表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

短編集

無責任な子(メロディアスび~と)

  遠くまで着いた。

  「だが、帰り発の乗車券は用意してないから。」

 言葉のままに汗がはじけ飛ぶような、長い帰路は無責任過ぎるだろ。


  どうせ、同じような駄文を書くんでしょう。

 サイレンにがむしゃらに書け、賭け、掛け、欠けるのだ。


  無駄になるであろう、その朝がやってくるのは鬱なんだ。

 気にしているわけじゃない。

 木にしているのである。


  サイレンサイレンがまた鳴り出すのは、君の目線をそらすため。

 どっかに投げかけた匙で、友達が去りゆくはさっちゃんだ。



  ロッキング殺傷能力であんたらはシッチャカメッチャカするはずさ。

 足りてないものは責任能力なの。

 足りてないものはあなたなのよ。


  蜃気楼の狭間で私、走馬灯のように繰り返しそうさ。

 悲しいことはもう、うんざりだ。

 映画のようなドラマチックな蜃気楼がまた、流れゆく。


  グロやエロも悲しみも、お腹一杯だ。

 比べる戦争はセンスを持ち合わせぬ、一過性虚血発作だ。

 エイレーン、この無責任男をなんとかしてちょうだい。


  メロディアスなメローが、ノイズに我を消極的にする。

 蓮根が連なって、擬音語が祇園の迷宮へとビープ音が覗かれる。



  あぁ、演技の合間に考えちゃうのは、それが飽きてきた証拠。

 途端に虚ろな目で私を見、つまらなさそうに申し訳なさそうに退室する。 

 時間に、空虚な現実へと帰される。


  「ちょっと、まってよ!」

 それでも彼は、帰り賃も渡さずに君を放り投げ捨てるのです?

 それでは君よ、息も閉ざさずに私に投げかて拾ってくださいませ!

  「なんて無責任なの・・・。」 

 

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ