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第4章・事情説明パート2

やっと多忙な2月が終わる_( 」∠)_バタッ

俺達が急に現れたことで部屋の中にいたフロリア達は驚きの余りに固まったまま無言である

希暗に関しては会った後にもう何をしても驚かないと言ったのに何をしても驚いてばかりじゃないかと思いたくなるがまぁ仕方ないか

なんせ俺のすることは全部常識外れだという自覚があるからな


ちなみにセリアとリーニャはもう慣れて凄いと興奮することはあるが驚き固まることは無くなっている

今回も突然の事にも関わらずリーニャは


「ロア!リーニャにもさっきの魔法教えて!」

と言ってくるしセリアは何故だろう、嬉しそうにしている

その2人をみて俺は思う

慣れって怖いね三(((((´ω`;)

そして俺はフロリア達の意識を現実に戻すべく話しかける


「おーい、そろそろ話しはじめてもいいか?」

それを聞いてまず希暗とフロリアが口を開く


「呂阿がすることには本当に驚かさせれるね……」

と希暗

それに続いて


「・・・戦場でも驚きましたがその魔法は何魔法なんですか?呂阿。見たことないような魔法ばかりですけど」

とフロリアが聞いてきた

それに対し俺は答える


「まっ見たことないのは当たり前だな、だって俺が作ったんだし。そこら辺も全部これから話すよ」

と言った

しかし話に入る前に桜前と白月が別の展開を繰り広げはじめる


「もう神楽君がおかしいのはわかったわ。でもどうしてここに王女様がいるの?2人と王女様は結構親しそうだけど?」

と少し希暗を睨みながら桜前が言う

それに続き白月も


「そうだよ。それに神楽君と王女様は名前で呼び合うほど仲がいいんだね、いつから知り合いなの?」

とこれまた俺に向けて目の笑っていない笑顔できいてくる

それらを聞いた俺はすぐさまこの流れを打ち切ろうとするために口を開こうとするが先に希暗に


「僕は王女様に面識が少しあるだけだよ。呂阿と王女様がここに来た後すぐに知り合って仲良くしてたのは知ってるよ」

と正直に言ってしまう

それを聞いて桜前は安心したようだったが白月笑顔が引き攣り、横にいるセリアも雰囲気が暗くなる

そしてフロリアが


「そうですね、あなた達が来た直後から呂阿とは仲良くさせてもらってます」

と笑顔で更に追撃を加えてきた

こいつ確信犯やろと思えるくらいとびっきりの笑顔だ

それを聞いて白月は


「いつの間に王女様にまで………」

と黒いオーラを出しながら何やら呟いているし

セリアは


「ロア様はいったいどれだけの方に………」

といっそうドス黒いオーラを放ちながら呟いている

それに気圧されたのか桜前と希暗は俺達のいる場所と反対側にこっそり移動し

いまだ肩車中であったリーニャは


「ロア・・・リーニャ怖い………」

と2人のオーラにあてられて俺の頭をがっしりと掴んだまま震えはじめている

このままでは確実にDEAD ENDコースになりかねないと思った俺は意を決して口を開く


「じ、じゃあ、そろそろ話に入っても……いい?」

と尻窄みがちに言うと希暗が


「そ、そうだね……余り時間もないだろうしそろそろはじめ……ない?」

とこれまた尻窄みがちに援護してくれた

いくら戦闘が強くても俺と希暗は女慣れしてないからこんな雰囲気には滅法弱いため若干どもりながらも提案をする

一応桜前もそれを援護してくれるように相槌を打ってはいたが完全に親友である白月の雰囲気に呑まれていつもの強気な態度はなりを潜めていた

その間もフロリアとセリアと白月は何やら火花を散らしているようにしか見えない

そうすると完全に空気であったリアが


「何やら別のお話もありそうですけど、そちらは後でじっくりとお話いたしましょう。まずは呂阿様の事情説明を聞きませんか?」

と発言してくれた

前半部分がとんでもなく嫌な予感しかしないが今はこれに乗るしかない

そう思った俺は


「じゃあまず俺があの後どんなことをしたか、どうしてそんなことをしたか等々を話す感じでいいか?」

とみんなに聞いた

すると希暗と桜前はすぐさま頷き火花を散らしていた3人はそれぞれ


「ロア様がそうおっしゃるなら……」


「神楽君がそう言うなら……」


「ロアがそう言うならそうしましょう……」

と渋々感が満載な返事をしてくれた

ちなみにリーニャは俺の頭をしっかりと掴んでまだ怯えているようで返事は無かった

それらを聞いた俺はこっそり自作オリジナル魔法・防音カームを使うと話をはじめることにした


「じゃあまずあの時のダンジョンのところからかな。まぁあの時のことを見てたのは希暗しかいないけど大体のことは知ってるだろ。一応俺が希暗を庇って暗黒騎士にやられたことになってると思う」

と俺が言うと希暗が


「そうだね、僕はあの時転移される直前に呂阿が剣で貫かれているのをみた。それに最後まで残っていた騎士団員がその後も倒れたまま動かなかったような事を言っていたからね」

と言う

それを聞いた上で俺は


「まぁそりゃそうだろうな。そう見えるように演技をしたんだから、バレてたら意味無いさ」

となんでもないようにあっさりと言った

するとセリア以外が驚いたような反応をとる

そして希暗が


「あれは演技だったの!?あの後死にかけたことから強くなったとかじゃなくて?」

と喰い付いてきた

それに対して俺は


「まずそこからだな。それに俺が演技したのはある理由が複数あったからだ」

と引き続き説明をはじめた






……To be continued →

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