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第5章・スタコラサッサと帝都へ

俺達はすぐさまこの街から出るべく行動をはじめる

まずはダンジョンの小部屋からでてダンジョンからの脱出だ

一応ノーラとローゼは魔道具によって他の人には普通の冒険者に見えるようになって入るが一応俺と会った時のドレスに剣のノーラの格好では普通に怪しまれるので適当な服とセリアとクロアのような軽めの胸当てと脚宛を渡してある

もちろんガチガチの騎士にしか見えない格好であったローゼにも同じような装備を渡して着替えてもらった

これで俺達ははただの冒険者にしか見えないはずだ

ちょっと男女比がおかしいかもしれないけど


ダンジョンから無事に出ることが出来た俺達はそのまま門のある場所ではなくただ単にこの街を囲む防壁へと近づいていく

ダンジョンからでた時には既に日が真上に登りきる少し前ぐらいであり周りにも冒険者が沢山いて、何故か俺達の方をチラチラと見ている奴がかなりいた

俺が何故見られているのか不思議そうにしているとノーラが俺が疑問に思っているのが分かったのか


「昨日の件で貴方達は注目されてるのよ」

と言ってきてくれた

それを受け俺は少し聞いてみる


「何でだ?別に絡んできたアホ共を撃退しただけだろう?」

すると俺の言葉を聞いたノーラは呆れたように


「・・・そう言えば貴方はこの街に来たばかりだったわね。貴方達に昨日絡んできたのはBランクの冒険者でこの街の冒険者ならほぼ誰でも知ってる実力者よ、でも評価は最悪だけどね」

と答えた

俺はそんなノーラの言葉に


「ふ~ん、まぁどうでもいいか。別に見られているだけで特に何もしてこないだろ」

と適当に返しつつも壁に向けて歩き続ける

そんな俺を見てノーラは


「やっぱり貴方は私の見込んだ通りだわ(ボソッ)」

と小声で何か呟きながらも俺の後を付いてきていた

勿論セリアとクロアとローゼも付いてきており、リーニャはいつも通り俺に肩車された状態だ

そして俺達はその後も冒険者の視線やその他の街の人の注目を集めながらも無事防壁の目の前まで辿り着くことが出来た



壁を目前とした俺は周りに誰もいないのを確認してから早速壁を飛び越えるべく準備に入る

俺は異空間からあるものを取り出すとそれをリーニャ、セリア、クロアに渡していく

すると手渡されたセリアが


「ロア様これは何でしょうか?」

と聞いてくる

クロアとリーニャめ同じように訪ねるような視線を向けてきていた

なので俺は少し間を置いた後に3人を見て悪だくみをしている時の笑みを浮かべると


「それはな・・・・透明マントだ╭(°A°`)╮」

と言い放った

だが俺にそう言われた3人はピンときていないようで若干戸惑っている様子

それにノーラとローゼも不思議そうにしていた

これは某魔法映画で見た時から欲しいなぁと感じており試行錯誤を重ねるうちにやっとこの前何とか使えると言ったレベルの物が作れたのだ

そう、会心の一作品なのだ!

といっても通じないなら仕方ない

俺はネタが通じなかったために少ししょげながらも


「要するにこれを着ている間は姿を消せるってことだよ、。俺がいつも使ってる周りから不可視になる魔法と同じ効果だな」

と言うとセリアは分かった様な反応を示しリーニャとクロアはまだピンときてないような感じである

勿論ノーラとローゼも微妙な反応だ

なので俺は実際に見てもらうことに決めると


「ならとりあえずリーニャ、それを着てみてくれ」

とリーニャに頼む

俺にそう言われたリーニャは不思議そうに首を傾げながらも


「分かった、じゃあ着てみる!」

と言うと俺に手渡された物を広げる

するとそれはローブのような感じの服になっていてリーニャが着るのに丁度いいサイズとなっている

それに関しては俺がちゃんと調整してるからである

リーニャが俺から手渡された物を着たのを確認すると


「じゃあリーニャ、少し魔力を服に流してみてくれ」

と言う

この服は普段は薄茶色のローブみたいなのだが、着用者がこの服に魔力を流すとその効果が発揮される

なので目指してる理想の透明マントにはまだまだ遠いんだな

俺の言葉を受けてリーニャが服を通すとフードを装着していない首から上を除いてローブに包まれている首から下は本当に透明のように後ろの景色が見えている状態となった

それを見てその他の4人は


「「「「おお~!」」」」

と感動しているようだった

その反応を受けて俺は少し満足する

リーニャも自分の体を見て見て消えているのが分かったらしく


「本当に消えてる!これは凄いの!流石ロア!」

とぴょんぴょん飛び跳ねて嬉しそうだった

子供は新しい物にかなり良い反応をしてくれるから嬉しいなぁ(´・∀・`)

このままみんなにも感動を味わって欲しいのだが早くしないと人が寄ってくるかもしれないし捜索隊の見回りが来るかもしれない

そう考えた俺は


「すまないがちょっと時間が無いからもう行くぞ、セリアはそれを着てくれ。クロアはローゼを背負った後に着てくれ、勿論全員フードもして首から上も隠してくれよ」

と言った後


「ノーラはどうする?抱っこと背負うのどっちがいい?」

とノーラに聞くとノーラは顔を真っ赤にして一瞬言葉に詰まった後


「………抱っ子の方でお願いします………」

と小声で答えてきた

なので俺はノーラを遠慮なくお姫様抱っこをする

その時セリアとクロアとリーニャから羨ましそうな視線が向けられたが今はスルーだ

その後先にリーニャ、セリア、クロア&ローゼに行ってもらった後に俺はノーラを抱っこした状態で自作オリジナル魔法・不可視化インビジブルを使うと4人のあとを追って飛びはじめた

残念なことにこのローブには姿を隠す能力はあるが気配を遮断する能力は無い

セリアとクロアはかなり気配遮断の能力も高いがリーニャはまだ少し下手でローゼとノーラに至っては全く出来ていない

なので俺は4人の反応を捉えられているので迷うことないしセリアとクロアはリーニャの反応を捉えられているだろう

だからリーニャが先頭なのだ


そして飛ぶ前に伝えておいた街から程よく離れた場所にリーニャが先に着地しそれに続いてセリア、クロア&ローゼが着地したのを確認してからノーラを連れて俺も着地した






……To be continued →

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