第5章・ダンジョン攻略(其ノ伍)
接戦の描写難しい(;Д;)(;Д;)(今更感)
短絡的で面倒くさがりな俺のせいによってアンデッド共が蹂躙されながら進んでいくとようやく今日のとりあえずの目標であった70層のボス部屋の前まで辿り着くことが出来た
あまりにも雑に攻略してしまったが多く出てくるアンデッド共が悪い、俺は悪くない
そう自分言い聞かせた俺はダンジョンの環境破壊をしてしまったことを忘れることにする
まぁなんとかなるだろ(ならない)
そして目の前の70層のボスに意識を向けることにした
ここ70層のボスは情報ではなんか適当に龍であるということしか分からなかった
赤青黄緑白黒色々といるなかで何がいるかは分からないがどれも高ランク魔獣とされているので今までこのダンジョン出てきた魔獣よりは強いだろう
とりあえずここは相手が龍ということなので俺はクロアに任せてみようとおもって付いてきているであろう2人に声をかけるべく後ろを振り向く
するとセリアとクロアは2人ともかなり疲れているようで息を切らしていた
それを見た俺ははっと気づく
(あっ・・・・・そういやついついアンデッド共を駆逐するのに夢中になりすぎてすっかりペースについて忘れていた………ちょっと急ぎ過ぎたな…)
そう思った俺はとりあえず疲れた様子の2人に声をかける
「えっと・・・ごめんな2人共、ついつい速度上げてやり過ぎちまった………。クロアにはここのボス頼もうと思ってるんだが・・・大丈夫そうか?」
と謝ってからクロアに尋ねた
するとクロアは息を切らしながらも
「・・大丈夫です…主様……。ここのボスは…私に…お任せ下さい……」
と息切れしながらも笑顔で返事をくれた
それを受け俺は
「本当に大丈夫か?かなり疲れているように見えるんだけど……」
とクロアの様子を見て心配したように声をかける
そして少し考えた後、仕方ないから俺がやるかと思ってそう声をかけようと思って口を開こうとすると
「大丈夫です!私に任せてください!」
とめちゃくちゃやる気がある返事をしてくれた
まぁそうは言っても疲れている様子なんだが
でもせっかくやる気があるようなのでここはクロアに任せてみることにする
一応俺もすぐに動けるように警戒しておけばいいだけだし
とりあえず俺はクロアに少しでも体調を整えてもらうために空間収納から各ポーションと特製スタミナドリンクを取り出すと
「じゃあここはクロアに任せるよ、あんまり足しにはならないかもだけどこれで少しでも体力と魔力を回復させておいてくれ」
と言うとクロアに手渡した
俺の言葉を聞いたクロアは嬉しそうに
「はい、主様!」
というと俺からポーション類を受け取るとそれを飲み一応戦闘に支障がないくらいに体力も魔力も回復することが出来たようだ
それを確認した俺はとりあえずいつものように寝てしまっているリーニャをセリアに預けるとクロアに
「じゃあ扉を開けるからな、危なくなったら手を貸すから安心して戦ってくれ」
と言いクロアが戦闘態勢が整うのを確認した後にボス部屋の扉を開き中へと入っていった
ボス部屋の中に入るとそこには赤色の鱗をもち敵意の篭った真紅の瞳をこちらにむけている龍がいた
どうやら今回のボスは赤龍のようだ
前回魔人の国に行く際の山で合うことが出来なかったのでちょっと嬉しいと思ったのは内緒だ
ちなみに見た目は赤色〇ーマンダって感じ
赤龍は俺達を確認すると身体を起き上がらせて威嚇するように咆哮をあげた
俺はとりあえずクロアに
「じゃあクロア任せたぞ」
というとセリア・リーニャと共に少し後ろに下がった
クロアは俺の言葉を受けるとやる気の篭った返事をすると赤龍の方へと歩みを進めた
赤龍はクロアが近づいて来るのをみて再度威嚇するように咆哮をあげたあとにクロアに向けていきなりブレスを放つ
それに対しクロアも同じようにブレスで対抗する
そのブレスを放つクロアの姿をみた俺はその姿のシュールさにちょっと驚いてしまった
だって魔法のように手から出すとおもったら口から出すんだもん
セリアは以前に見ていたのかさも普通のように見ていた
そしてクロアとボスのブレスがぶつかり大きな音と衝撃波が生まれる
その結果打ち勝ったのはクロアのようだ
赤龍の方にだけブレスの衝突による被害が出て赤龍は全身に傷を負い見た目既にボロボロ
クロアはそのまま即刻ケリをつけるべくブレスの衝突をものともせずそのまま赤龍へと向かっていく
そしてその後は一方的な展開となってしまった
ブレスが押し負けたことにより赤龍が少し怯んでいる間に肉薄したクロアはそのままいつものように魔力によって身体能力をあげてから近接戦によって蹂躙をはじめる
俺はちょっとくらいまともな戦闘になるかなーって思って見ていたけどなんてことはない、ただのフルボッコだ
クロアが一撃入れる事に赤龍の殴られた部位が欠損していく
赤龍も一生懸命にクロアに対処しようとするがクロアの全然動きを捉えられていない
そのまま身体中の部位を削り取られて四肢欠損したあたりでもう赤龍は全く動かなくなった
それを確認したクロアはもう終わらせることを決めたのか口から炎を吐くと赤龍を燃やし尽くした
その姿もシュールだった
そして戦闘を無傷で終えたクロアはこちらに戻ってくると
「無事終わりました主様♪」
とご機嫌な様子で報告してくれた
そしてクロアから頭を撫でろオーラが出ていたのを読み取った俺はお望み通りにクロアの頭を撫でてあげながら
「お疲れ様クロア」
と言いとりあえずクロアを労う
そしてリーニャをおんぶしているセリアを呼ぶと
「じゃあ時間も時間だし今から帰るか。だいぶ2人も疲れたと思うしな」
というと2人が同意したのを確認してから設置されている入り口まで移動できるボス部屋の奥にある転移陣に乗る
そして忘れものが無いことを確認してから魔力を込めて起動させると俺達はダンジョンの入り口へと戻っていった
……To be continued →




