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最終章・デーモンストレイション♪

とりあえず話し合っておきたいことはとりあえず終わったので会議を終えたのだけどいまいちスッキリしていない様子の面々

俺としては邪神の封印が解けるまでの時間を稼げたし個人的に邪魔者ルーカスを今回の件から退場させることが出来たのでホクホクなのだが(´·ω·`)

と言ってもこれ以上話し合うことは何も無いのでさっさとおかえり願おう

そう思って声をかけようとするとその前にゼラスが俺に対して


「少し頼みたいことがあるんだが聞いてもらっても大丈夫か?」

と言ってきた

特に問題ないので頷いて続きを促す

するとゼラスは真剣な表情になると


「先程はついお前の言ったことが事実だと信じ込んでしまってみっともない姿を見せてしまったが、本当にリーニャがお前の言うほどの実力を持っているかどうかを見せて欲しい。それとついでに他の英雄達の実力も見せてもらえると嬉しい。そんなことは可能であろうか?」

と言ってきた

そんなゼラスの後でエマは溜息をつきながらも私もリーニャの実力を見てみたいですとゼラスを援護するかのように言ってくる

するとこの意見に同意したのか皇帝やガパウロも


「我も英雄達の実力には大層興味がある。貴殿が言っていることに対して信用性がないというわけではないが実際に目にして見たいのも事実。我らからも是非お願い致したい」

と皇帝が言い、それに続けて


「こちらも同意見だ。ガロも自身の娘の成長した姿みたいであろう?」

とガパウロが言うとガロも認めるかのように頷いて肯定を示す

確かにここで全員にみんなの実力を見せておくのもありなのかもしれない

なんせ実際に英雄3人+クロアの実力を目の当たりにしたことがあるのはほんと極小数

といってもその少数も全員分知っているのではなく1部知っている程度なので今回の戦いにおける最高戦力達の実力をきちんと把握している者は俺を除くとアシュロンと女神達しかいないだろう


(まぁリーニャやセリアの実力が気になるというゼラス達やガロの気持ちも分からなくないこともないからな。この際いっそ見せつけておくか、どうせバレたからといって特に問題があるわけじゃないからなぁ。………どうやってあいつらの実力見せるとするかね)

とか一瞬で考えをまとめあげた俺は


「別に問題ないな。それじゃあこの場所にみんなを連れてくるよ」

と言うとそのまま何か言いたげなゼラス達の返事を聞くこともなく転移テレポートを使用した


〖少女(笑)転移中~‹‹\(´ω` )/›› 〗


それからたったの1分後

一瞬でセリア達のいる場所へと転移テレポートした俺はいつもの傍若無人で訓練の最中であったにも関わらずにセリア・クロア・リーニャ・希暗の4人を回収してから会議会場へと戻ってきた

桜前と白月は訓練疲れから寝ていたし特に用事もないので放置

一応書き置きと結界を残してきたから大丈夫だろう

2人とも怒らない……よね


まぁそんなことはさておき激しく訓練をしていた4人に素早く洗浄ウォッシュ修復リペアを施してから連れてきた俺

久々に見た4人は俺の予想を超えるぐらい訓練し続けていたらしくあの場所はもはや更地になっていたし、4人が身につけていた防具の類もボロボロボロな状態だったのでとりあえず直せる範囲で直しておいたけどちょっと限界があるかもしれない

そこら辺はさておき今はみんなの実力を示すか


「それじゃあこの4人の実力を見せるとするかね。それじゃあ俺についてきて」

そう言うと俺は会議を行っていた広間から出ると無駄に作りまくった他の広い部屋へと向かう

ちなみにこの家は俺の意思・イメージひとつで素早く内装チェンジ出来る

なので今からいく部屋の広さをスリイアの王都並の広さへと変更、地形をコロシアムのような周りを壁に囲まれ真ん中は全部平地に変える

そして目的の部屋につき中へと入ると目の前に広がるのは俺のイメージ通りのコロッセオ

各国の代表者達は余りの広さに個人差はあるが誰もが驚きをみせている

勿論もう俺のなす事に驚きを見せてくれなくなったセリア達は至って普通の表情

ちなみにセリアの母親と妹はさっき回収して合流してある


そんな驚きぼーっとしている奴らに


「それじゃあデモンストレーションといこうか。まずは誰の実力からみたい?」

そう聞いてみる

ちなみにセリア達にはこれから何をするかなんて全く伝えておりませぬ(´・ω・`)

なんと言わずに連れてきましたとさ

すると俺の言葉を聞いてさっそくゼラスが


「ではまずリーニャから頼む」

と誰よりも早く言ってきたので1番手はリーニャに譲ることを決めた

俺は各国の代表者達に


「リーニャは魔法攻撃がメインだから魔法の威力を見せるだけでいいか?」

と聞くと頷きがかえってきたのでリーニャに


「それじゃあリーニャさん、今使える魔法の中で1番派手なのをやってしまいなさい!」

と言ってみる

するとリーニャは


「まっかせてなの!」

と言うと


「これが俺様の最強魔法!特級火魔法・破獄焔クリムゾンピア

と最近お気に入りのセリフと共に魔法を使用した

そしてコロッセオのど真ん中で巻き起こる爆炎と爆煙、そして轟音と衝撃波

その破壊力はもはやこのコロッセオ全てを壊しうる程

もちろん俺の周りには誰にも影響が出ないように結界を貼ってあるので一切の影響はないはずなのだが、それでもこの魔法の威力を目の前で見てしまうと初めて見る者達からすれば恐怖を感じるだろう

その証拠にエマやノーラといった女性陣は軒並み目を瞑り身を塞いで身体を震わしていたりするし、ガパウロや皇帝なんかはリーニャの魔法の凄まじさに言葉なくただ唖然としているだけ

そんな中セリアやクロアは


「流石リーニャちゃんですね。この威力が直撃すれば私だと1発で戦闘不能です」


「本当に凄まじい魔法ですね。これを喰らう魔獣達には同情するしかないです」

とリーニャの魔法を冷静に褒めている

希暗はなんか目からハイライトがなくなり


「こんな魔法を訓練とか言われてあれだけ受けてたんだね僕は………」

とかなんとかブツブツ呟いている


そして1番酷いのが言わずもがな……ゼラス

目を見開きそのまま気を失って倒れてしまった

もうこいつは本当に……

そう思いながらもとりあえず回復魔法をかけて意識を回復させておく

もとよりこいつがリーニャの実力を見たいなんてぬかすからこんなことになるんだ

大人しく何も言わずに放置しておけばこんな非常な現実を知らなくてすんだのにねぇ

あっ、でもどうせ戦いの際には見るや

そん時に倒れられても迷惑なので衝撃を受けておくのが今で良かったかもしれない

そんなことを考えながらも魔法の影響が完全に無くなるのを全く俺


ちなみに魔法の発動者のリーニャは


「今日も調子良しっ!」

と言って俺があげた杖を振り回して大層喜んでおりましとさ







……To be continued

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