最終章・もうやだよこんな役職(;´Д`)
無事にスリイアの近くにある六首邪覇龍が封印されていた湖へと移動した俺達はまずいつものように野営の準備をする
もう日もくれているしここからの予定は少しの間俺一人で行動するので3人にはここで休んでおいてもらおうというわけだ
まずこの辺りを広めに結界を貼り俺達がいるのを周りから見えなくすると共に魔獣や人払いの効果も付属させておく
流石に未だいつも使ってる簡易結界そのものに複数の効果を付けることは出来ていないが効果付与技術によって今や確固たる要塞のような防御力とかなり高度な隠蔽能力を持っている
ちなみにこれはつい先程できたものだ
何故なら不滅真祖との戦いのおかげで俺の能力が更に上昇してしまったからだ
ちなみにこんな感じ
名前 神楽かぐら 呂阿ロア
種族 もう少しで神様
役職 モブを極めし者
体力 error
筋力 error
魔力 error
物防 error
魔防 error
俊敏 error
知力 error
運 error
固有技能ユニークスキル・・・・言語翻訳、加速思考、並列思考、万物創造、武王、魔術王、超再生、超回復、状態異常全無効、全技能使用可、並列存在(new)、もうちょっとで神の覇気(new)
並列存在・・・・・自身と限りなく近い存在を異空間、又は別の次元に1人だけ生み出すことが可能
もうちょっとで神の覇気・・・・・半人の覇気の強化版。威圧を与える範囲が広くなり対象もある程度の距離ならば自由自在に選ぶことが出来る。また威圧の強さにより死、重症、気絶、金縛り等から対象に与える症状を調整により変更可能
………とまぁ更に巫山戯たことになってる
特に種族と役職
いやさ、もう役職の方は諦めてたよ
だってずっと前からわけわからないやつでとりあえずモブってつけてたらなんでもいい感あったし
でも今回はついに種族の方にまでこのステータスを決めているであろう神のお巫山戯が侵略してきている
なんだよもうちょっとしたら神って!
もうそれならいっそのこと神でよくね?なんて俺が思うのも無理ないだろう
それにこの表示じゃもうちょっとがどれぐらいなのか分からないしもうこの世界に俺の経験値になってくれそうなのいない気がするから神に到達する方法も分からない
邪神までにせめて種族だけでも神になって並んでおきたかったのに詰んでる(´·ω·`)
ちなみに能力の強化は俺はよく使う万物創造や並列思考のユニークスキルが強化されていることからふと思い自分のステータスを見て気づいた
ちなみに不滅真祖を倒してから使っていたのは並列思考の方で今では前までの2倍くらいまで同時かつ瞬時に思考することが出来る
多分魔法もその思考できる数と同じだけ一瞬のうちに別々の種類を発動出来るだろう
でも邪神の強さが分からないのでどれだけ強化されても安心感はないし油断はできない
そう考えると俺はこの世界に来てはじめて焦っているのかもしれない
そんなことを考えつつも簡易結界を貼り、寝具を準備してから食事を作り始める
ちなみに食事の材料は俺がいつの間にか皇城の食料庫からパチってきたものをありがたく使わせて貰っている
決して泥棒では無い
適当な金額のお金を置いてきたからね(´ー`)
俺はいつ通りのスキルにものを言わせる適当料理をセリア達と食べながら3人にこれからの予定を伝える
「とりあえず食べながら聞いてほしい。俺はこのあとイグノアとアログアに行ってからとりあえず会議のための事情説明をしてくるよ。多分協力に関しては問題ないと思うからそんなに時間はかからないかな。そしてそれが終わったらフロリアと希暗のところに行ってくる。スリイアだけはまだ協力が約束されてない、というより俺のことを大々的には知らないからね。それを知らしめるための打ち合わせをしてくるよ」
俺がそう言うとセリアが質問してくる
「イグノアやアログアに行く時には私やリーニャがいた方がいいと思いますがどうでしょう?」
そう言うセリアの言葉は間違っていない
恐らくアログアの方はリーニャを連れていけば一発でゼラスの阿呆は陥落してくれるだろうし、イグノアの方もセリアを連れていけばガロの奴含めて色々と便利だろう
(確かにそう言われたらそうな気がする。どうしようかな〜1人でパッパッパーと言ってサッサと帰ってきてもよかったけど予定変更しようかな。それにリーニャやセリアに家族に合わせてあげたいし。だけど3人にはして欲しいことがあったんだよね。………そうか!とりあえずフロリアと希暗の方を先に済ませてる間に3人に作業してもらおう。イグノアとアログアに行くのはそれからでもいいや、どうせ前にも忠告しておいたから戦力集めてるだろうし。アログアに限って言えば実際にあんな戦闘も起きたんだから警戒を怠らずに避難活動とかもしてんだろ多分)
セリアの言葉を聞き考えをまとめた俺は3人に再び話をする
「じゃあとりあえず俺は先にフロリアと希暗のところに行くことにするよ。獣人と魔人の国は明日行くことにする。それでだけど3人には頼みたいことがあるんだ」
そう言いながら俺は空間収納から次々とある種類の魔道具を取り出していく
俺はどんどん取り出しながら3人に
「これに一個一個魔力を込めていってほしい。多分込めれる限界になったら感覚的にわかると思うから込めすぎて壊れることはないと思うよ。それで3人には悪いけどこれぐらいの数あるんだ、だから多分3人の合計魔力だけじゃ無理だから魔力を回復させながらでもやってて欲しい。それで込め終わったやつをこの袋に満タンになるまで入れるのを繰り返しておいてくれ」
といい山積みになった魔道具を背にセリアに魔法の袋をドサドサと渡す
ちなみにこの作業はこれからの戦いに備えるために確実に重要になってくるので決して無駄にはならない
流石の3人も数の多さにびっくりしていたがそれぞれ
「分かりました、ロア様。ロア様が戻られる前には終わらせておきますね」
「私も了承しました。すぐさま終わらせてみせます」
「これ楽しそう!リーニャも頑張ってやる!」
と元気よく返事してくれたので一安心だ
俺ならばこの数の魔道具をみてそんなことを言われたらやる気なくして寝るね
特にリーニャの面白そうとかワケワカメ
多分リーニャはすぐに飽きて辞めるだろうけど
そんなことを思いながらも俺は3人に
「じゃあ頼んだよ。すぐに戻ってくるから」
と言うと不可視可と消臭、更に消音を使用してから俺は自分がこの世界に来た時にいた部屋へと静かに転移した
……To be continued




