食欲日記デブ活中
初めて書いた短編小説です。間違いなどたたあると思いますが読んで貰えると光栄です。
眠い目をこすり朝早くから運転する。
朝日が目に突き刺さり思わず目を閉じてしまう。
こんな朝早くから出かけている理由は…飯さ!
とても美味いと評判の店を聞き岡山県へ。
海沿いの道路を走っているが…とても美しい。
海に飲み込まれそうなくらいだ。
紹介が遅れたな、私は松野太郎だ平凡なサラリーマンさ。
美味いものに目がない未だに独身の40歳…もういい歳なのにな〜…誰か…俺を…拾ってください!!。
まぁ私のくだらない話は置いといて苦笑。
その美味い飯屋は値段もとても安いらしい。
いったい…どんな店なのだろうか…。
しばらく車を走らせると店が見えてきた。
その店は意外と車の通りが多い道沿いにあり、赤く少し小汚い感じの中華料理店だった。
なんとも普通過ぎる店…普通は怪しとかボロいとかそんな感じだろ…。
そう思いながら店に足を入れる。
出迎えてくれたのは日本…中国の方だった。
席に案内され椅子に腰を下ろし出された水を一口口に入れる。
暑かったので水が上手く感じる。
ただの水だか美味い、水が喉をすーっと通っていくのがわかる。
カラカラの喉を冷たい水がうるおしてくれる。
喉をうるおしたところでメニューを見る。
う、高いな…エビチリが900円…高い。
なぜだ、安いと聞いていたのにほとんど500円以上じゃないか!。
高いと思いながらメニューを見ていると、目にとまったのが…定食だった。
その定食はラーメンに白米・唐揚げ・エビチリなど
がついた定食で、値段が何とどれも500円だった。
何でだ…一品物より定食の方が安い…なぜだ…。
まさか…不味かったりして…。
冒険が好きな自分は…チンジャオロース定食を注文した。
いったいどのような物がくるのか…。
ワクワクだった。
少し経って、チンジャオロースの匂いがしてきた。
気づけば口に湖が溜まっていた…。
喉に流れ込むツバ、ごくんごくんと喉を鳴らしてしまう。
早く食べたいと喉が急かし、お腹もつられて『グー』と音を鳴らし急かす。
蜃気楼のように見えるくらいモクモク湯気が立ち上る定食が運ばれてきた。
とてもいい匂いだ、食欲がそそる。
さっきまでの不安は無くなっていた。
チンジャオロースに手をつける。
熱々のチンジャオロースは箸が止まらない。
ピカピカと輝き湯気をなす白米と共に口の中へ。
美味い…美味すぎる。
白米の上には絶対にのせない。
ご飯を汚すことはしたくないから。
ピーマンが苦いと感じるが…苦くない。
これならピーマン嫌いも食べられるな。
唐揚げを食べるが、これがまた大きくて美味い。
手のひらサイズの唐揚げが2つ。
噛むと肉汁が溢れでる。
肉汁を塞ぐダムが決壊し旨味がダムから溢れでるようだ。
おっと、ラーメンを忘れていた。
まだ熱々だ…。
ズズズー、麺をすする音が鳴り響く。
美味い、豚骨醤油ラーメンだがとてもあっさりしている。
上には分厚く切られたチャーシューが10枚くらい。
チャーシューラーメンを頼んでしまったのかと勘違いしてしまう。
チャーシュー好きにはたまらない。
煮卵の黄身はトロットロで出汁がきいている。
こちに広がるトロットロな黄身が舌を優しく包んでくれる。
ふぅ、食った食った。
席を外そうとすると店の人が、『まだあるよ』と言った。
もう頼んだのはこれだけなのにな…。
待っていると店の人が何かを運んできた…。
それは、丼だった。
熟成チャーシュー丼。
これがまた美味く、コッテリしているのかと思いきやとてもあっさり。
チャーシューとは思えない。
箸が止まらない。
じっくり煮込まれトロトロになったチャーシューを口に入れる。
チャーシューが口の中で溶けていく…生キャラメルを食べてるようだ。
あっという間になくなった。
最後に水を一杯飲み席を立つ。
お金を払った時、チャーシュー丼のお代はなかった。
サービスだそうだ。
あんなボリュームがあり美味いチャーシュー丼がサービスとは驚きだ。
定食も美味いし値段も安いし、儲けがあるのかと客ながら心配してしまう。
店を出ると店の亭主が外まで来た。
『また来てくださいね』片言な日本語だ。
『また来ます』と言うと、ニッコリ笑った。
その笑顔は何処となく嬉しそうだった。
亭主は車が見えなくなるまで外にいた。
これが"おもてなし"かと感じた。
思わぬ遠出だったが、心もお腹もとても満足できたのでよかった。
次はどこにしようか…。
どうだったでしょうか?面白かったですか?クソつまんなかったですか?笑
初めて書いた作品です。パクリかと思われますがパクリではありません!自分流で書いたつもりです!。間違いなどがあればご指摘ください!
何卒お願いします!