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第5章・ダンジョン攻略(其ノ肆)

機種変したらデータ吹っ飛んだ(´◉◞౪◟◉)


モチベが……………

俺達がボス部屋の後の階段を降り61層へ続く洞窟を抜けて到着するとそこは一般的なダンジョンの洞窟風景と異なり見るからに不気味な場所広がっていた

別に木々が所狭しとある訳ではないのに全体的に薄暗く床も沼地のようにぐずぐずの状態である

更にカァーカァーというカラスの泣き声なようなものまで聞こえるし紫色の霧まで出ているようにも見える

俺がこれらの様子から推測できるのはこの場所が今まであまり戦うことのなかったアンデッド系の魔獣が出るだろうという事だ

基本的にボスからボスまでの10層はほぼ同じようなステージで魔獣はその環境に合う奴が出てくる


もしアンデッド系が多数でるなら少しめんどくさい

基本的にアンデッド系には物理攻撃が効きづらく魔法も光は効くがそれ以外は効きづらい

ゾンビ系だけは別で火魔法が効果抜群だったりする

ただその光の魔法属性にはめっぽう弱く、また物理攻撃といっても魔力を直接ぶつけたり武器に纏わしたりしての攻撃なら普通に相手ができる

ただ厄介な点なのはとにかく数が多いこととしぶといことだ

1体1体は大して強くないが数の暴力は強いためランクも高めに設定されているし何より倒しても復活する奴が多いからめんどくさい

アンデッド系の中でもスケルトンシリーズは骨を物理的に抹消すれば復活出来ない

たがゴースト系やデーモン系は魔力が少しでも残っていると際限なく復活するし魔力もスキルによって触ると他の魔獣や人間達から奪うことができるので調達しやすい

ぶっちゃけG並にしぶといってわけだね


勿論光魔法ならアンデッド系は即滅できるが光魔法は人間種にしか使えない上に使い手がかなり少ない

よってこの世界でのアンデッド系はかなり嫌われているようだった

俺が前に倒した深淵死霊王ダークネスリッチーはアンデッド系最上位でありあの時は俺がキチガイな魔力と魔法で完膚なきまでに消滅させたが通常他の奴らで相手するとなるとかなりの人数の光魔法の使い手と直接近接で奴を抑える凄腕が多数必要なくらいに強い

まぁもう戦うことがないだろうが本当に邪神の従魔はどれもこれも強すぎるレベルだ


てな具合なのでぶっちゃけアンデッド系を相手するに当たってセリア・クロア・リーニャはあまり相性が良くないという事だ

セリアは風、クロアとリーニャは火・闇の魔法しか使えないので魔法はあまり効果ないだろう

俺の魔法みたいに余程威力があれば別かもしれないが3人なら出来てスケルトンシリーズをバラバラにすることができるくらいだろう

多分骨は抹消できない

セリアとクロアなら物理的に消滅させれそうだが


そのように考えた俺は仕方ないが時間もあまり無いのでここから70層のボスまでは俺が1人で自重なく暴れることにする

70層のボスも一応情報ではアンデッド系じゃないのだが万が一ということもあるので付いてから誰が倒すか考えることにした

以上のことをスキルによって一瞬で思考した俺は後ろについて来ていた3人の方の向くと


「ここはどうやらアンデッド系みたいだ。本当は2人に任せたかったけど相性悪いし時間もないから次のボス部屋までは全部俺がやるから」

というとリーニャは不満げな表情をしていたが先程叱られたことが堪えたのか何も言わなかった

セリアとクロアの方は


「すいませんロア様、獣人にとってアンデッド系の魔獣は相性が悪くて……」


「骸骨共なら何とかなりますがあの幽霊共はちょっと…………申し訳ないです主様」

とそれぞれ申し訳なさそうにしていたが2人ともここは俺に任せてくれるとことだった

俺はリーニャを軽くおんぶしてから魔力によってリーニャをしっかりと固定すると


「じゃあかなり飛ばしていくから付いてきてくれ、一応罠のこともあるから俺の通った所以外は通らないように。それ以外でももし何かあったらすぐに伝えてくれよな」

というと2振りのロングソードを作り出す

そして


「上級光魔法・光纏ライトルーマ

と唱える

すると作り出された2つの剣が神々しいオーラのようなものを纏った

まぁ要するに適当な光魔法を無詠唱で撃ちまくるよりも切り伏せて進んでいくのが楽だと思ったので武器に光の魔法属性を纏わせたというわけだ

これで切られたアンデッド系は確実にお陀仏である

そして準備が整った俺は後ろを向き2人に目配せをするとさっさと70層のボス部屋に辿り着くために61層の攻略をはじめるべく剣をかまえ走り出した




それからしばらくの間両手で剣を振るいながら走り続けたがやはり数がやばい

スケルトン系やゾンビ系は地面からいくらでも生えてくるしその他のアンデッド系はどこからともなくやってくる

そんな感じで切っても切っても全く減らないし徐々に進む速度が落ちていった俺はやってられるかとばかりに魔法の乱射をしはじめた

無詠唱で魔法を打ちまくりながら剣から光の刃を飛ばしまくりアンデッド共を掃除していく姿は傍から見たら狂喜乱舞のようだっただろう

勿論光魔法なのでリーニャには影響がいかないようにきをつけているしセリアとクロアにもちゃんと気を使った上でも乱用だ


そして俺が暴走し続けることおそよ2時間

61層から70層のボス部屋までのエリアは光魔法によって全て浄化されつくしアンデッド系の魔獣達は完全に姿を消したのであった………

ダンジョンの情報が書き変わるようなことをしてしまったが反省はしないのが俺である






……To be continued →

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