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最終章・さぁ話し合おうか③

多忙week終了まであと2週間(´°̥̥̥ω°̥̥̥`)


こんなはずじゃなかった

俺がそう思うのは全てリーニャの台詞のせい

予定だと特に発言せずに俺に大人しく肩車されてるだけだったような……( ˙-˙ )

そんなリーニャの突然の予定外の台詞により作戦案を再構築するために少しの間考え込む俺

そしてそんな俺が続いて発言をする前にルーカスの方が口を開きやがった


「お主はいったい何者じゃ?ここがスリイアの中心である王城であると知ったの上での行動であろうな?」

と少々威圧気味に俺に聞いてくる

それに便乗するかのように大臣達も何か言っているようだが分かることとしてはこいつらは俺の正体について分かっていないっぽい


(ん?この馬鹿共俺があの時の奴だと気づいてない?こいつらにもはっきりと分からせるためにせっかくクロアにも龍の姿になってもらったのになぁ。これじゃ意味なかったなぁ)

だがそんな連中とは真逆の反応を見せるラハット含む騎士団とクラスメイト達

彼らは今の俺の姿を直接見ているので一発で分かったようだ

何人かは怯えた様子を見せ、また何人かは殺意を向けてきているクラスメイト達

ラハット達騎士団員はあの時の惨状を思い出してか本来ならばすぐさま王や大臣達を守るべく俺らを包囲しなければならないはずなのに足が動いていない

そんな中ラハットが口を開く


「・・・王よ、あれは先程の話に出てきた例の強者ですぞ。あの姿にあの威圧感……それに子供を連れているところからも間違いありませぬ」

そう言うラハットは僅かに震えながらも腰にさしてある剣に手をかける

それを見てか他の騎士団員達も各々に武器を構えいつでも俺に向かって来れるように戦闘体制に入る

でもまぁ君らがどんなに頑張っても僕がすこーし本気を出しちゃえば瞬殺なんですけどね( -ω- `)フッ


そんなラハットの言葉を受けて最初は俺の正体を見抜けずに俺に対して高圧的な言葉を言っていた大臣達が一斉に言葉を発するのをやめる

なんせ俺の力の一端とはいえ魔獣達の大群をたった1人で壊滅させることが出来るということはこの場にいる大臣達はみな知っている

下手なことを言えば殺される

そう考えて黙ってもおかしくない

すると静けさが場を支配する中、ルーカスは再び俺に話しかけてくる


「お主があの時の我が国の救世主であったか。此度のことは我が国の全員を代表して礼をいう。それでだがお主の力、我が国を救うために貸してはくれまいか?」

そんなことをのたまいやがった

まだまだ俺も舐められたものよのぅ(´・ω・`)

多分ルーカスはこの場にいる全員でかかれば俺を取り押さえることが出来るだとか甘いことを考えているのが良くわかる一言である

礼を言わないといけない立場のくせに上から目線だしね

さすが俺達を騙していて平気で助けを求めることができる奴なだけあるわー

そんなことを心の中でツッコミを入れながらも俺はルーカスの言葉に答える


「力を貸して欲しいだって?それは何のための力だ?」

そんな俺の問いにルーカスは答える


「そんなもの決まっておる。他の国にこの国が滅ぼされないようにするためだ」

まぁこう答えるのは分かっていた

なので


「それは他の国がこの国を攻めてくるっていう前提があるからだろ?他の国がもう既に協力関係を結んでいてあとはこの国だけっていったら協力するか?」

と俺が軽く言ってみると


「ふん!そんなことあるわけが無い。貴様は我々を馬鹿にしに来たのか?」

と真っ向からの全否定

こりゃ取り付く島もありませんな

もしかしてこいつ邪神教の奴じゃね?

とか思って色々と調べてみても特に問題なさげなので単に頭が固いだけだろう

そんなルーカスを言葉で説得するべく俺はまだまだ会話を続けていく


「もしそれが本当ならばどうする?この国は他の国との争いをやめて協力すると誓えるか?」

そう聞くとルーカスは俺の言葉を鼻で笑いながら発言する


「どうしてお主にそんなことを誓わねばならんのだ?もしかして各国の協力を取り付けたのがお主の働きであるとは言うまい」

おめでとう、正解!

俺のおかげです( ・´ー・`)

その事を正直に伝える俺


「もちろん俺の働きに決まってるだろ?何のために俺がここに来たと思ってんだよ」

俺がそう言うとルーカスが笑いだしそれにつられて他の大臣達も笑いだす

だがそんな中ラハット達騎士団員は一切気を抜くことなく俺を見据え戦闘体制に入ったままだ

使えない首脳陣より優秀な騎士団員達である

ちなみにこの間クラスメイト達はもはや置いてきぼり

会話にも入れず、かといって行動も起こせずただただ俺とルーカスのやり取りを聞くだけ

暇にしちゃってごめんね


まぁそれはさておき俺は笑っているアホ共に言葉を告げる


「お前達がどんな想像をしているかは知らないが俺が今他の国をまとめているのは事実だ。それにこの国も参加してもらう。拒否権は認めない」

言葉での説得が無理だとわかった俺は作戦Bに移行することを決める

俺のこの言葉を聞いてルーカスは笑いを止めると口を開く


「お主1人でここにいる全員に勝てるとでも思っているのか?」

とかいうルーカスに向かって俺は


「余裕www」

と嘲笑する感じで即答

流石にこう言われるのは予想外だったのかついにルーカスが沸点に達して怒りを露わにする


「巫山戯るな!あまり我が国の戦力を舐めないで貰おうか。貴様など取り押さえて我が国の傀儡にしてやるわ!」

と言ったあと


「全員であいつを捕らえろ!」

と騎士団員+異世界人に命令をする

そんなルーカスの言葉を聞いて俺が思ったことはひとつ


(セリアとかクロア居なくてよかったなぁ……。いたら確実にここのヤツら消し飛んでるよ)

である


そんなことを考えながら俺は肉体言語でルーカスや大臣達を説得するために軽く遊ぶ準備を整えるのであった







……To be continued

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