第5章・やるせないぜ(´·ω·`)
そろそろ5章も終わります(´・ω・`)
不滅真祖が勝ち逃げの形で消滅したのをただただ見ることしかできなかった俺は少しの間呆然として立ち尽くす
(あ〜あ、なんだかめんどくさい展開になりそうだなぁ。邪神が復活しないように今までそこそこ頑張ってきたのに結局復活させられちゃった。・・・・・はぁ、かったるい。もう色々とめんどくさいなぁ……やる気が一気になくなったんご(´・ω・`))
なんて巫山戯た考えてはいるけども実際に状況はかなり悪いといえるだろう
今まで各国をまわって邪神の復活を阻止するために頑張ってきたのに最後の最後で不滅真祖に上手いことやられてしまった
実際ににあんなやり方で復活させるなんて誰も思わないだろう
戦闘力では勝っていても戦闘経験は俺よりも不滅真祖の方が何枚か上手だったということだ
(でも俺の戦闘経験はまだ2.3ヶ月ですし!)
とか負け惜しみを言っても状況は全く変わらない
むしろ復活までの間になんとかして対抗策を出して邪神に対する対策をしなければならない
邪神だけならまだしもおまけで復活する3体の従魔達もいるのでは俺1人だけではどうにもならないだろう
それに邪神は多分俺よりも強いはずだし
そこら辺は女神達に聞けば分かるだろう
なので今これからの予定は
・とりあえずセリア達と合流
↓
・帝国を何とかする(物理的に)
↓
・急いでスリイアに戻ってフロリアや希暗達に話を通す
↓
・女神達に話を聞けたらいいなぁ(願望)
↓
・なんとかして3種族を協力させて邪神復活に備える
といった感じだろう
大まかな流れとしては多分これでいいし、細かいところはその時々に思いついたらやっていこう
こんな時でもマイペースでいくのは大切だと思う
そう考えた俺はまず最初にやるべき事であるセリア達との合流をすることにした
だがその前にアホ1人と1体のせいで深刻な被害が出ているこの周辺の地形をとりあえず何とかしておかないといけない
さっきの神級魔法のせいでここら周辺だけでなくかなりの範囲で被害がでたかもしれないけど多分そっちは大丈夫だろうと思い今回はスルーする
流石にもとの様子に完全に戻すことは出来ないので適当に草とか木でも生やしておくことにする
まず
「中級土魔法・土波」
と唱え地面の土を動かして均等にして平らにしていく
主に不滅真祖がいた辺りを念入りに平らにしていく
そして一通りし終えたら次に
「自作魔法・植物促成」
を使い手当り次第に草木を生やしていく
まぁ別にジャングルみたいになっても問題ないと思ってとりあえず地面が見えなくなるくらいまで使い続ける
この結果帝都の周りの草原地帯の1部に木々の密集した不気味な箇所が出現したのは言うまでもないだろう
そんなこんなで無事環境保護をし終えた俺はとりあえずセリアに
『3人共聞こえる?とりあえずこっちは終わったからそっちに向かうね』
と念話を送るとすぐさま転移を発動する
(はたして念話送る必要あったのだろうか。もう3人とも俺が何しても大抵驚かないから急に転移してもよかったかもな)
なんて思いながらも一瞬のうちにセリア達がいる場所の近くに着く
俺が急に現れたことにセリア・クロア・リーニャは驚くことなくこっちに近づいてきて、ノーラ・ローゼは驚きで固まっている
3人は固まっている2人を置いて俺のもとにくると
「ロア様、お疲れ様でした」
「主様、お疲れ様です」
とセリアとクロアはいつも通りの感じであり、リーニャは
「ロア!さっきの魔法凄かったの!今度教えて!」
といいつつ飛びあがり俺の肩へと着地する
ちなみにこの際飛行は使っていない
文字通りジャンプしているし俺もしゃがんでいない
何故なら今のリーニャ最近覚えた魔力による身体能力の強化によって大人の冒険者顔負けの身体能力を誇る
有り余る魔力を持つリーニャだからこそ寝ている時以外常時強化を行えるのだけども
ちなみにクロアは元から出来ていたしセリアも上手くできるようになってきている
俺?言うまでもないだろう(´ー`)
だって教えたの俺だし
そんなやり取りをしつつも状況は一刻を争う事態なので次の行動へと移るべく5人にこれからの予定を説明する
「さっきから慌ただしくて悪いけどこれから急いでしなくちゃならないことがいっぱいあるからまずはすぐさま帝都にいくよ。さっきの戦闘のせいで騒がしいし皇帝とか色々上の立場の人がいないだろうから早くいかないと不味いしね。詳しいことは後で説明するけどとりあえず行くよ」
と早口で言うとノーラの許可を取ることなく先程からこちらを見て何か言おうとしているノーラに近づくと素早く背負う
そして何も言わずにすぐさま飛行を使って飛び立つ
その俺のあとをやることを察した3人はクロアがローゼを背負いそれぞれ飛んで付いてくる
そして俺達は混乱しはじめた人々によって混雑している帝都の上を普通に見えるように飛び皇城の先程俺が空けた穴から中へと入っていった
……To be continued




