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最終章・見えた(-д☆)

女神達との話し合いを終えとりあえず地上へと無事に戻ってきた俺達

女神達の話の中には驚きもあれば納得することもあり役に立つ事柄ばかりだった

やはり多少無理をしてでも会いに行って正解だろう

俺はとりあえず全員の肉体を異空間から取り出し布を敷いてから床に並べると突然の移動に狼狽えている他のみんなに声をかける


「とりあえずこれから幽体離脱の魔法を解除するよ。これ以上幽体離脱したままだと流石に俺の魔力もキツくなってくるからね」

そう言い俺は魔法の発動を解除する

言葉の通り俺はこの魔法と自身を守る結界、そして全員の幽体を保護するために魔力をずっと消費し続けていたためいくら順次回復するとはいえもう魔力残量は2割を切っている

これが多少な無理をしたところだ

恐らくだがシシリア達も俺の魔力が徐々に減っているのが分かっていたためになるべく早く話を進めてくれていたと思う

ついでに帰りもわざわざ送り返してくれたし

まぁ魔力に関してはいくらでもある魔力回復ポーションをひたすら飲めば何とかなるんだけどね

その分身体に負担がかかるのであまりやりたくないが


俺が魔法を解除したことによって幽体が解除された希暗達は少しした後だんだんと目を覚まして起きると体の調子や感覚をを確かめるように体を動かしたあと立ち上がる

案の定リーニャだけは起き上がることなくそのままスヤスヤ寝息を立てて寝ているけども

一応この魔法を使った後は少し倦怠感を感じて幽体の時と感覚が少しズレるだけのはずなので特に身体に不調はないと思う

あくまで思うだけである

なんせ俺の身体はみんなより少しおかしいので自分で実験しても特に参考にならないからな(´·ω·`)

とりあえずリーニャ以外の全員が起きあがるのを確認してから俺は話しかける


「みんな身体になんか不調はない?さっきまで幽体だったから感覚は少しズレてるかもだけど」

俺がそう言うと


「特にありませんね。少し身体が重く感じるくらいです」

とフロリアがいいほかの面々もほぼ同じ意見であった

瑠奈だけは


「幽体離脱、いい経験をありがとう」

とか言っていたけど

そんな希暗達に再び俺は話しかける


「それじゃあこれからすぐに王城に戻ってから軽く今後との予定を話し合うか。これいじょうこのばしょに人が近づかないようにしておくのも怪しまれるだろうしな」

そんな俺の言葉に希暗が聞いてくる


「いつの間にそんなことしてたの?確かにこの場所にきてからはそこの巫女の人以外一切見なかったけど…」

そんな希暗の問いを聞いてフロリアが


「そう言えば確かに他の方をお見かけしませんでしたね。今回は貴方だけで私達と会う予定だったのですか?」

とフリーナに尋ねる

するとフリーナは


「いえ、私の他に補助の巫女が2人と護衛の方が何人かいらっしゃったはずでしたが……」

と言いながらキョロキョロとこの部屋を見回すが誰もいない

それもそうだろう

なんせ俺がちょちょちょちょいっと手を加えてこの場所にはフリーナしかいないように仕向けておいたのだから

とりあえず不思議そうにしているフリーナと俺に早く何をしたか吐けと言わんばかりの視線を向けてくるフロリアや希暗の要望に答えるべく俺は説明する


「それはちょっと俺が手を加えているからだな。多分この部屋にはフリーナと俺達以外は現時点でははいれないないようになっているはずだ。だから多分フリーナと一緒に来るはずだった他の奴らもここには来れず元の場所でまだいるだろうな。時間的にもそろそろ気づくと思うぞ。もう30分くらい経ってるし」

そう俺が言うと俺以外の全員が疑問を浮かべる

この部屋に入ってから今までの間にたったのさ30分しか経っていないのだろうか?……と

それもそのはず

だって30分なんて俺達がこの部屋に入ってきてフリーナが1度女神と通信を取るまでにかかった時間とそう変わらないのだから

なので俺達が女神達と会話していた時間がまるまる経っていないことになる

そうつまりそういうことだ

俺達が女神達と会い、話をしていた時間は地上においては全く時間がほとんど経っていなかったというわけなのだ

まぁ考えてもみれば当たり前の話

だって俺達が女神達と会った場所は今回のために特別に作られた異空間

普段女神達がこの世界を管理している場所からも切り離された空間ならばこの世界と時間軸が同じわけないだろう

それでも全く時間が経っていないわけではないのであの場所はつまり精神と〇の部屋みたいな場所だと思ってくれたらいい


俺がそのまんまその事を伝えると、これまた精神と〇の部屋を知っている希暗・桜前・瑠奈は納得した様子で知らないフリーナ・セリア・クロア・白月は理解出来ていない様子だった

だけどフロリアとリアは今までに培ってきた経験からなのかある程度把握出来ていそうだったあたり流石だと思う

まぁ別にこんなことは理解する必要は無いので俺は再びみんなに話しかける


「そんなことは置いておいてとりあえず移動しよっか。そう言えばフリーナはどうする?ついでに女神達のとこ連れて行ってしまったけどよくよく考えたら特にやるべき事とか役割ないよな?もしこのままここに残るなら少し魔法をかけさせてもらうことになるけど」

俺がそう聞くとフリーナは


「私もフロリア様達について行きます。私なんかに何が出来るかは分かりませんが微力ながらもお手伝いすることが出来たらと思います。それに女神様にお会いさせて頂いたお礼もしたいです」

と言うと俺の手を握り感謝を伝えてくる

それを見て視線がきつくなるのが数名いたけどここは無視だ無視と考える俺は次の言葉を紡ぎ出す


「ならフリーナも一緒に行くってことで。とりあえず今からすぐに王城のさっきまでいた部屋に移動するからこっちによって来て。あとついでにセリアはリーニャを背負っておいてくれると嬉しい」

俺がそう言うと希暗達は俺との距離をつめる

セリアは


「分かりました、ロア様」

と返事をした後にリーニャを背負いついでに敷いていた布も回収してから俺の近くへとやってくる


そしてこの場にいる全員を俺の魔力で包み込めたのを確認したあと俺は王城にあるいつもの部屋へと転移テレポートしたのであった








……To be continued

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