無責任な子(メロディアスび~と)
遠くまで着いた。
「だが、帰り発の乗車券は用意してないから。」
言葉のままに汗がはじけ飛ぶような、長い帰路は無責任過ぎるだろ。
どうせ、同じような駄文を書くんでしょう。
サイレンにがむしゃらに書け、賭け、掛け、欠けるのだ。
無駄になるであろう、その朝がやってくるのは鬱なんだ。
気にしているわけじゃない。
木にしているのである。
サイレンサイレンがまた鳴り出すのは、君の目線をそらすため。
どっかに投げかけた匙で、友達が去りゆくはさっちゃんだ。
ロッキング殺傷能力であんたらはシッチャカメッチャカするはずさ。
足りてないものは責任能力なの。
足りてないものはあなたなのよ。
蜃気楼の狭間で私、走馬灯のように繰り返しそうさ。
悲しいことはもう、うんざりだ。
映画のようなドラマチックな蜃気楼がまた、流れゆく。
グロやエロも悲しみも、お腹一杯だ。
比べる戦争はセンスを持ち合わせぬ、一過性虚血発作だ。
エイレーン、この無責任男をなんとかしてちょうだい。
メロディアスなメローが、ノイズに我を消極的にする。
蓮根が連なって、擬音語が祇園の迷宮へとビープ音が覗かれる。
あぁ、演技の合間に考えちゃうのは、それが飽きてきた証拠。
途端に虚ろな目で私を見、つまらなさそうに申し訳なさそうに退室する。
時間に、空虚な現実へと帰される。
「ちょっと、まってよ!」
それでも彼は、帰り賃も渡さずに君を放り投げ捨てるのです?
それでは君よ、息も閉ざさずに私に投げかて拾ってくださいませ!
「なんて無責任なの・・・。」