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よく有る架空戦記 の様な物  作者: 猫湊
さてと、ここから、大きくね
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新しい時代

平成14年に2回目の東京五輪を成功させ日本のハッテンを一部だけ世界に知らしめた五年後俺がヒーローアメリカ合衆国が人間を月面に送り込んだ。

発表後、世界ではアポロは月には行っていないという説が流行したが、一番騒ぎそうな英国や日本と愉快な仲間達が、黙りを決め込む。

各国の記者やジャーナリスト達が英国や日本と愉快な仲間達に入ると街中ではアポロ月不到達説を唱える者達をあざける論調の本が並んでいた。

というのも日本と英国は既に月の周回軌道上に何機ものテレビカメラを持った探査機を送り込んでいた。それらが、アメリカから月へやってきたアポロをしっかりと見ていたのだ。

平成25年万博を経て日本が、100人単位で月に人を送り込んだ。

これに焦ったアメリカは空軍を1000人単位で送り込もうとするも、「そんな技術も金も無い」と言われハンカチ噛んでキィーっとやってる下手なドラマの御夫人みたいな心境だった。


「以上を持って日米地位協定及び日米安全保障条約と日米同盟の完全締結です。」

「やっと、てをたずさえて、ですな。」

「老いぼれ老害と自負するもうろく爺がこんな所に居て良いのか悩むがな。」

平成26年 西暦1976年文字通りの老いぼれと化したかつての三英雄が、日米の記念すべき節目に立ち会っていた

。日本からかつての戦禍をその柔軟な思考と的確な手腕で導き切り抜けた名提督といまでも呼び声高い、当時の首相山本五十六。

英国からはナチスドイツの。そして共産勢力からの攻撃から国土を守り抜く指揮を行った名宰相ウィンストン・チャーチル。

そして、米国から両名の盟友にして親友。アイゼンハワー政権においては海軍長官を務めその後、彼の後を継いで大統領に就任した、チェスター・ニミッツの三人である。

ここは日本が誇る軍艦。戦艦扶桑の前甲板第一主砲塔の前である。

航空主兵からミサイル主兵に世界が移り変わろうともこの国は変わらず戦艦という艦種を作り続けた。

彼の国からもたらされる使い道のないほどに莫大な金の消費先を求めた結果、作れば良いという結果に至ったのだ。

結果世界が省エネにシフトするのに合わせた上で高性能化。

戦闘指揮中枢はバイタルパート内のCICに遷る物のその高さ故に頂上部に大出力の電探と、自動測距装置、副火器管制装置を備えた艦橋は世界中の軍艦マニアから高い人気を得ていた。

特に平成20年に就役した3代目の扶桑型は初代から受け継がれた、違法建築と言われる強制電波吸引吸収構造を持つ艦橋を始めミサイルごときが通用するような柔な装甲ではなく厚さ十数cmにも及ぶ重装甲ながら重さは初代よりも軽くなっているという。

さらに里帰りした特連艦隊艦を解析して知り得た推進装置は、スクリューなどの外部突起物を必要とせず、さらに喫水下の開口を無くすことを可能とした。さらに速力60kt/hは軽いとさえ言われる。


平成27年 先帝がお隠れになり、大喪の儀が執り行われた。日本中が悲しみに包まれたが、それを原動力に日本企業が色々がんばった結果10年後あれが起きた。

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