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最終章・親馬鹿再び!

急いで食事をクロア達の分も作り渡してきた俺は再びみんながいる食卓の場所へと戻ってくる

見てみると各々に雑談をしながらのんびりと残った料理をつまんだり俺の準備したデザート・あいすくりーむを食べていたりする

すると俺がこの部屋に戻ってきたのに気づいたのかフロリアが俺に質問してくる


「こちらの食べ物はなんというのですか?私達の国の果汁を凍らせた夏場などに食後に食べる物によく似ておりますが」

そういいながらフロリアは手に持つあいすくりーむを1口食べて


「うーん、ほのかに牛乳や羊乳のような味もしますがやはり何の食材を使っているのか分かりませんね……」

と呟いている

まぁそうだろう

なんせこの国にバニラやミルク味のあいすくりーむなるものは存在しないのだから

てかバニラエッセンスないしね

ちなみに今回のあいすくりーむは魔法で元の世界のバニラ味なるものを再現した奴

どんどん出来ないことがなくなるね!ってニッコリ笑顔で誰かさんに言われそうだが実際にそれなりのことが出来るようになっていってしまっているので何一つ否定出来ないのが辛いところ

あとは俺が何の神様になるかによって方向性が変わってくるだけかな


ちなみにシシリアは名前の通り知恵、すなわち学問や生活に関する技術、またスキルの適切な使用方法や戦術なんかにも長けている

リーリスは戦闘、戦闘に関係するスキルや魔法スキル、その他にも色々あるけど基本的には脳筋傾向(これを以前何気なしに言ったところ地獄を見たのでのでもう二度と言わないと心に決めている)

セクメトは言うまでもなく魔術

魔法だけでなく魔道具なんかにも精通している

まとめると魔力に関することに秀でている感じ

おまけにアナザーは破壊

文字通り破壊

全てを壊すことを得意としてるらしい

ちなみに女神は4姉妹で上からフロリア→リーリス→セクメト→アナザーらしい

こんな驚きの情報をサラッと伝える女神達には結構困らされていたりする


あいすくりーむの話から全く違う話へと変わってしまったけれどあいすくりーむに関しては魔法で作ったとしか言えないのでフロリアには


「秘密♡」

と答えておいたところフロリア・リア・エマ・ミリアから殺意の視線をいただいた

どうやら家でも作りたいから教えろとのことらしい

……どうしよう

仕方ないのでミルク味の方の作り方を教えておいてあとは誤魔化そう

そう決めた俺は適当な事をつらつらと述べて何とか4人を納得させる

その際に牛乳や羊乳を凍らせるとこんな風にならないって言われたんだけど………俺詳しいあいすくりーむの作り方なんて知りませんがな

てことでゆっくり凍らせばいいなんて適当な事を教えてから素早く部屋を撤退することにした

このあとしばらくしてから実際に試した4人から話が違う!っと責められたのは言うまでもない



そして俺が食卓のある部屋をあとにして会議を行った広間でのんびりとしていると近づいてくる反応が2つ

その反応の主は俺の近くまでくると


「少し男だけで話がしたいがいいか?」

と声をかけてきた

振り向くとそこにいるのはゼラスとガロ

その手には俺が渡しておいた酒が握られている

そんな2人に


「いいよ、それじゃこの部屋を改造しますかね」

と言うとこの部屋を少し狭くして円卓も小さくして座る場所を3つに減らす

そんな俺の所業をみてゼラスは


「本当に規格外だなお前は……」

とため息混じりに言い、ガロはガロで


「本当に貴様人間か?」

とか言っている

そんな2人に


「もう俺が何しても諦めて驚くのをやめるんだな。それと俺はまだ人間だ」

と言いながら2人に座ることを促す

そして2人が席についたのを確認してから


「それでなんか大切な話でもあるのか?」

と聞いてみる

実質他のメンバーは先程の食卓からそれぞれに指定して教えてある寝室に移っているのが確認出来ているのでこの部屋の近くには誰もいない

2人もそれを知った上でここに来てるんだろう

ちょっと真剣な雰囲気がこの部屋を包む中ガロが口を開く


「では真面目な質問をするぞ」

そう言われた俺はどんなことだろうかなぁ、なんて思いつつもガロの真剣な表情につられて真剣な表情になりつつ


「いいぞ。答えられるものは何でもと答える」

と返答する

そしてガロの口から出てきた言葉は予想を遥かに上回るものであった


「娘とはどこまでいったのだ?」

それを聞いた俺の反応


「はぁ?(´・д・`)」

と大きな声で言ってしまうのも無理ないよね

あまりにも雰囲気ににつかわないガロの言葉に俺は


「真剣な表情すると思ったらそんな事かよ!」

とツッコミを入れてしまう

するとガロは


「そんな事とはなんだ!そんな事とは!こっちは真剣に聞いているんだぞ!」

と逆切れ気味

そんなガロに同調するかのようにゼラスも


「娘を持つ父親として同じ立場としてよく共感できる!なんせ娘がどこぞの馬の骨とも知れぬ奴と一緒にいるかと思うと今すぐにブチ〇〇したくなるからな!それに知っている奴にしてもどこまでいったかは気になる!」

と力拳を作りながら熱く語る阿呆ゼラス

そんなゼラスの言葉に頷いているガロ


(こいつらめんどくせぇ(´ε`;))

そう思いつつも俺は2人の言葉に答える


「セリアには何も手出ししてないよ、状況が状況だしな」

そう俺が言うと何故かガロがヒートアップする


「なんだと!?娘だと不満があるとでも言うのか!?」

とか言ってくる

そんなガロに俺も声を少し大きくしながら答える


「状況が状況だからだよ!平和ならいつでも手を出してら!」

とか言ってみると言ってみたで


「そんな事は認めん!そんな事していいのは俺と決闘して俺を倒してからだ!」

とか言う始末

すると何故かゼラスが


「セリアちゃんに手を出してないとなると………まさかリーニャなのか!?貴様!リーニャに手を出しているのか!?」

とか言い始める

もうこいつら絶対酔ってんだろ

そんな2人の言葉に


「なら今すぐにでも倒してやんよ!それでもって魔王アホは常識を考えろ、子供に手を出す分けないだろが!」

とか言ってみると


「よし!それなば決闘だ!」

とかガロはいい


「なんだと!それはうちのリーニャに魅力が無いって言っているんだな!野郎、ブチのめしてやる」

とかゼラスが言う

どんどんヒートアップしていく酔っ払い2人と俺


だがこの時俺は油断していた

この部屋に近づく反応が2つあることに


「少しうるさいからと思えば貴方………何をしているのですか?」


「貴方もですよゼラス。昼間の私のお話がちゃんと頭に入っていないようですね?」

そんな底冷えする声がこの部屋に響く

もちろんこの主はエマとミリア

そんな2人の声を聞きハッと我に返るアホ2人

そしてギギギっと音が鳴ってそうな感じで後に首を回してそれぞれが


「いや、これはだな………」


「まってくれ!これには理由が!」

とか言って言い訳しようとするが


「「問答無用!」」

と言う2人に首ねっこを掴まれてひこずられていく


そんな4人をみて俺は


(いつの時代も女が強いな、うん!俺もあいつらを怒らせないように気をつけよう)

とか考えながら1人ソファを出して座り込んだ







……To be continued

注・この話は七夕分です

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