第4章・Sham bles(中盤戦)
話を振られても俺は言葉なく動かないままだ
だって今までのこんな事言われたことないし対処の仕方なんて知ってるわけない
漫画やアニメのハーレム系主人公みたいな神対応なんて無理だ
ましてや身体能力が強化されてることもあり難聴系主人公になることも無理である
しかし黙っていてもただこちらに鋭いは視線が来るだけで何も進まない
俺はとりあえず本心を伝えていく
「・・・正直なところ俺にはそういった感情がよく分からない………なんせ今までそんなこと言われたこと無かったし縁が無かったからな」
と少し小さめの声でいう
そして更に続ける
「それに今はそれよりもやらないといけない事がある。だから全てに決着がつくまで待ってくれないか?必ずその時は答えを出すから」
と3人に向け言い放った
それを聞いた3人はと言うと
「私はロア様のお言葉に従うのみです」
とセリア
「神楽君がそう言うなら・・・」
と白月
「確かにその通りですね、今はそんな場合ではなさそうです。私はその時を待つことにしますね呂阿」
とフロリアがそれぞれ俺の言葉に納得してくれたかのように返してきてくれた
これらを聞いた俺は
(よっしゃァァァァー、このままこの話終わらしてとっとと寝る!)
と表情は申し訳なさそうな感じにしているが内心大歓喜である
しかしここで思わぬ伏兵が登場してしまう
俺はまたもこの場の切り抜け方に集中し過ぎてこの部屋に誰か来ていることに気づいていなかった
俺が歓喜した直後扉がノックされる音が部屋に響き
「黒晴達いる?」
と声が聞こえてきた
そして何のためらいもなく扉が開かれ中に瑠奈が入ってきた
返事聞かないなら何故ノックしたというツッコミが出来ないほど呂阿はその姿を見て固まる
そして部屋に入ってきた瑠奈も
「勝手に入ってごめん。ちょっと聞きたいことがあって・・・・・・」
と何かを言おうとして俺を見て言葉を失ったようだ
俺もなんて言葉をかけていいのか分からず黙ったままだし、他の奴らもその様子だった
しばしの沈黙の後流石にいたたまれなくなってきたので未だに固まったまま扉の前に立つ瑠奈に向かって意を決して俺が声をかける
「よ、よう瑠奈。久しぶり・・・・だな」
と言うとやっと理解が追いついたのか分からないが瑠奈は部屋を見渡すと何かを悟ったように頷くとそのまま俺の横にきて座っていきなり俺の腕に抱きついた
そして
「呂阿は私の」
と感動の再開のやり取り無しに、あながち読み間違いではないが今欲しくない流れを生み出す発言をした
それを聞いて勿論俺は固まる
突然のことに驚いたのもあるが瑠奈とは正直友達という感覚しか無かったし瑠奈もそう考えてると思っていたからだ
しかしそれを見て黙ったのは俺だけだった
白月・フロリア・セリアの3人は一瞬驚いたような表情になるがすぐさま敵意の篭った目を俺に向けると
「これはどうゆう事かな?神楽君」
と人を睨み殺せるんじゃないかと思うばりの視線を向けながら白月が言う
それに続いてフロリアが
「いったい呂阿はどれだけの女性に手を出しているのですか?」
とこちらは輝きのない目をして笑顔で聞いてきて
セリアは
「ロア様・・・ここまでだったとは……」
と何やら悲しみと怒りが混ざったような雰囲気になっていた
そして俺が瑠奈の行動に驚き固まったまま黙っていると瑠奈が俺に向けられた質問を何故か勝手に答える
「私はこの中で1番先に呂阿と出会って1番長い時間2人でいた。すなわち私が1番」
と言う
もう正直この発言を聞いてこの後の流れを考えた俺は固まっている振りをして現実逃避をすることに決めた
だってこれから第2ラウンドが開始されるもん
ていうか瑠奈の読みが鋭すぎて笑えない
瑠奈の発言を受けて白月・フロリア・セリア・瑠奈は俺を除いて何やら話し合いをはじめる
俺はもう現実逃避をしているので全く話を聞いていない
というよりもういっそ転移で逃げてやろうかと思ったが何故かすぐ捕まる気がしたので辞めておいた
そしてその後いったいどれぐらい経ったんだろうか
俺がふと意識を現実に戻すとこんな会話が聞こえてくる
「結局ここにいる4人は神楽君に対して好意を持っているってことだよね?」
と白月が言うと他の3人は頷く
そして次にフロリアが
「そしてそれぞれの返事は呂阿の目的が達成される迄待つということで大丈夫ですか?」
と言うとこれまた他の3人が頷く
次に瑠奈が
「これは私達が結んだ休戦協定。抜け駆けは無し、特にそっちの銀髪の獣人。ロアと別行動して」
とセリアに向かっていう
瑠奈はセリアの名前を聞いていないからそう呼んだ
それを受けセリアは
「それは承服しかねます。私はロア様のお力になるために一緒に行動して戦っているのですから」
と言い切る
だが多分これも何回か言いあったのだろう他の3人は食いつくこと無く、渋々だがこれは了承したようだ
他の3人が一緒にいくと言わなかったのはまだ理性が働いている証拠だろう
その後も何やら少し話しているようであったが部屋の雰囲気と話の流れ的にどうやらやっと解放されそうだ
そして俺は
(やっと終わる……もう何も起きないでくれ)
とか考えてしまう
そしてもはやユニークスキルになってるんじゃないかと思うレベルのフラグ建築能力を発動してしまう
突如俺の前に空間の裂け目が生じる
そしてそこから真っ黒な服装に黒髪をしたセリアと同じくらいの体型の女性が飛び出してきて俺に抱きついて来ようと飛びかかってきた
俺は長時間座っていたせいですぐに立ち上がって回避することは出来なかったがなんとかリーニャだけは隣のセリアに預ける事ができた
そしてそのまま俺はその謎の女性を受け止める
すると
「主様!これでやっと私もいつもお側に居られます。大好きです主様!」
と謎の女性は言う
俺はこれを聞いて
(あぁ…………第3ラウンドの始まりか…)
と現実逃避をする選択肢以外を選ぶ余地がないことを察した
……To be continued




