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第1章・一ヶ月程とんで実践前日(①)

かなり寒くなってきた今日この頃


寒さで目が覚めるの辛らたん(´・ω・`)

召喚されてから約一ヶ月がたち遂に明日から実践訓練がはじまるそうだ

1日の訓練を終えた俺達に向けて


「今日の訓練はこれで終わりだ! 明日からは実践訓練をはじめようと思っている、場所は王都から少し離れた街リバールにあるダンジョンを予定している。今夜はしっかり休んで明日に備えてくれ」

とラハットが説明したあと解散となる


軽く説明しておくとリバールのダンジョンは合計100階層存在して難易度的には

1~10階までがF

11~20階までがE

21~30階までがD

31~40階までがC

41~60階までがB

61~80階までがA

81階以上がS

とされておりいままでに80階のボスまでは突破されたことがあるらしい


今回は練習なので20階までいってみて余裕がありそうなら少し進むみたいだ

ちなみにステータスでのF~Sランクとダンジョン難易度のF~Sまでのランクは同じではなく要求ランクの一段階から二段階上のステータスが適正とされているがぶっちゃけ人数次第で変わる

また魔獣のランクはF〜SSとされていてこちらはそのままのランクがソロでやる際の目安となっているみたいだ

これらに関してもパーティでとなると少し変わってくるらしい

まぁ俺にはあまり関係ないだろう

1人で暴れればなんとかなる思う……多分


(いよいよダンジョンかぁ、なにかしら起こるだろうから一応警戒しとかないと。結局希望暗の固有技能も使えるようになってないからまだ国も出れないしどうしようかな)

なんて考えている俺はこの一ヶ月の間に自身の力をある程度把握することができており、そのスキル等を使ってこの国で集まる情報はほとんど集めることができていた


他の戦闘組のクラスメイトもステータスはあまり成長が無いもののほぼ全員が格闘術か体術のLv1を入手しており、個々の戦闘スキルや魔法もある程度使いこなせるようになっている

特に遠山、金山、近藤なんかは元々のステータスが高かったこともあり騎士団の人と比べても遜色ないくらいに強くなっていた

武器に関しては訓練はすべて一般的な鉄製のものを使用していたが、ダンジョンに行く際にある程度の業物をくれるとのことだった

防具に関しては個人の職業やスキルに合わせたオーダーメイド品を準備してくれるとの事でそれめ明日受け取れる予定であった


ただ一つ気がかりなこととしてはやはり希暗のことである

訓練中は基本的に俺とペアでくんでいたため特に問題なく過ごせていたが、タイミング悪く1人になったりすると見計らったかのように近藤達が絡んできていたらしい

ややこしいことこの上ない

希暗は戦闘組の中でも唯一戦闘スキルや魔法がなく、ステータスも最低レベル

結局固有技能もまだ解放されていない

ぶっちゃけこのままいくとテンプレ通り死にかける又は死んでしまう運命にある


(それだけは何とか避けねぇとな……。恐らく希暗の性格的に大切な誰かが傷付いたりするのを目の前で見たりしたら覚醒しそうなんだけど難しいよなぁ………(´・ω・`)まぁ今は死ぬようなことが無いように俺が頑張るしかないか)

と試行錯誤しながら俺はもはや日課となっている中庭に向かうことにした





考え事をしているうちに中庭につくといつものように椅子に座り本を読んでいるフロリアとその横にたっているリアが見える

そんな2人の内の片方に


「よっ、フロリア。今日も本を読んで勉学中か?」

と声をかけると俺の分のお茶が出される

こうしてもらえるくらいは信用を得たようだ

フロリアは俺から声をかけられると本を読むのを中断して


「こんにちは呂阿、今日は気分転換に過去の英雄の物語を読んでるんですよ」

と返してくれる

ちなみに俺は既にタメ口であるにもかかわらずフロリアの方は多分今までの教育によるものだろう、基本的には敬語である

そんなフロリアに俺は引き続き話しかけていく


「過去の英雄の物語?具体的にどんなんなんだ?」


「昔にあった三種族間の大きな争いにおいて人間軍の中で一際強く人々を導いたとされている方の人生を綴ったもので我が国では殆ど全員が知っているほど有名なんです」


「なるほどなぁ。今度時間があったら読んでみるよ」


「ではこの本貸しましょうか?返すのはいつでも大丈夫ですので」


「いいのか?まだ読んでる途中だろ?」


「私はもう何回も読んでるから大丈夫ですよ」


「なら有難く借りとくよ、字は書けないけど本なら読めるからな」


「そう言えば、呂阿達は明日からリバールのダンジョンでの実践訓練だそうですね?」


「そうだな、とりあえず明日は様子見の予定らしい」


「あまり無理せず無事に帰ってきてくださいよ。まぁ呂阿はのんびり屋さんなので大丈夫だと思いますけど」


「まぁね、呑気な俺は無茶しないよ。それに最初のうちは騎士団の人達が守ってくれるしね」


「騎士団の方々が守ってくれるなら安心ですね。スリイアの中でもかなりの実力者ぞろいですから」


「だから明日はちゃっちゃといってサッサっと帰ってくるよ、多分日が暮れる前には帰ってこれると思う」

とそんな感じでいつも通りに暗くなるまで適当にフロリアと話をした後、俺はフロリア達と別れてて食堂に向かいながら思った


(あら?俺、フラグ建ててね????(´°д°`))






……To be continued →

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