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第5章・そして物語は終わりへと向かう

これにて5章終了ですヽ(*´∀`)ノ


そして明日からついに最終章に突入します!

引き続きお読みいただけると嬉しいです


俺が皇帝達に、帝国へと要求したことを纏めると以下のような事柄だ

・まず1つ目に他国への出軍をやめること

・次にこれからのことに備えてこの国の戦力となる兵士や冒険者なんかを出来るだけ集めること

・そして最後に3種族間での協力することを確約しどのような対策を取っていくのかを話し合うための場に代表者を参加させるということ

の3点だけだ

細かく言っていくならばもっと多くの事柄を要求しているが大きくまとめるとこうなる

1つ目の要求は当たり前のことながら他の国と戦争してるどころではないから出軍なんてもってのほか

2つ目の要求は邪神の復活に伴い各国を確実に襲ってくるであろう魔獣達の対策ため

だけどこれに関しては各国のどこに攻めてくるかわからないところが難点だ

これはあくまで推測なのだが帝国以外の他の国3カ国では多分邪神の従魔が復活させられるのでそれを中心にして国の中心部へと攻め込むと思う

そうなると軸となる邪神の従魔が復活しない帝国では帝都だけでなく様々な都市に魔獣達が攻める可能性がある

こうなった場合起こりうる可能性の中では1番マシなパターンであろう

なんせ戦力をだいたい一点に集中させることが出来るからだ


勿論他にもいくつかのパターンを想定している

最悪場合、全ての国で魔獣達がところ構わず暴れ回る可能性がある

その際には多大なる被害が出るうえにかなりの長期戦になるだろう

何故ならこの世界の技術では多くの人々をすばやく移動させるような方法はないため攻められている場所が分かっても増援を送ることは出来ない

更に魔獣達を統率している邪神やその従魔なんかを先に倒してもただ操られなくなった魔獣達が散り散りに暴れ回るだけだ

なのでどうなるのかが分からない今、各国の代表者達を含めて話し合う必要がある


それに関連して3つ目の要求だ

俺はこのあとすぐさまスリイアに戻ってスリイアの王や大臣達にも話し合い(物理)をして各国の代表者を集めた会議を開くつもりだ

これに関してはスリイアさえ何とかしてしまえば既に話をつけてある獣人の国や魔人の国は勿論、協力を約束してくれた帝国も素直を従ってくれるだろう

従わない場合はO・HA・NA・SIを少しすれば問題ない

まぁ多分大丈夫だろう………多分

めんどくさい余計なことは極力したくないからね

各国の代表者を集めるのに関しても問題ない

俺ならば1度行った場所には自由に転移テレポートできるのでシュパッといってスタッと帰ってこれば余裕なのだ

どうせ数人なので魔法陣も設置する必要ないから多分だけどすぐさまこの会議は開くことが出来るだろう


というふうにこの3点を要求してみたところ驚くほど素直を皇帝や大臣達は了承してくれた

物分りがいい人は好きだよほんと

めんどくさい奴は…………ねぇ(´·ω·`)

そんなわけで俺はとりあえず帝国の代表者を誰にするか訪ねる


「じゃあとりあえずこの国の代表者はどうする?」

そう言われると大臣達は皇帝へと視線を向け皇帝はそれが分かったか口を開く


「ならば我とその付き添いの数名が参加しよう」

その言葉を聞いてまぁそうなるよね普通、と思いながら俺が次の問いをしようとすると今まで黙っていたノーラが


「私も参加をさせてください!」

と言ってきた

俺としてはノーラはぶっちゃけどっちでもいいかな〜と思ってるので皇帝に視線を向けて反応を促す

ちなみにそれに便乗して「私もノーラ様と共に参ります」とか言ってるローゼはパスしたい

こいつはどうせ話理解できないので連れて行っても無駄だからだ

ノーラの言葉を聞いた皇帝は俺に問いかける


「そちが予定している会議にはどうやって移動すればよいのだ?それによって一緒に行く人数がかわってくる」

そう聞かれた俺は


「俺が転移テレポートで連れていく。だから3人までだな」

と答える

ちなみに3人以上も運べるけど疲れるし転移テレポート先の位置なんかが微妙にズレてくるので今回はやめておく

転移テレポートしたら土の中とかシャレにならないからね(俺以外が)

俺の発言を聞いて大臣達は「他人を連れていける転移テレポートなんて聞いたことがないぞ……」とか驚いているけど放置

皇帝も同じく驚いているけども気を取り直して俺の方へ向き直ると


「ならば我と我が娘、それに我の右腕の大臣でいくとするがかまわぬか?」

と聞いてきた

勿論連れていくメンツにノーラは入ってるけどローゼは入ってないので俺としては特に問題ない

流石にこの皇帝が右腕として使っている奴ならまともなやつ………だと信じたい

俺は皇帝の問いに対し答えとともにとりあえずのこれからしておいて欲しいことを伝える


「この国の代表者はその3人で構わない。それでさっそくなんだが俺は今すぐに他の国に行って話をつけてくる。多分一瞬間後にはまたこの場所に迎えに来るからそれまでは戦力を整えたり帝都から遠くに住んでいる人達の避難をさせるかなんかをしておいて欲しい。勿論これから起こる大規模な戦いについては国中の人達に知らせるようにな」

そう言われて皇帝や大臣達は頷き返してくる

ノーラは連れて行ってくれることに喜んでいてローゼは置いてかれることにしょげていたけど皇帝からの信用も無さそうだし無理もないだろう

何故未だにノーラの騎士としてやっていけているのかは謎だけども


結局そのあとも少し皇帝と話をして俺が一週間後にここに迎えに来るまでに出来ることを色々と動いておいてくれることになった

一週間じゃかなり厳しいだろうけどやらないとやるとではかなり変わってくる

そして無事に話を終えた俺はとんでもなく急ではあるけども


「じゃあ今から俺達はスリイアに行くから。会議の準備が終わったら念話で連絡する。じゃあな」

そう言い残すと後ろでずっと待機してくれていたセリアとクロア、更に背中ですやすやと眠っているリーニャを連れて転移テレポートを発動する

その際にノーラが何か言いたそうだったけども今度聞いてあげればいいだろう


そう思い俺はスリイアの王都の近く

ここに来る前によった湖の側へと転移テレポートさせた








……To be continued

[お知らせ]

とりあえず1話1話の分量が少しだけupします

あと最終章は今まで以上に視点がコロコロ変わると思いますので少し分かりにくくなるかもです


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