういうフロリアの表情は暗い

大方自分も影響を受けているとでも思っているのだろうかフロリア同様にリアも表情が少し暗い

まぁそれも杞憂なんだしついでに教えておこう


「まぁ概ねあの煙のせいってことであってるよ。あれはアナザーが人をじわじわと精神汚染していた印みたいなもんだし。多分王城に住んでいた人全員が少なからず影響を受けているかな。あっ、だけど2人には影響は一切ないよ。俺が渡した魔道具がそういった類から身を守ってるはずだかんね」

そう言いながら俺は手に持つふるーつおれを飲み干す

うん、上手い!

こりゃ大量生産待ったナシだね

なんて俺が全く話に関係ないことを考えていたりするけど目の前の2人は俺の言葉を聞いて驚いたあとホッとしたようで胸をなでおろしている

フロリアなんて俺の渡した腕輪を大事そうに撫でてるし

そんなフロリアを羨ましそうにノーラが眺めてるし

てかノーラさんや

お主は何をしに来たのじゃね?

そんな疑問を視線でぶつけてみるとノーラは俺が見てるのが分かったのか


「べ、別に羨ましいなんて思っていませんわ!」

なんて言い出す

普段ならツンデレありがとうって言いたいところだけど話が完全にそれるのでノーラに直接訪ねてみる


「んでノーラは結局何しに来たの?」

俺がそういうとノーラは自分の勘違いに気づいたのか顔を赤らめ下を向いたまま


「わたくしはその……お礼を…」

とぼそぼそ呟いている

そんなノーラをからかうような笑みを浮かべたフロリアが何かノーラに耳打ちをする

すると


「ち、違いますわ!わたくしは別に……」

と一瞬大声になってからそのあとは尻すぼみになっていくノーラ

それを見てたいそう嬉しそうなフロリアと2人を微笑ましく見つめるリア

そんな3人をみて俺は思う


(百合百合するならお部屋でどうぞ)

とか口が裂けても言えない

結局そのあと何をしに来たのか分からないノーラとフロリア・リアと軽く雑談をしてから3人は睡眠をとるべく部屋へと戻っていった



3人がいなくなり再び1人になった俺

思い出すのは会議の後や食事の時、そしてさっきまでの情景


(何の因果か分からないけどここが頑張り時みたいだなぁ。こんなの俺の性分じゃないけど、今回だけは何としてでも勝ってみせますかね)

そう心に誓い俺も眠りにつくのであった









……To be continued

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