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最終章・ひとときの休息(´∀`)

会議を終えてから雑談を楽しんでいる面々をよそにやりたい放題やりまくる俺

といってもどれもこれも邪神達との決戦までにやっておかないといけない事なので仕方なしにやっているのであって決して悪ふざけは……してないよ

それに俺一人ではやれることも限られているし

本当なら戦力の強化のために各国の戦闘員達を軒並み楽しい楽しいキャンプと称した地獄のような戦闘訓練に付き合わせたり、戦闘の補助道具として多いに活躍するであろう俺作の魔道具を各国の魔道具制作職人達と大量生産したりといったこともしたかったりするのだけでと残念ながらある事情により断念

前者は単純にそれをやって各国を回っているとその他の必要事項を果たせなくなるから

後者はこの世界のバランスを崩しかねないので却下と女神達に言われたからである

ただし使い捨ての魔道具かつ俺一人で制作した分に関しては特別に今回の決戦において使用を認めるとのことなので隙を見ては俺はいそいそとある魔道具をひたすら作り続けている

この魔道具があればだいぶ楽になりそうだからね


そんなこんなで1人暗躍を続ける俺がもとの会議を行っていた可動式の家・バスター(俺命名)に戻ってきたのは既に日がくれていた

中ではフロリア達やセリア達はまだ談笑を続けているらしく楽しげな声が聞こえてくる


(たまにはこんな風に気の休まる時間を取っておかないと辛いもんな。今日はこのあとも1日のんびりと過ごしてもらうか。それに俺も少し休みたいでござる)

なんて考えながらも俺はさっき作った厨房にてここにいる全員に振る舞うべく料理をはじめる

ちなみに今回の俺はいつもとはひと味違う

なんせちゃんとした料理を数点作れるように各国の伝統料理や人気な料理のレシピを聞いて回って、それを既に習得し終えているからである!

いったいいつの間にそんなことをしたかと言えばほんのこの前訓練と称して適当に魔法を試していたら分身を作る魔法の性能がアップしていることに気づき、なんと遠隔操作が可能になっていた

前回までは目に見える範囲でしかユニークスキルを使用してでの操作は出来なかったけれども、今はこの世界中なら何処にいても把握できるているし操作も自由自在に出来る

といっても防御力は相変わらず紙装甲であるのでこんな安全な役割以外任せることは出来ないけども

それに時間制限があるしね


とまぁそんな理由で分身を通して様々な料理を学んだ俺は沢山の食材を異空間から取り出す

ついでに言っておくとこの食材達

全部俺の魔法による手作りである

どこで作っているかといえばそりゃもちろん異空間

前にテイムした魔獣が快適に過ごせるようにと思って頑張って作っていた空間のように成長した俺の実力を持ってして頑張って見た結果、異空間の中に大きな菜園と牧場が出来しまったのである( ´ω` )

つまり俺はもうこの歩く家の中で一生のんびりと過ごせるくらいの環境を整えてしまったというわけだ

………まぁ引きこもりなんてしないけどね


そんなこんなで作り上げられた数々の料理

イグノアの伝統料理からアログアで人気の料理

スリイアやジァルゼでごく一般的な料理などなど国際性にとんだ料理達が一応作ってあった食卓へと並べられる

料理スキルのカンスト者がキチンと学んだレシピ通りに作った料理達

不味いわけがなかろう( ・´ー・`)

そう思いながら俺は料理を準備してあることを伝えるために他のみんなを呼んで回る

今ここにいるのはフロリアにノーラにリア、それにセリア1家とリーニャ1家とそれなりの人数がいるけど自由自在なこの家ではなんら問題ない

俺が声をかけてから少しするときちんと人数分準備された食卓へとぞろぞろとみんながやってくる

そして料理を見るなり


「わぁ!とっても美味しそうなの!」

といってリーニャが真っ先に席に向かって走り、何故かアリアの手を引っ張っている

なのでそんな2人につられるように他の面々も席へと向かい順々に座る場所を決めると席につく

ちなみに食卓は長方形であり、よく金持ちの家にありそうなもの

1番上座に俺が座ることをあらかじめ伝えておいたためなのか右隣がセリア、左隣がフロリアとなっている

ちなみにその他の席順は俺から見て右列がセリア→ミリア→アリア→リーニャ→エマ、左列がフロリア→ノーラ→リア→ガロ→ゼラスとなっている

そうしてみんなが席についたのを見計らって俺は


「じゃあ好きに食べていいよ。色々な国の料理を作ってみたしはじめて作ったのも沢山あるから是非感想も欲しいかな」

と言い全員に食事を促した

そうしないともうリーニャが待てない様子だったし

リーニャから席が離れたせいで落ち込んでる馬鹿ゼラスはめんどくさいから放置

あんなのはガロに任せておこう


そうして俺から食事の開始を促された面々はそれぞれ思い思いに料理へと手を伸ばす

やはり最初に口にするのはそれぞれの母国の料理

そんな様子を不味いわけがないと確信していながらも俺がすこーしだけ不安げに見つめていると料理を口にしたみんなが


「とっても美味しい!」

とか


「流石ロア様です」

だとか


「料理すら勝てないなんて………」

とか


「うちのとこの料理人になって欲しいですね」

とか


「なんか女として負けたような気がします」

とか


「呂阿様に弱点はあるのでしょうか?」

とかとか口々に美味しいといった類の言葉を言っている

微妙な発言もあるけどよーするに美味しいってことだよね!

そう考え無事料理が成功したことが分かった俺も今回が初である料理を中心に食べ始める

そんな俺の心の中にはだんだん食事が必要無くなっているのだから今のうちにも食事を楽しんでおかないという気持ちもあったり


そうして大量に準備された料理の皿は次々と空になりどんどんと姿を消していく

そしてどの料理も美味しいと言われていることが料理を作った身としてはとても嬉しい

特にあの普段は仏頂面のガロでさえも少し表情を崩して食事を楽しんでいる様子がみてとれる

まぁガロとゼラスには美味しいかどうかは知らないけど高いお酒も用意してあるので同じ父親という立場同士仲良くして欲しい

そしてあわよくばゼラスの親バカ度合いをもう少しだけでも抑えてくれたら嬉しいかな……なんて

ちなみに他のメンバーには手作りの果汁約100%のジュースなんかを出しており、こちらも料理同様にかなり評判が良かった


そして無事に全員が食事を取り終わり、各自飲み物を手に満足げにしている様子を見ながら俺はふと思った


(あれ?そう言えばクロア達のところに食材って余っていたっけな………これはやばいかも(´^ω^`;))

そう思った俺はすぐさま席を外すことを伝えるとクロア達がいる場所へと転移テレポートをするのであった








……To be continued

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