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 セレネたちを放り出したあと、ウルの意識は外界から途絶され、イザナミの「意思」の中を漂っていた。

 ウルが感じ取れるのは、ただ暖かな光。自分のかたちすらあやふやになるほどに強い光に包まれているのに、ただただ穏やかな気持ちに包まれている。


  これでいい。セレネを傷付けた罰。

  へいきへいき。

  死ぬわけじゃないんだし。

  だいじょぶ。


  でも、セレネはへいきかな。

  だらしないし、すぐに洗たく物ため込むし、掃除だってやらないし……。



  心ぱいだな。

  でももう、どうにもできないし。


  


  あ、セレネが泣いてる。

  ごめんね、セレネ。

  さい後まであたし、セレネのやくに立てなかった。


  


   ああ……。

   たくさん、こえがきこえる……。



   あれ、せれねがいない……。

  

   だれだっけ……。


   でも、あったかいな……。



 

    え……、

    あたし…………?

   


       えっと……、

  


        そうだ……。








   せれねの………………………………。
















次回、エピローグです。

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