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第4章・Sham bles(終盤戦)

そろそろた4章も終わります( ゜σω゜)


そして5章は全くかけてません(笑)

新たな人物の急参戦に部屋にいた寝ているリーニャ以外は全員固まるがさっきの発言聞いて真っ先にセリアが反応する


「っ!?もしかしてクロアですか?」

それを聞いて驚いたのは俺である

すぐさまどうして暗黒龍ネオブラックドラゴンだったクロアが人型になっているのか聞いてみる


「本当にクロアなのか?」

すると俺に抱きついたままクロアは


「はい、そうですよ主様♪」

と答えてきた

それを聞いて俺は再び尋ねる


「その姿はどうしたんだ?・・・もしかして進化と何か関係あるのか?」

それを受けクロアは


「はい!希に各種族の龍は人化と呼ばれるものを習得可能になることがあるそうなんです。私の場合種族の進化に伴いその能力を得ることができました。それに加えて人化した状態なら大抵の場合戦闘力が大幅に落ちるはずなのですが何故か私はあまり変わっていないようです。先程試してみた結果そう分かりました」

と教えてくれた

俺はとりあえずクロアに鑑定を使ってみる



名前 クロア

種族 黒龍之王キングブラックドラゴン

備考 呂阿の従魔ペット

魔獣ランク S(+)


黒竜之王キングブラックドラゴン・・・・黒龍種の最高位種。他の龍族にもそれぞれ1頭ずつ龍王が存在しそれらは自動的に生存している個体のうちから強さの1番上の個体がなる。能力は暗黒竜ネオブラックドラゴンとほぼ変わらないが通常と異なり能力がほぼ衰えないまま人化することが出来る



という感じだ

クロアの言う通り人化する能力を手に入れているばかりか龍の姿の能力そのままとかやばい

昼間の戦闘で更に成長したセリアより少し強いか同じくらいだと予想できた

多分変わるとしても攻撃範囲が少し狭まる程度だろう

そして俺がそんなことを考えながら感心していると驚きから復活したのか白月が口を開く


「・・・神楽君、その人は誰なのかな?」

もうこの言い方にも慣れた

俺は心を無にして答える


「さっき言った通りクロアだ、白月も乗っただろ?」

そう言うと白月は驚いたように


「あの時の魔獣なの!?」

と聞いてくる

それを聞いてフロリアも


「その方は呂阿達と一緒にいた強力な魔獣なのですか?」

と驚きを隠せないまま聞いてくる

リアも


「魔獣の人化なんて聞いたことは…………噂で竜人などの集落があるということくらいしか」

と言っている

するとセリアだけは驚きではなく敵意を込めて言葉を放つ


「あなたがクロアなのは分かりました。ですがいつまでそうしているつもりですか?」

そう言われたクロアは未だ俺に抱きついたままである

そのセリアの言葉をきいて白月とフロリアも驚きから敵意へと感情が移ったようだ

白月に続いて口を開いてくる


「そうだよ!いつまで神楽君に抱きついてるの?」


「そろそろ離れてはどうですか?」

と2人とも冷たい口調でクロアに言う

それに続いて瑠奈も何か言うかと思えば


「ちょっとよってクロア。こっちは私、そっち半分はあげるから」

と何故かいきなりクロアを呼び捨てにするだけでなくわけのわからないことを言う

するとクロアは瑠奈の意図を察したのか笑みを浮かべると瑠奈が未だ掴んでいる右手とは逆の左手に抱きつくような体制に変わった

そして俺は左からクロア、右から瑠奈に抱きつかれる形となる

そんな状態でも両手に花とか言って喜べないレベルでこの部屋の空気が重い


それもそのはず白月・フロリア・セリアはクロア・瑠奈に向けて完全に敵意を向けている

もうこの後の流れは読めた

何とか話を切りたいがぶっちゃけどれだけ頭をフルで回転させて考えてもこの状況を打破する方法が何一つ思い浮かばない

てか無理ゲーである

そう結論づけた俺は素早く現実逃避の体勢へとうつった

この間わずが1秒足らず

その後俺は5人による地獄の雰囲気の中ひたすら現実逃避をしてこれからの予定やここから逃げた希暗に対してどう八つ当たりをするかを考えていた




そして時刻は既に深夜をまわり外で復旧や後片付けをしていた人も含め全てが眠りについたころ

この部屋では未だに熱戦が繰り広げられている

2度も話の終結へと向かっていったにも関わらず、瑠奈・クロアという2連の爆撃によって状況はごっちゃ混ぜである

リーニャもまた目が覚めて今は俺の背中に隠れるように話を伺っているみたいだ

俺はもうどうしようもないので思考を停止させてる

すると色々と議論している5人に対して今まで口を開くこと無く黙っていたリアが突然


「少し宜しいでしょうか?」

と聞いてきた

それを受けて全員が一旦話をやめリアの方を向く

そしてフロリアが


「なんですか?リア」

と代表して聞く

それを受けリアは


「これは提案なのですが………1人を選ぶのではなく全員でロア様と結ばれるというのは駄目なのでしょうか?」

と言い放った

リアの言いたいことは即ちハーレムを作れば良いのではないか?ということである

それを聞いて白月・セリアはわけが分からないようで困惑した様子だが、フロリア・瑠奈・クロアはその手があったとばかりに頷いている


俺達の元いた国には一夫多妻の概念はないから白月は戸惑うのはわかる、瑠奈が何故か納得しているかという理由は言うまでもない

恐らくこの世界の人間にはその概念があるが獣人や魔人にはないのかもしれない、だからフロリアとリアは理解できセリアはよく分からないのだろう

それにおそらく魔獣は多分どの種族もそのような概念があるのだろう、クロアは理解している様子だった


そしてこの話し合いは急速に流れを変える

理解の及んでいない白月とセリアに他の4人が意図について説明してからリアを中心としてどうするかなどの具体的な意見交換がはじまる

その間俺はその提案に気づくことなくずっと意識を現在から飛ばしていたから話を全くと言っていいほど聞いておらず


(とりあえず今回もギリギリ何とかなったけどそろそろヤバそうなんだよなぁ〜……それに今回は結構暴れたはずなのにまだ暴れ足りないと思ってしまうのはんだなだろう?まぁ考えても分からんかな)

なんてことを考えている


そして俺の知らぬうちにこの白熱した話し合いは終結へと向かっていった






……To be continued →


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