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よく有る架空戦記 の様な物  作者: 猫湊
丁髷結って刀射して
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日英同盟

今更ですけど、主役の台詞は[]で表記しています。

ここで描かないことは閑話とか挿話ではなく別の話として描きます。


数多有る世界を管理する3つの世界。そのうちの一つ。我々の住む世界でもある、創造界の中央に有る銀河系の中止に位置する恒星系の第五惑星。

とてつもなく巨大なこの星の中にある正方形の都市。この街の東にある雲を突く白い岩山。

こここそ、あの天照の化身と呼ばれている女性の家であった。

[特連艦隊にはもう少しがんばって貰いましょう。]

一旦帰宅した彼女の名は、

「遥夢さんさ、うちも見たかったのね。映像撮ってきてくれたら嬉しかったに。」

銀髪銀眼の女性が不満げに話している。

[神子はその頃皇居で公務代行でしたっけ。]

「なーんで、なんで太宰が他国の元首の公務代行ばしとーとね。l

グチっている彼女は、遥夢の従姉で、太宰と呼ばれる職務を担っている。

ここはとある星間連邦となっている王国の首都惑星。とは言え世界的に有名な星間大戦映画の首都のように表面が都市で覆われているのではなく、厚さ数千kmに及ぶ地殻内を都市化しているのだ。


場面は日本に移り時間は300年ほど進む。

擬装帆船が大西洋を進んでいた。

船が目指しているのは、英国で有る。

船に乗っているのは、総理に就任したばかりの源実朝と叔父であり外務大臣に留任した源義経伯爵。

英国 デヴォンポート

「大陸を挟んで対岸からはるばるようこそおいで下さいました。ただ申し訳ないのですがただいま我が国はみなさまとお話しできる状態では無く。いったんご帰国頂きたい。また後日我が国より使節をお送りさせて頂きます。」

英国宰相と名乗る男が頭を下げている。

「では、使節をお送り下さる際にはこの船をお使い下さい。快速艦ですので。」

そういって実朝総理と義経外相は沖合のもう一隻にのる。

数年後マラッカ海峡に英国使節団を乗せた船がさしかかったと報告が京に届く。直ちにトラック鎮守府から4隻の駆逐艦が迎えにあがる。

「なんだ?あの鋼鉄の船は。」

初めて見る鋼鉄の船。彼らが乗っている船の倍以上の大きさがあった。

「船長あっ、あの船団は一体?」

「海軍の護衛艦隊ですね。みなさんがお乗りなので防衛識別圏に入って以降台湾近海まで護衛するそうです。」

使節団を乗せた船は難波に到着すると、そのまま新幹線で京へ。

「ようこそ我が国の首都へ。拙速で申し訳有りませんが、面倒なことはさっさと終わらせて、我が国を堪能していただきたいと思います。」

実朝総理がこれを迎え、早速会談に移る。数十分後、条件の合意もあっさりと終わり、日英修好通商条約と日英同盟が締結された。日英同盟は絶対に何があっても解消しない意の条文が入っていた。

数日後、

「ではこの条約に加盟すればこの国のような発展を約束して頂けるのですね。」

[今から250年ほどは緩やかな準備期間と捉えて頂きたいです。]

そう言った後彼女は「ヌル・エル・エリザベス・ヤンサ・キーク・エル・タイカ・ケース・インギア・ハルト・エル・アイク・ウェン・タニアイル。(エリザベスの名を有する女王の時にこそ英国は発展の栄華を手に入れる。)」と自国の古語でつぶやいた。


時はさらに下る。

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