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最終章・スリイアにて準備

とりあえず部屋に移動テレポート完了させた俺はいないことは分かっているが周辺に人がいないことを確認する

まぁどうせ部屋の中にさえいなければ俺がここにきたのなんかバレやしないが

俺は確認し終えてから使用していた魔法を解除させる

ちなみに今部屋の中には誰もいないので希暗達は多分ダンジョンの攻略でもしてるんじゃないだろうか

だがそれにしても周りの部屋の中には多数の反応を感知できる

恐らく場所的にクラスメイト達で間違いない

反応の大きさ的に遠山等のクラスメイト達の中で上位の実力を持つもの達はいないけどそれでもかなりの数が部屋にいる

前までならダンジョンの攻略や各分野の研究・実験なんかでこの時間だとまだ誰も部屋にいなかったぐらいなのに何かあったのだろうか

まぁどうせ俺には関係ないな多分


そんなことを考えつつも素早くこの部屋に結界を貼り、自作オリジナル魔法・防音カームにて内からの音は外に聞こえないようにする

これでこの部屋には俺の許可した奴しか入れないし外から内の様子を把握することは誰もできなくなった

どうせこの部屋に来るといってもフロリア達か希暗達しかいないとおもうけどもね

このあとやることはとりあえずフロリアと希暗に連絡をとることだ

ぱっと王都の様子を把握してみた感じだと前回の戦闘による被害への対応はほとんど済んでいるらしく目立つのは1部城壁の補強作業だけ

城壁は1部が完全に崩れているのでそこを建て直している感じだ

ほんと誰があんなに壊したんだろうなー(棒)

それ以外だと以前と同じ、まではいかなくても王都にはある程度の活気が戻っている

あの戦闘からたったの1週間くらいしか経っていないのにはやいものだと思う

だがやはり警戒は続けているようで王都周辺では兵士や騎士なんかが見張りをしているようだ

多分あのあと帰ってきたラハット達を中心にやっているのだと思われる


とまぁさておき、2人に連絡を入れる必要がある

まずはフロリアからだ

ちなみにフロリアは現在どこかの部屋にいることが把握出来ている

能力上昇によってもはや反応を感知できる範囲を広がっている上に対象の魔力を覚えていると確実に誰だかわかるくらいになっている

俺はフロリアの近くに1人、リアしかいないことを確認してからフロリアに念話を飛ばす


『テステス、本日は晴天なり。俺だけど聞こえる?』

とまぁめっちゃ適当な念話

ちなみに今日は曇りである

だが俺のそんな巫山戯た念話に


『その声は呂阿ですか?何かありましたか?』

と普通に反応してくるフロリア

やっぱり真面目なお姫様にはノリとネタはあまり通じないようだ

ちなみに俺が念話を突然送って来ることに対しては何も不思議に思わないようだ

ちなみにフロリアに持たせてあ本を介してでも連絡はとれるのだけどあの本を使うと周りにも会話内容が聞こえる可能性があるので念話を使用してる

だけどフロリアの方から連絡したい時にはあの本を使うしかないけどね

もっとも念話を可能にする魔道具もあるのだけども

だがそこは気にせず念話を続ける


『後で話があるんだけどさ、このあとって予定ある?』


『急な予定が入らない限りは本日は大丈夫だと思います。それで呂阿、今どこにいるんですか?確か帝国に行くとかいっていませんでしたか?』


『今は前回フロリア達と話し合った部屋にいるよ。帝国の方の用事はもう終わらせた』


『まぁ!?あの日からそんなに日は経っていませんのに………流石呂阿ですね。でしたらいまからその部屋に向かえばよろしいですか?』


『それで頼むよ。あと希暗達も話し合いに入れる予定だから来る時に瑠奈を連れてきてほしいな。場所は多分図書館にいると思う、瑠奈が誰だが分かるよね?』


『わかりましたわ。では瑠奈さんを連れて呂阿のいる部屋へと向かいますね』


『じゃあ任せたよー。それじゃまたあとで』

そう送ったあと俺はフロリアに念話を送るのをやめてからすぐさま希暗に念話を送る


『おーい、希暗聞こえるか〜い?』

するとこちらもすぐさま念話が返ってくる


『その声は呂阿? !どうしたの?急に』

凄い今更感があるけど念話はその人の声で脳内で再現されるので判別は声、又は魔力で可能である

そして念話は1人としかやり取り出来ない

これまた今気づいたんだけど並列思考使えば同時に連絡できた気がする

まぁでも俺は聖徳太子じゃないから多分無理だね

そんなことはさておき俺は引き続き希暗と念話でやり取りを続ける


『急で悪いけど話があるんだよ。希暗は今どこにいんの?』


『今はリバールのダンジョンの…多分88層だと思う。そろそろボス前だからって休憩してたんだ』


『なるほどね、なら場所が分からないわけだ。それに結構早いな。80層超えたってことはしばらくダンジョンに篭ってるのか?』


『そうだよ。あの戦闘のあと色々と手伝いをしてからずっとダンジョン攻略を続けてる感じかな。2人がそろそろ限界だって行ってるから90層終わらせたら戻るつもりだったんだ。それのために冒険者ギルドから入口に戻るための魔法陣を設置する魔道具を貰ってきているし』


『そうなのかー。じゃあどうしようかな〜、結構急ぎの用事があるんだけど90層終わるまで待っていた方が良さげだな。今の希暗達をダンジョンの中まで迎えにいくのも無理だし』

何故迎えに行くのが無理なのかというと俺の転移テレポートは一度行ったことがある場所にはいつでも行くことができる…だけど俺は88層には行ったことがないので今回は出来ないのだ

いまからリバールのダンジョンを崩壊させる勢いで攻略する方法が無いこともないけど流石に自重しておく

なので今回は希暗達が入口まで戻って来るのを待つしかないのだ


『じゃあ希暗達が90層の攻略が終わるまで待ってるとするよ。一応状況を知るためにこまめに念話送るから戦闘中とかは無視してくれてもいいからさ』


『分かった。じゃあなるべく早く終わらせるように頑張るから待ってて』

そう言うと俺は希暗との念話でのやり取りを辞める

ちょっと予定が変わってしまったのでセリア達にも遅くなると連絡をしなければならないのでセリアに念話を送る


『聞こえる?セリア。ちょっと予定が変わって遅くなりそうたがら適当なタイミングで寝ててくれ、明日の朝までには戻るから』

そう送るとセリアから


『分かりましたロア様。先程の作業ももう半分程終わってますので完了させてから休むことにします』

と返ってきた

それを聞いた俺は


(("⊙Д⊙")えっ!!流石に早すぎない?あの3人ちょっとおかしいじゃ済まなくなってるよね?!)

とただ驚く

いやだってあの魔道具は数えられないほどあったんだよ?

しかも壊れないように一個一個丁寧にしないといけないし、更に魔力もどう考えても足りないから回復を何回もしないといけない

魔力回復は高級魔力回復ポーションで気軽に出来るけどやっぱり体に限界がくる

それらを考えたら3人の速度は頭がおかしい


そう思いながらも俺はとりあえずフロリアとリア、それに瑠奈をセリア達と同じ作業をしながら待つのであった







……To be continued


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