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第2章・2人で買い物(*ˊ˘ˋ*)

スチャ__(⌒(_'ω')_┳━──

翌朝目が覚めると俺は何か柔らかいものを抱きしめていることに気がついた


(うーん、なんだろうこの柔らかいのは………。もしかしてまだ夢でも見てるのかなぁ)

なんて呑気な事を思いながら抱きしめる力を強くすると何やらくぐもった艶めかし声が聞こえてくる

それを聞いた瞬間俺は同じベッドの上にセリアがいることを思い出し飛び起きた

するとジト目でこちらを見てくるセリアと目が合ったので得意のジャンピング土下座をし


「ご、ごめんセリア。寝ぼけてやったわけで決してわざとじゃないんだ」

と必死に謝罪すると


「………大体分かってます。昨日、私に手を出さなかったってことはそんな気持ちは無いんでしょう?基本的に異種族間でそう言うことを好む人はあまりいませんが、中には好んでする人もいるといいますけど…」

とジト目ながらもそう言ってくれたのでとりあえず俺は胸を撫で下ろした

だがセリアに対して疚しい気持ちがないと言えば嘘になるが黙っておくことにした

耳とか尻尾とか触ってみたいがそれが達成されるのはまだ遠い………


その後2人は軽く身支度を整え、朝食をとるために1階へと向かう

今日はエルザの姿は見えず俺は一人分を受け取りセリアとふたり隅の方の席をとり座った

朝食はもちろん半分こである

最初セリアは拒否をしめしていたが俺が駄々をこねるとまたも渋々了承してくれた

朝食はやや少なめで半分にしたら物足りないが後で何かつまめばいいだろう

朝食を食べながら少し質問をしてみる


「なぁセリア、これからクエストを受けようと思うんだが戦闘経験は大丈夫か?」


「はい、それなりに戦えるかと。ちなみにご主人様の冒険者ランクは何になってますか?」


「昨日登録したばっかだからFだな。まぁ討伐なんかは弱いの限定だから大丈夫そうか」


「Fランクなら問題ないですね」


「まぁ初日だし、セリアの実力を見たいだけだしな。俺はとりあえず片手剣を使ってるが、セリアの武器は何を使うんだ?」


「私はエストックやレイピアを主として使っていました。後は短剣や素手などでも少しは戦えます」


「そうか、なら買わないとな。冒険者ギルドに行く前に武器屋に行くとするか」

そういい俺達は朝食を終えると武器屋を探しに宿を後にした







宿を出て少し歩くと武器屋のような看板を出した店を見つけることが出来たので行ってみることにした

この街はどうやら冒険者ギルドを中心に店が集まったような感じらしい

店に入るとそこは武器屋らしく大量の武器が所狭しとと並べられていた

その武器に鑑定をつかって色々とみていると奥からごつい体格の男が出てきて


「いらっしゃい、今日はどんな武器を探しに来たんだ?」

そう聞かれたのでとりあえず俺が答える


「この娘ようにエストックやレイピアの方な細剣が欲しいんだがいいやつを見せてくれないか?金ならある程度もっているから大丈夫だ」

俺がそう言うと男は少し驚いた様子を見せたが「見せてやる」と言うと武器を取りに奥に戻っていった

隣のセリアは俺の金遣いの荒さに少し慣れたようで驚き半分呆れ半分といった様子だ

少しすると男は何本かの細剣をもってきたので鑑定を使って見てみる


「これがうちの店に今ある最高レベルのものたちだな」

と男が言う

なので俺はすかさずツッコミを入れる


「本当にそれが最高なのか?悪いがそこら辺に並べてるやつより少しいい程度にしか見えないんだが」

俺は鑑定使ってみたところ並べられた武器がそこまで品質が良くないように感じたためこう聞いてみた

そう俺が言うと男はニヤリとし


「お前さんは善し悪しの目利きが利くらしいな。試して悪かった、格好が素人っぽいんでついな。初心者に業物を持たせても無駄だからな」

そう言うとまた奥に戻り次は3本の細剣を持ってきてくれた

俺はそれを鑑定してどれも1級品であることを確認すると


「それがこの店の最高品ってわけか。値段はどれほどなんだ?」


「このミスリル製のレイピアとエストックはどっちも金貨30枚ってとこだな、もう1本のミスリル製かつ魔力回路が埋め込まれてるやつは金貨80枚だ」


「魔力回路ってなんだ?」


「魔力を流すことで魔力を剣に纏わせることができるやつだ。剣の強度や切れ味があがったり、魔力の塊を刃から飛ばすことも出来るはずだ。もちろんそれら使い手の力量次第だがな」


「それはなかなか便利そうだな。セリア、これを使いこなせるか?」

そう聞くとセリアが頷いたので俺はこれを買うことにした


「分かった。ならおっさん、この1番いいレイピアをくれ。金なら一括で払える」

そういい俺は荷袋から金貨80枚を取り出し男にそれを手渡した


「ほう、やはりそっちの獣人の娘の方はかなりの使い手のようだな。まるで隙がないし常に周囲を警戒してるようだ。長年武器屋をやってるとそういった見分けがつくようになるんだよ」

とどうでもいい情報を言いながらも男は俺にレイピアを手渡してきた


「そういうおっさんもなかなかの腕前みたいだな」

俺は男のステータスを見てそう言った


「まぁな、こう見えても昔はまぁまぁ有名な冒険者だったんだよ。それと俺はおっさんじゃねぇ、グロウドだ。覚えとけ小僧」


「俺も小僧じゃねぇよ、ロアだ。武器ありがとなグロウド。ちなみに防具は別の店で買えばいいのか?」


「そうだな、すぐとなりあるからいってみるといい。品揃えも悪くは無いはずだしな」


「そうか、分かった。じゃあ行ってみるとするよ、また来るかもしれないからそんときゃよろしくな」

そういい俺達は武器屋を後にした






……To be continued →

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