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最終章・真☆剣☆勝☆負(仮)

俺の挑発じみた発言と共にまず俺に切りかかって来たのは近藤

だがこんな他の奴らと連携もとることが出来ないような雑魚に用はないので即ご退場願うべく近藤の剣を俺の手に持つ刀でぶった斬るとそのまま峰打ちをし意識を刈り取る

そんな近藤をみて


「やられ役お疲れ様っと」

そう呟きつつも近藤を結界の外へと蹴り出す

これで早くも1人脱落


次に攻めて来たのは遠山と近山

この2人も前回の反省を活かすことなくラハットや希暗達と協力することなくたった2人だけで挑んでくる

まったくもって面白くない

前回俺にボコられたのがほんの2週間程前なのにそこから急激に実力をつけたとでもいうのだろうか

いくら異世界人だからといって強くなりやすいとはいえ希暗やセリア達みたいにチートと呼べるほどの成長速度を誇っているわけではないことぐらい自分達でも理解出来ているだろうに

あっ……希暗の成長速度を知らないから自分達の成長速度がとても早いと思い込んでるのか

これは失敬失敬

知らないってのは怖いね(´·ω·`)


そんな突っ込んで来て前回同様余裕でいなせるレベルの攻めをしてくる2人

前回からほとんど成長してないうえに何かに対して必死になっているのか攻撃にキレがなく2人の取得である連携に関しても雑い

そんな2人を見てこいつらも早く退場させるかなんて考えていると不意に2人の背後から魔法が俺に向かって飛んできた

といってもせいぜい中級魔法程度の威力のためこの甲冑に当たってもさほど問題ないので気にせず放置

俺は回避すらしない

なのでそんなふうに考えていると次は背後より切りかかって来る人物が2人

ラハットと希暗である

流石に4人の攻撃をを刀1本で軽くいなすのは難しいためにすぐさま空間収納アイテムボクスから今持っているのと同じ刀を取り出すとラハットの攻撃を真正面から受け止める

希暗の攻撃関しては避けたあと胴体目掛けて蹴りを入れるも手に持つ土の大剣にて防がれた

やはりこの中でも飛び抜けて実力が高い希暗

そんな希暗に追撃でもかましてやろうかと考えていると死角から桜前がユニークスキルを使用してでの攻撃を行ってくる

だがそんな桜前のユニークスキルは決まりさえすれば最強の一撃であるが軽く逸らしてしまえばただの斬撃

手に持つ刀で軽くいなしてやる

すると桜前は攻撃が失敗したのを悟るとすぐさま後ろへとさがり変わりに再びラハットと希暗が攻めてくる

どうやら遠山と近山だけを挑ませるのではなく残り全員で挑むことを選んだようだ

それにどうやら先程の魔法は白月が打ったようで再び魔法を放つべく魔力を練り上げているのが見える


だがそんな即席の連携が上手くいくはずもない

なんせ遠山と近山は自分達2人以外での連携を取るつもりはまったくもってないらしく希暗やラハットと息がまったくあっていない

むしろ2人の邪魔をしているといってもいい

そんな好き勝手にやる遠山と近山にラハットや桜前が


「2人共!ここは6人全員で協力するんだ!」


「そうよ。こいつには協力しないと勝てないわよ!」

と声をかけるが遠山と近山が耳を貸す様子はない

この馬鹿2人のせいで希暗とラハットと桜前は俺に対して攻めあぐね、白月に至っては魔法を使うことすら出来ていない

もう2人は俺に攻撃して倒し再び自分達の株を上げることだけしか考えてないようだ

それが逆に自分達の株を下げているとも知らずに


そうしてただ無作為に攻める馬鹿2人をいなしているうちに俺にも飽きがくる

それにこの状況も見ていてあまり楽しくない

流石に見かねた俺はもうこの場で遠山と近山を退場させることを決める


「連携も出来ない雑魚はもういいや。いっぺん頭冷やして反省してこい」

そう俺が2人に言うと遠山と近山は怒りを露わにして俺に何か言ってこようとしていていたが、それよりもはやく俺が2人の意識を峰打ちによって刈り取る

そして近藤と同じように蹴飛ばして結界の外へと出す

少々力を入れたので例え意識が戻ったとしてもしばらくは満足に動くことも出来ないだろう

これは2人に対する罰だ

どうせ今までちやほやされて増長していたのだろうからこれくらいの仕打ちしてもいいよね別に


そうして俺が2人を退場させたことで人数は減り戦力は下がったかのように思えるが実際にはそう大差なく、希暗をメインとしてラハット・桜前・白月が俺に向かって攻撃してくる

希暗が俺とタイマンのように近接戦闘を行い、俺のスキを突くかのようにラハットと桜前が攻撃を仕掛ける

そしてふと忘れた頃に白月による魔法が飛んでくる

前回も戦ってみて思った事だけどやはりこの4人は相性がいい

周りの奴らから見ればラハットが補助として動いている様子はとても不思議に思えるかもしれないが実際には希暗の方が遥かに強い

それを理解し希暗にメインを担当させることを選択することが出来るあたりラハットはかなり優秀だろう


そうして俺VS4人の戦いはしばらく続いていったが少しして終わりが見えてくる

何故ならばラハット含め希暗以外の3人の体力などが底を尽きかけているからだ

特にラハットと桜前の披露具合は顕著で周りから見ているだけでも限界が近いのが分かる

ラハットが疲れを見せて幾度にルーカスや大臣達の表情が暗くなっていくのが逆に面白かった

なぜそんなに2人がこの短時間でそこまで疲労しているかと言うと一見して俺が4人からの攻撃を単にいなしているだけのように見えたかもしれないが、実際には俺からも多数攻撃を仕掛けていてそれによりラハットと桜前は少しづつ体力と魔力が削られていっていたのだ

それに2人ともがユニークスキルを使いまくっていたために精神的な疲労も大きい

するとそんな3人を見てか希暗が口を開く


「ラハットさん、2人を連れて結界の外に出てください。あとは僕一人でやってみます」

それを聞きラハットは一瞬驚いた表情を見せるがすぐさま真面目な表情になると希暗に問いかける


「君は1人で大丈夫なのか?あいつは本当に化け物の類と言えるほど強いぞ」

そんな心配気なラハットに希暗は答える


「大丈夫ですよ、僕だって今まで何もしてこなかったわけじゃないですから。それにもう僕以外は戦えないようですしね」

そんな希暗の言葉を聞いたラハットはもう自信が限界であることを分かっていためかそれ以上何も言わずに桜前と白月に希暗からの言葉を伝えて結界の外に出る

やっとこれで俺の本来の目的のうちの1つが果たせる

そう思うとテンションが上がってくるね(´∀`)


そして希暗との戦いに備えて結界をもう1枚貼り更に強固にしていると希暗が話しかけてくる


「それじゃあ………やろうか!」

そう言うと希暗は髪を金色に変え精霊王モードを発動させ、魔法の袋からカルマを取り出し構える

そんな希暗に答えるように俺も甲冑を外し戦闘に邪魔なものを無くすと異空間から魔剣ディアボロを取り出して構える


そして数瞬ののち、俺と希暗は互いに距離を縮めあった







……To be continued

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