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よく有る架空戦記 の様な物  作者: 猫湊
さてと、ここから、大きくね
37/41

日進戦争というかあれ、いじめにちかくね?

そのひ、彼女は焦っていた。

「母上、東の蛮族どもは我が国の英兵を叩きこそすれ攻めてはきません。それがとても不気味で仕方有りません。」

青太后と呼ばれるこのばあさんのせいで、北洋水師は負けた。そう信じる物も居る、がめつい婆である。


「全艦敵を威嚇しつつ道を空けろ。術式砲の餌食になっても知らんぞ。」

東郷の怒号が響く。

第二連合艦隊全艦が北洋水師を威嚇しつつ変針。空いた領域を活路と見なした北洋水師はそこに突っ込んだが、最後を行く陣遠以外の艦が、一瞬にして消えた。沈んだではなく消えた。

「あいかわらずすごい威力ですな。山本さん。」

『いやはや。あの老艦が香も洗練された船になるとは予想だにしていませんでしたよ。なにやらかぐわしい香りも漂う居心地良い船です。』

彼の国における艦の寿命は我々の寿命を遥かに超える。

『特にこの伊勢には航宙艦用装備側が艦隊内で最も早く供給されますからな。先ほどの術式砲は近衛軍の研究成果を受け本艦のために特別に他の部隊に先駆けて開発されたと言いますから嬉しい限りです。』

陣遠以外の艦を消したのはこの術式砲と呼ばれる光線砲だった。

日本は、少しでも早期に戦争を終結させるため彼の国に参戦を依頼。彼の国は、基本何でも首を突っ込む質なのでこの星でも活動可能なあの艦隊を再派遣したというわけである。

彼の国のお気に入りとなった国は3帝である。そしてその3帝の影響下にある五つの王国を5王と称し世界の最先端を行く科学技術を持っていた。


日本は大陸に進出したが終戦後速攻で引き上げた。諏訪級を有する日本にとって、資源を求めての侵略や、交渉はどうでも良いことだったからだ。

下関市にて行われた、講和条約交渉。自国はアジアでも発展した国だと自負していた進国使節は自国より遥かに発展した下関の様相に驚き、そして、これでも帝都に遥か及ばないと知って愕然とした。

日本は、百済、日本ロシア帝国、東南アジア諸国への進国人の渡航禁止を条件に今回の戦争に関する賠償金は請求しないとした。

この条件に使節は落胆し、半泣きになった。これを受け入れれば、二度とこの発展した街並みを見ることができないと。

だが、

「そうですね。渡航禁止を守っていただけるのであれば、今お渡しできるだけの資料をお渡しします。後サンプル品も。資料のこのレベルまで直発展できたら渡航禁止を解きましょう。それともう一つ。絶対にある政治主義を国内に入らないようにしてください。」

日本から言われたのは文明レベルで1940年代半ばまで10年で発展すればこれを解除するという物だった。

使節はこれに二つ返事で了承。

三帝五王もこれに便乗し自国への進国人の入国禁止を求めた。西亜経由での貿易は行うとした。


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