表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

11/270

第1章・一ヶ月程とんで実践前日(②)

投稿日が決まりつつあるこの頃



毎日投稿できるの目指してボチボチ頑張ります

…( ¯ ¨̯ ¯̥̥ )

フロリアと別れて食堂に向かうと食堂から肉を焼いているようないい香りがしてきた

食堂に入ってみると今まで見たことないような肉の丸焼きやその他色々な料理が大量にありクラスメイト達が談笑しながらそれぞれに食事をとっている


恐らくこれは明日からダンジョンに行く俺達への配慮なのであろう

そう思い俺は1人席につき様々な料理を挑戦して見ることにした

まずは何の肉かは分からない丸焼き、某漫画に出てきたような透明のスープ、彩とりどり過ぎても食欲が無くなりそうな野菜サラダなどなど色々と試してみたがどれも美味しく米が無いのが残念に感じられた

その後デザートまで食べ終えるとだらだらとするために部屋に戻ることにした







部屋に入ると既に希暗がおり明日のための準備をしていた

そんな希暗に向けて俺が


「準備はばっちりか?」

と声をかけると


「おかえり呂阿、とりあえず各回復薬や携帯食料なんかは持っていってるよ」

と答えが返ってくる

希暗が道具を詰めているのはクラスメイト全員に渡された魔法の袋、所謂アイテムボックスみたいな感じで見た目以上の量が入るものでこの袋は10kgまではいるにも関わらず重さは常に100gほどらしい

この世界での重さの単位は若干ズレがあるが元の世界と大差ない


「初実践のダンジョンだから用心するに越したことはないよな」


「そうだね。明日は様子見だからまぁ何とかなりそうな気もしてるけどテンプレだど………」


「・・・そうだな……。明日は俺と2人で後ろの方で騎士団に守ってもらうとするか」


「それがいいね。というよりさっき玲奈にも私が守ってあげるから後ろで隠れてなさいって言われたばかりだしね」


「まぁいざとなったら俺が守ってやるよ、今のところ対人戦ならかなり強い方だしな」


「それなら無茶しない範囲でお願いしようかな。結局僕は固有技能もまだ解放されてないからね」


「誰に聞いても分からなかったから仕方ないな。きっと何か希暗が変わる衝撃的な事でもないと解放されないんだろ」


「魔獣とは戦えても獣人や魔人とは戦いたくないとおもっているからかもね。実践していくうちに変わるかもだけど」


「俺だってまだ生き物を殺したことないからどうなるかわからんさ。慣れるまではキツイかもな」


「本当は慣れたくなんてないんだけどね……。でも玲奈たち女子が戦ってるのに男の僕が戦えませんじゃ駄目だからね」


「そうだな、なんとか生き延びて元の世界に帰る必要があるもんな。そのためには戦わないとな」

なんてことを話していると不意にドアを叩く音がし


「呂阿。私、開けて」

と声が聞こえくる

どうやら瑠奈が来たようなのであけると瑠奈は両手に何かを持っていた

そんな瑠奈に俺が声をかける


「どうしたんだこんな時間に」


「戦闘組は明日から実践。だから試作だけど魔道具持ってきた」

どうやら瑠奈はこの一ヶ月で作り上げた魔道具を持ってきたようだ

そう言うと瑠奈は俺と希暗は腕輪みたいなものを手渡し説明をしてくれた


「この腕輪は1度だけ体を守る障壁を貼ることができる。多分結構な衝撃でも耐えられるはず」

とりあえず鑑定を使いみてみる



【ガードバングル 】

・魔力を込めると1度だけ衝撃を無効化する障壁を貼ることが可能。ただし大き過ぎる衝撃には耐えられない


このような性能だがこちらの世界ではこのぐらいの魔道具でも相当な値段がする

なんせ1回死ぬのを防ぐぐらいの性能だ

そんな貴重なものを受け取った俺は


「ありがとうな瑠奈。でもこれって本当に試作なのか?かなり使えると思うんだが」

と聞いてみる

すると瑠奈は


「試作の中でも特に出来がよかった2つ。完成品ならもう少し良くなるはず」

と答えてくれた


(試作品でこのレベルか……。やっぱりチートみたいなもんだな)


そのあと瑠奈は


「じゃあ、頑張ってね」

と言うと自分の部屋に戻っていった

すると再びドアを叩く音が聞こえる


「希暗起きてる?起きてたら開けて」

どうやらお次は桜前達が来たようだった

2人が部屋に入ってきたときにまた白月が俺の方を見ていたようなのでそちらを向くと顔を下に向けて桜前の後ろに隠れられた

俺はその事に1人しょげる

そんな2人に希暗が


「こんな遅くにどうしたの玲奈」

と声をかけると


「明日から実践じゃない?でも希暗弱いから喝でも入れてあげようかと思って」

とぎこちなさげに桜前が返事をする


「そのためにわざわざ?」


「そうよ悪い? といいたいけどちょっと別の用事もあってね。神楽君ちょっといい?」


「ん?なんだ桜前」


「あなた一応強かったわよね?で私と歩は一応最前線の遠山や金山達のパーティーじゃない?だから希暗のところにいるわけにはいかないのよ」


「要するに希暗と一緒にいて、何かあったら守れってことだろ?」


「そういうこと。私からはこれだけね……。歩、言わなくていいの?」

そう言われた白月は顔を下に向け黙ったままだ


「まぁいいわ。じゃあ私達部屋に戻るわね」

そう言い桜前と白月は自分の部屋に戻っていった

再び2人になった俺は希暗に話しかける


「想われてるな希暗、でも白月は何の用だったんだろうな?様子も変だったし」


「まぁ大体察しはつくけどね…。もう少ししたら呂阿にもわかるんじゃないかな」


「ははっ、なんだよそれ。」

その後俺達は少し話をした後先に希暗が寝てしまったので俺も考え事をしながら寝ることにした


(さてとりあえず保険みたいなものも貰ったし、安全性が高い位置も確保できそうだ。これで何が起こっても最悪のケースは回避できそうだな………。まぁ万が一には俺が希暗に一芝居打つってのもありなのかね。まだ、力を見せるわけには行かないし一応あの方法を使うことも考えておくか………。)

その後色々と考えていた俺は気がつくと意識を手放していた






……To be continued →

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ