第4章・それぞれの戦い②
祝100話ヽ(*´∀`)ノ
いつも読んでいただきありがとうございます♪︎
まだまだ続きますので引き続き今作品をよろりんです( ✧Д✧) カッ!!
《side セリア&リーニャ&クロア》
呂阿が飛び立ち希暗達を地上に降ろしたあとセリア達は呂阿に頼まれた通りに殲滅を開始するべくセリアがとりあえずの指揮を執ることにする
セリアはリーニャとクロアに
「それではロア様の指示通りに魔獣を殲滅していきますよ。リーニャちゃんと私と一緒に魔法を、クロアは私達を乗せて低めに飛行をお願いします」
と言う
それを受けたリーニャは
「うん!リーニャの魔法で魔獣たちをやっつける!」
とやる気まんまんのリーニャ
一方クロアは
「何故あなたが仕切っているんですか?私はロア様の僕であってあなたの僕ではありません」
とセリアにくってかかる
なんでこんな風なのかといえば同じ人を思う者同士クロアとセリアは仲が悪い
理由はセリアは最初の出会いによってクロアを避けていることとクロアが喋れることによって少し警戒しているし、クロアは常に呂阿の傍にいるセリアを羨んでいるからだ
しかし2人とも呂阿の目の前では決してそのような雰囲気を見せないようにしているあたり一応恋する乙女というわけであろう
ちなみにそんな努力も虚しく呂阿はとっくに気がついている
クロアの言葉受けてセリアは
「今はそんなこと言い合っているより魔獣の殲滅ですよ、ロア様の負担を少しでも減らそうとは思わないのですか?」
とクロアに問いかける
それを受けクロアは悔しそうな雰囲気を出したがセリアの言うとおり呂阿の役に立ちたいためセリアの言うように低空飛行を開始した
それを確認したセリアは
「それでは魔法をつかいますよ、準備はいいですか?リーニャちゃん」
と言うと
「バッチリなの!」
と早くも魔力を練り始めているリーニャが元気よく答えたのでセリアも魔力を練り始める
そして
「中級風魔法・大嵐」
「中級火魔法・火竜巻」
と唱える
もちろん一般的に使われる効果とは大きく異なる
多めの魔力を無駄なく込めることで範囲も威力も格段にあがった一撃だ
しかも威力が高いからといっても一般人が使う魔力と比べて消費量は少ない、だからセリアも魔力量が低めでも凶悪の威力の魔法を連発出来ているのだ
ちなみにリーニャはもとから魔力量が桁違いなのでもはや無尽蔵と思えるほど打てる
こいつらはもはや二人だけでも災害クラスである
その後もクロアはブレスを、リーニャは火と風の魔法を、セリアは風の魔法によって次々と魔獣達を殲滅していく
そして呂阿が六首邪覇龍との戦闘している間空中にいた低ランク魔獣をほとんど殲滅し終えた
高ランク魔獣のほうは2人の広範囲方の魔法では流石に倒しきれない強さではあったが流石に脆い翼は耐えることができなかったようで飛行能力を奪うことができ次々に墜落していく
クロアの方はクロアのブレスに耐えられる魔獣は存在せず直撃した魔獣達はどんどん絶命していっていた
ちなみにクロアの背中には呂阿の作った快適空間が現存しているためクロアはなかなかの速度で飛び回っているためはね飛ばされた魔獣達も少なくはないはずだ
その間出来るだけ魔獣しかいない場所を狙っていたりするが時々人間にも魔法やブレスの余波がいっていたりする
でもまぁそこはご愛敬だ
実際はシャレにならない威力なのだが……
そうして魔獣の殲滅をしているとセリアの感知スキルに大きな反応が現れる
そしてその反応が次々と他の反応を消しながら城壁にいた比較的大きめな反応の元へと向かっているのを感じとることが出来た
それが希暗や人間側の味方でないことが分かるとセリアは
「クロア、ロア様から言われていたことを思い出しました。私を城壁の上に下ろしてくれますか?」
とクロアに言う
流石のクロアもロアからの指示だと言われて邪魔をする訳にはいかずに素直にセリアの言葉通りに動き出す
そしてセリアはノリノリで魔法を打ちまくっているリーニャに向けて
「リーニャちゃんは引き続き魔法を打ち続けてくれますか?」
と言うとリーニャは
「まかせてなの!リーニャは最強の魔法使いだからどんどん魔獣をやっつけちゃう!」
とかなりハイテンションではあったが了承してくれた
初めて思いっきり魔法を打てるのが嬉しいのだろう
放つ魔法の威力も尋常じゃなくなってきている
そうしているとクロアが城壁の上に辿り着く
下を見ると片手剣を持った男と綺麗な格好をしている女性を守るように短剣を構えた女性が男に対峙している
反応からしても男は相当のやり手みたいであり、女性の方は傷だらけで押されているようだ
下にいた3人はこちらに気を取られている様子で上を見上げて動きをとめいた
セリアは男の方をロアの探している当たりだと思うと
「リーニャちゃんを頼みます」
とクロアに一言言うと飛行城壁へと飛び降りる
そして男と女性の間に入ると男に向けて
「ご主人様の命よりあなたを倒させていただきます」
と言うとセリアは腰にさしてあったレイピアを抜き男に向けて構えた
……To be continued →