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第5章・激戦(!)vs最後のペット④

もう周りのことなんか考えずにゴリ押しすると決めた俺の行動は素早い

魔力充填を完了させた聖剣アストを手に持ったまま次々と不滅真祖インモータルヴァンピィへと様々な魔法を打ち込んでいく

今の俺のステータスだと上級以下だと無制限なのでまさに打ち砲台


「上級火魔法・灼熱熱線フェルノレーザー


「上級水魔法・海王乃三又シーランスカール


「上級風魔法・激嵐災ディラード


「上級光魔法・豪滅光閃リザウンド

などなど闇以外の各属性の魔法を打つ

勿論これ以外にも初級・中級の魔法は無詠唱でバカバカ撃ちまくる

単体用とか団体用とかもう関係ない

不滅真祖インモータルヴァンピィに当たろうが当たるまいが手当たり次第に打ちまくっている

だがそんな俺の魔法は不滅真祖インモータルヴァンピィの纏う不思議な真っ黒オーラに当たると消え去っているのが確認できる

多分上級以下の魔法だとほぼ効果はない

その度にほんの少しずつだが魔力を削ることが出来ているのだけれどもこのままだと確実に長期戦になってしまう

流石にそれはいやなので、あの不思議オーラ羨ましいなぁ〜、なんて思いつつも俺は無詠唱の魔法で弾幕を貼りつつも更なる威力を持つ攻撃の準備にはいる


一方、不滅真祖インモータルヴァンピィも俺の魔法がとてもうざいのか


「なんじゃこの量は!?我には全然きかんが鬱陶しいわ!」

といいつつも当たると消滅してしまう魔力弾で俺と同じように弾幕を貼っている

だがここで大事なのは不滅真祖インモータルヴァンピィが俺の位置を把握できてないということだ

なんせ不滅真祖インモータルヴァンピィの感知スキルより俺の隠蔽スキルの方がレベルが上

なので俺は弾幕のせいで目視出来なくても不滅真祖インモータルヴァンピィのだいたいの位置は分かるけども、不滅真祖インモータルヴァンピィは俺の位置が分からないまま暴れてるわけだ

多分不滅真祖インモータルヴァンピィは魔法が飛んでくる方に俺がいると思っているかもしれないがそうは問屋が卸さない

残念なことに俺自身は今現在魔法を打ってないんだな

そう、先程作った分身に活躍してもらってる

全方位からの弾幕である(´・∀・`)

本体は高級魔力回復ポーションで魔力を回復なうだ


そんなこんなで俺の準備も終わり分身の数も減り弾幕も薄くなってきたので頃合だと思い分身を消す

すると魔法の弾丸は無くなり、魔法が来なくなったからか不滅真祖インモータルヴァンピィも魔力弾を撒き散らすのを止める

そして土煙が晴れお互いに目視できたのを見計らって俺は魔法を唱えた


「神級火魔法・炎滅極劉槍アリアテレス

そう唱えると俺の手には1本の真紅の槍が現れる

勿論これは魔法であって武器ではない

この魔法は自身で敵を正確に狙って打たないといけない最強の単体用攻撃魔法なのだ

残念なことに自動追尾なんかないけども

すると俺の魔法を見た不滅真祖インモータルヴァンピィははじめて焦りをみせる


「・・・まさか神級までつかえるとはの……しかもあの忌々しい女神の得意魔法ときたか」

といいつつも不滅真祖インモータルヴァンピィ魔力を消費して自身を覆う黒いオーラを漆黒に近づけていく

そんな様子を見ながら俺も


「これが今俺のつかえる魔法の中で最強のやつだ。女神の得意魔法ってことは知らなかったけどな」

といい魔力込め狙いを定める

勿論この魔法と同時に聖剣アストの攻撃も同時に行う

即ち両手から剣と槍を不滅真祖インモータルヴァンピィに投射する形だ

そしてお互いの準備が終わったとき


「この魔法でかたをつけてやんよ!」

という俺の言葉と


「ボロボロの聖剣と女神の魔法。その程度受けきってみせるわ!」

という不滅真祖インモータルヴァンピィの言葉が発せられたあと、俺の魔法は不滅真祖インモータルヴァンピィに直撃し過去最大級の轟音と破壊が辺りに広がっていった

勿論俺もただではすまなくなるため咄嗟にお馴染みの結界を貼ってなんとかやり過ごす

それにしても流石女神の得意な神級魔法である

俺の魔力の半分を消費したが、直撃した不滅真祖インモータルヴァンピィの周辺だけでなく俺のところまでも地形が変わっている

更にその余波だけでも俺が結界を貼らないとダメージを受けかねないレベルだ

正直以前使った時のやつよりも今回の方が威力は格段に上だ

ちなみになぜこの魔法が俺の今つかえる魔法の中で最強の威力がわかったかと言うとクロアの元いた異空間で色々試したからだ

その結果、どう頑張ってもこの魔法以上の魔法は作れなかったってことだ


(女神の得意魔法すげ〜なおい)

とそんな風に感心していると辺りの視界がはれてきて不滅真祖インモータルヴァンピィのいた辺りが視認できるようになってくる

そしてその姿を見た時俺は驚いた


(まじか!まだ感知スキルで反応があったから生きてるのは分かっていたけどあの魔法と聖剣アストの攻撃を直撃したのにまだあのオーラ出せるくらいの力はあるのかよ………ちょっと感動。なんかはじめて全力の攻撃耐えられた気がする)

そう俺が思うのも無理はないと思う

なんせ不滅真祖インモータルヴァンピィがいるクレーターの中心地は地面が溶け、マグマみたいになっているにも関わらず不滅真祖インモータルヴァンピィの立っている足元は無事である

しかもまだ黒いオーラを全身に纏えている


そう俺が観察していると不滅真祖インモータルヴァンピィが防御姿勢をといて俺の方へと視線を向けて口を開く


「かっかっか、どうじゃ!お主の最強の魔法、耐え切ってみせたぞ!」

と俺を指指しそう言う

なんかこう言われると負けたみたいで腹立つ


「うっせ、さっきのはまだ全力じゃないから!俺が全力でやったらここら辺全部吹っ飛ぶから!」

なんて子供みたいな言い訳をしつつも俺がこのあとどうするかを瞬時に考えはじめた






……To be continued

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