いきなり発展伝説
架空戦記とか読んでいて、我慢できなくなって始めました。
文章力皆無&自宅設定ごりごりなので、捕捉回とか修正とかたくさん入ります。あと、メタ多いかもデス
天応元年元日奈良
「帝にご報告いたします。天照大神の化身がお姿を現されましてござりまする。」
貴族の報告を受け慌て顔の天皇は太子を化身が現れたという伊勢に急ぎ向かわせた。
天応14年信濃改め、京
[陛下、準備は整いましたか?]
14年前の天照大神の化身が出現したという事件に驚き床に臥せった時の帝はその4月後に崩御され後を継いだ太子は、化身の助言と、化身からもたらされた様々な技術、知恵をすべての民に遍く、与えた。後の研究者はこの出来事でこの国の技術、文化、学問は1300年分は進化したと口をそろえて話す。
そしてこのときこの国-日本-はとある一ヶ国を除き全世界に対して1100年にわたる超長期の鎖国状態に入る。
だがそれに平行して、太平洋の島々を領有化し、近代化した。800年ほど後欧州の人間が太平洋の島々を訪れた時初めて、日本の高度な社会体制に触れ恐怖した。
天元2年
諏訪湖から、松本平安曇野にかけ造成された、この国の首都信濃国の京の都。その塩尻にある藤原公爵邸。
[総理、いよいよ明日ですね。]
200ほど前、伊勢に現れたアマテラスの化身が居た。
「うむ。あなたに200年ほど前に教えて頂いた国防組織の象徴が明日誕生します。」
[諏訪級と播磨級をお送りした効が有りました。]
「あなたの素性を伺った時はとても信じられませんでしたが、私も公爵として、一般の方よりも高度な理論に触れる機会があり得心がいきました。それにしても、異世界の我が国の千年後は悲惨ですね。おそらくあなたが、いえあなた方がおいでくださらねば、我が国もそのような歴史を歩んでいたでしょう。」
藤原公爵家当主道長200年前に生まれた内閣という組織の長、総理大臣を務める貴族である。
そして柔軟な男である。
[さてと、こちらも安定してきましたし、明日あれの発表も。]
「はあ。」
翌日。都から最も近い軍港として定められた横須賀にて、
「この艦を『大和』と命名します。」
一隻の巨艦に樽が打ち付けられた。その前では束帯に身を包んだ総理と、天皇が目を細めて巨艦を見つめていた。
新たな海軍の象徴となる戦艦の誕生であった。
[いよいよ15.1寸砲が実用化できたんですね。おめでとうございます。]
黒にも青にも見える、美しい膝まで伸びた俗にポニーテールと呼ばれる髪型の美しい女性。あの天照の化身と呼ばれた女性だ。
「平安級の11.7寸砲や扶桑級の13.5寸砲でも十分強いとは思いますが大和級の15.1寸砲はけた違いです。」
[宜しいですか?必ず後最低でも900年は他国に・・・真似できないか]
うららかな春の日差しが新生艦の登場を祝福しているようだった。
感想有ると嬉しいです。