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病院

サブタイトルが、1話1話、ずれてる気がするのですが……。

(内容と)

気のせい、じゃ、ありませんよね。


「美月先輩……すみません」


「謝るだけなら誰でも出来るっ!! 誠意を見せなさいよ、誠意を」


そんなこと言われても……。

って言うか、誠意って、何?


「あの、美月先ぱ……」


「とにかくっ、さっさと足治してね!! さっみんな、行くよ」


美月先輩は、かばんを肩にかけると、病室を出て行った。

部員たちもその後ろから病室を出て行った。

かばん……持ってたんだ。

そうだよね。

ばれたしね……。


あの時、焼却炉に持って行ったのに、安藤なんかに見つかって……。

しかも、そこには美月有紗もいて……。

あの時は、終わったと思ったなぁ。


でも、私ってばれてなさそうだったし、ラッキー☆

美月先輩も、目、悪くなったなぁ。

おかげで助かったけど。


あれで、美月先輩気付いてくれたかな?

みんな美月先輩の事嫌いだって。

そう、みんなみんな、美月先輩のことなんか、嫌いなんだッ!!


◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆


「直緒、大丈夫でしょうか……」


帰り道、安藤さんが私に話しかけてきた。

私はにっこりと笑いながら答える。


「大丈夫よ。あの子の事だから。ね?」


「そう、でしょうか……」


安藤さんの表情が、とても寂しげに見えた。

安藤さんは、奈緒の事を気にかけている。


練習してるときも、奈緒の事をよく見てる。

多分、ドジっ子だからだろう。

きっと、面倒見のいい安藤さんは、奈緒の事が心配なんだ。


私はそう思いながら、夕焼けに照らされるアスファルトの道を歩いた。

足が痛くなる。

アスファルトは硬いからだ。

足首が痛みそう。

こういう道は苦手だ。


「あの、美月先輩。私、本当に部長なんかになれるのですか?」


心配そうに安藤さんが聞いてきた。


「私が選んだんだから、大丈夫に決まってるでしょ。

 それとも、私のセンスが悪いっていうのーっ?」


私は冗談っぽく言ったつもりだった。

でも、みんなの「美月有紗は怖い」という妄想の方が勝ってしまった。


「そっ、そんなわけ、ないじゃないですか……。私、先に帰ります!!」


安藤さんはそう言い残して、私たちを後にして、走って帰ってしまった。

そのあと少ししてから、一年の方から「何なの、アレ……」と、

つぶやきが聞こえてきた。


来年度が心配だなぁ……。

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