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最終章・さぁ会議をはじめようか!

あのあと広間を出てフロリアとリアの待つ部屋へと行き交渉もとい作戦が概ね上手く行ったことと、数日後に俺が開く会議にフロリアとリアも参加して欲しいといった主の話をする

そんな俺のお願いに対してフロリアとリアは即答で承諾し会議への参加が決まった

これで会議に出席するメンバーがすべて決定

スリイアからはフロリア、リア、ルーカス、ラハット

イグノアからはガパウロと大臣1名、それにセリアの家族

アログアからはゼラスとエマ、それにおまけが1人

ジァルゼからは皇帝と大臣1名、それにノーラ

といったところ

まぁ会議に参加する人+αで数名いるけど転移テレポートで移動させる分には問題ない


また実質会議といっても詳細を話すのは全部俺だし会議の進行役も俺がする

ルーカス以外の面子は俺のことを全面的に信用してくれている(はず)なのでおいそれと面倒なことは起きないだろう

あっ、ガパウロも俺のこと信用はしてないや

だってめんどくさかったから脅しただけだし

それでも会議を開く場所も俺がこのあとネタ魔法を駆使して作り上げるので前もって察知して罠を貼るなんて絶対に出来ないし、各代表の力だけで俺を倒せるわけがないので特に心配することは無い

あるとすれば急に会議で3種族の協力の妨げとなるような態度をとる馬鹿がでないかどうか

もし出たならば早急に邪神達との決戦が無事終わるまでどこぞの異空間でおねむねむしてもらうしかない


とかなんとか色々と思考を巡らせつつも王城をあとにした俺はセリア達の待つ山の麓の開けた場所へと瞬時に移動する

ちなみにこの場所

俺達の訓練のせいでどんどんの平地面積がひろくなっていっていたりする

言わずもがな3人の練習してる魔法のせい

3人の中で1番強いリーニャの貼る結界ですらもセリアとクロアの攻撃に耐えるのはほんの僅かのあいだ

なので俺がいない間にこの3人に訓練させているとほんの数時間でも地形が大幅に変わっていたりする

その度に俺が丁寧に直してるのだけど………

ついでに言っておくともうこの周りには魔獣達は一切いないといってもいい

理由は………まぁ分かるでしょう

化け物が3人も暴れている近くに好んでいたいと思うような馬鹿は魔獣であってもそうそういないだろう

某クルセイダーのように生粋のドMでもないと無理


そんな感じでいつものように破壊されまくっている地形を一瞬で直しつつも3人に声をかける


「とりあえずこれで準備は整った。あとは会議を成功させて戦いに備えるだけだ」

そう言い更に続ける


「セリアとクロアとリーニャにはひたすら訓練して強くなってもらいたい。なんせ3人がこの戦いを左右する重要な鍵なんだからな。俺が邪神を抑えないといけないから本当に他の戦いに関しては3人を頼りにしてるよ。まぁとりあえず目標としては3人で俺と対等にやりあえるくらいになってくれると嬉しいかな」

俺がそう言うとやる気のある返事が3つ返ってくる

これで成長チートにやる気というバフをかけるのは成功しただろう

これなら俺がしばらくいなくなっても大丈夫……なはず


「あっ、そう言えば言い忘れたけどあとであの3人もこの場所に連れてくるから。適度に面倒みてやってくれると嬉しい。それに希暗に関して言えばお互いにかなりいい訓練相手になると思うしな。ほかの2人も出来るだけ強くしておいて欲しいかな。あの3人にも重要な役割があるからね」

そう言い忘れていた事を伝えたあと、3人にこれからしばらくやる事があるからしばらくは3人+αで訓練して欲しいことを伝える

その時に3人共寂しそうな悲しそうな目をしていたけど俺は心を鬼にして一旦この場を離れ、王城で休んでいた希暗達を回収して


「ここでセリア達と特訓してて。えっ?3人と上手くやれるか自信がないって?大丈夫、大丈夫。ちゃんと適度にボコボコにしてくれるよ多分。それじゃあ3人とも次会う時までにめちゃめちゃ強くなっててねー」

とほぼ一方的に要件を伝えてからセリア達のいる場所へと送り届けると俺は自身のやるべき事を果たすべく色々と考えを行動にうつしはじめた















そして日は経ち場所は変わりここは各国の国境の境目にある平原

以前俺がドでかい土の壁を作ったこの平原であるが今はそんな景観をぶち壊すような土くれはなく平原のド真ん中にポツンと一軒の家がたっているだけ

いや、正確には普通の一軒の家ではなくてどうやって7人+αも収容しているのだろうかと不思議に思う某アニメのエンディングに出てくる家のように小さい家みたいなのがあるだけ

恐らく2人が横になれば満員間違いなしと思えるくらいに小さい………それが普通の家ならば

だが今回それを作り出したのは普通では無い俺

見たまんまの家なわけないだろう


簡潔に説明すると家の中には空間拡張の魔法がかけられており魔王城と同じくらいの広さを誇っていたりする

その他にも魔法による攻撃を受けるとそれを反射する結界と、そもそも視認することができないようにそれぞれ別々の効果を持つ結界を計3種類も貼ってある

更にこの家可動式である

もはや動く要塞といってもいいレベルだと自負してる

絶対にハ〇ルの動く城よりは強い(小並感)


そんな頭のおかしい俺が丹精込めて作ったネタハウスにはもう既に会議に出席する予定のメンバーは全員揃っている

中でも話し合いに直接参加するセリアの母親と妹以外はこの家の中央に位置する場所にある大部屋にある円卓に既に着席している

ちなみに座席は俺を中心にして時計回りにスリイア→ジァルゼ→イグノア→アログアの代表者が座っている

一応確執なんかを考慮した席にしていたはずなんだけど少し雰囲気はピリピリしてる

といってもフロリアがノーラとの再開を喜んだりゼラスとガパウロが実は昔からの顔なじみでライバルであったりすることなど色々と昔話を聞いてたりしていたりするけれど


なにはともあれ欠席者も侵入者もいないのでこれで無事会議をはじめられる


「それじゃあ3種族間での協力を結ぶための話し合いを今からはじめるぞ。基本的に議長は俺がやるから宜しくね♪」

そんな俺の軽い口調による合図によって未来を左右する重要な会議が幕を開けた







……To be continued

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