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第5章・激戦(!)vs最後のペット③

幾重にも及ぶ俺と不滅真祖インモータルヴァンピィの衝突を繰り返すことおよそ数分

着地した時には木々に囲まれた泉の畔にいたはずなのに今はもう元の姿はみる影もなく泉は干上がり地に生い茂っていた草々は消え木々は見える限りにはほとんど存在してない

前の2体もそうだったがやはりこいつら邪神の下僕ペット共と俺が戦うと深刻な環境破壊をしてしまうらしい

だがそんなことお構いなしに未だに衝突を繰り返すバカ2人

そんななか俺は不滅真祖インモータルヴァンピィを倒す算段がついたのでそれを実行に移すことにした

まずは


自作オリジナル魔法・影分身マルディアルシャドウ

と唱えると一応実体を持つ分身を数体作り上げる

ちなみにこの分身一体一体の耐久値はクロアの一撃で消滅くらいだがその他ステータスはセリアより少し劣る程度なのでたった数体でもぶっちゃけかなり強い

それに自我は持っていないが俺のユニークスキル・並列思考によって少し疲れるがそれぞれ個別に指示を出すことができる

なのでいくら不滅真祖インモータルヴァンピィと言えど時間稼ぎができるというわけだ


不滅真祖インモータルヴァンピィは俺が何体かに増えたことに多少なりとも驚いた様子をみせたが


「数が増えようと全て滅ぼせばいいのじゃ!」

といい先程俺を追いかける際に飛ばしてきていた当たると消滅する赤黒い魔力の塊を手当り次第に放ちはじめた

それにより回避が間に合わなかった3〜4体が消えてしまうがまだ最初出した数の半分以上残っている

俺は素早く分身を肉弾戦を行う近接担当と魔法により援護する後衛担当にわけ指示を出すと、本体である俺自身は姿・気配を消し不滅真祖インモータルヴァンピィから少し距離をとる

そして聖剣アストに魔力を込めていると俺はあることに気づく


(マジか……このアストはもう限界っぽいじゃん、多分魔力込めて全力ブッパで砕けるな確実に。結構重宝してたんだけどなぁ〜、まぁ仕方ないか。それくらいにこいつは強いしな、てか俺が相手して良かった。多分セリア達だと勝てないなこれ)

と思いつつ聖剣アストに魔力充填を完成させつつも現在俺が使える魔法の中で最も威力が高いであろう魔法の準備と共に不滅真祖インモータルヴァンピィを倒すために必須であろうある事も準備しておく

そして分身が全て倒し終えたころ、時を同じくして俺も準備を終え不滅真祖インモータルヴァンピィの正面へと姿を現す

不滅真祖インモータルヴァンピィの様子を見てみると見た感じ無傷であるが反応の大きさは最初の7割ほどまで減っている

あれだけ暴れてるのに7割も残っているのが凄いのだけども

そんなこと俺には言われたくないか(´・∀・`)

不滅真祖インモータルヴァンピィは俺の姿を確認するなり纏うオーラを一層濃くすると口を開いた


「先程の魔法は見たことがないのじゃ。幻影ではなく実体のある分身など相手にならんと思うたが案外手こずったわ。だがもう対策は出来た、あとは貴様を滅ぼすのみよ!」

と自慢げに言ってるのでこの際いいかと思い気になることを聞いてみる


「まさかここまで強いなんてな、思っても見なかったよ。他の2体よりもあきらかに各が違うと思うんだが、多分戦ってないもう一体よりも強いんだろ?」

そう俺が聞くと不滅真祖インモータルヴァンピィは律儀にも答えてくれる

やはりそれだけ俺に勝てる自信があるのだろう


「お主がいう2体とは我と同じアナザー様の下僕のことか?」


「ああ、そうだな。骸骨と頭がいっぱいあるドラゴンみたいなのだ」


「なんと!あの2体を倒したのは貴様じゃったか……。薄々気づいてはおったがもしかして各地で我らの邪魔をしていたのは貴様なのか?」


「その通りだな、多分全部俺達によるものだ。というか大抵俺のせい」


「っ!・・・なるほどなのじゃ、どおりで人間の分際でここまで我とやり会えるわけよ。つまり貴様が今代の英雄というわけじゃな!………だがそのような役職は持っておらんようじゃし、何しろ今までの英雄から感じられたようなオーラもないの。むしろ懐かしいようなオーラ僅かながらに感じられる…」


「それは俺が今代の英雄じゃないからだな。てかなんでお前だけ封印されずにずっと活動出来てるんだ?他の奴らは全員封印されてんのに。あと鬼刃?だっけか、それの仕組みも教えてくんない?」

と俺が調子にのって唯一全く分からなかった鬼刃の仕組みとそこはかとなく不思議に思っていた何故不滅真祖インモータルヴァンピィだけが封印されることなくずっと活動して3種族と戦ってきているのかを聞いてみる

すると不滅真祖インモータルヴァンピィは再び怒った様子になると


「それは我が主であるアナザー様の助けによるものじゃ!忌々しきあの女神共と雑魚のせいでアナザー様だけでなく深淵死霊王ダークネスリッチー六首邪覇龍ヘキサループスフォートドラゴン、それに冥腐三首子犬サーラティルケルパピー達も封印されてしもうた。だから唯一残された我はアナザー様達を復活させるべくずっと活動し続けてきたのじゃ、人間や獣人や魔人共を使っての。そしてついに!やっとの事で再びアナザー様の封印を解くことができるといった時に貴様が!!!」

と長ったらしい台詞をいいつつもどんどんオーラが濃くなっていき、それによって不滅真祖インモータルヴァンピィ周辺の物が消滅していく

どうやら聞いちゃいけない事だったみたいだ


鬼刃の説明聞けなかったや(´・ω・`)

なんて思っている余裕もあるわけないのに俺はこの世界にきて2度目の焦りを感じていた


(ここまで強いと俺の攻撃でも一発じゃ無理そうだな……それに多分今の様子だと触れることができそうにないからさっきの計画もパァ。・・・・よしっ!ゴリ押ししよう)

とさっきまで実行するつもりだった計画が無理だとわかるやいなや俺はもう最終手段・GORIOSIにて不滅真祖インモータルヴァンピィを倒すことに決めると


「もうめんどくさくなったからお前をこのままぶっ倒してやる!周りのこのなんて知ったもんか!」

と言い聖剣アストの力を解放する準備をする

そんな俺の言葉を聞いた不滅真祖インモータルヴァンピィ


「貴様はっ!今ここで我が倒す!そしてアナザー様を復活させるのじゃ!!!」

と言うと不滅真祖インモータルヴァンピィの頭の上あたりにドス黒い魔力の塊ができだんだんと大きくなっていく


そして2人の準備が終わったとき

戦いは最終局面へと入っていった







……To be continued

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