手紙
熱く、絶望なる、ただ悔い残る抗争が終わった。
本物の悪党達は、何もなかったように振舞うのが誰よりも早い。
勝っても負けても感情に流されれば、死に急ぐだけだと教えられる。
忘れることも、忘れないことも大事だ・・
うまくまた大きな流れに乗るまで、ただ自然に流される事も。
~~~山本のアパート~~~
アパートの天井を、必死で、何とか開けた山本。
(ん?この箱か・・・今、お金ないから、助かるよ。)
貰った手紙に書いてあった事
部屋の天井にお小遣い隠してるから使えと・・
「パコ!」っと箱を開けるが・・
「んんん?」
「無い!!なんで?・・あれっ・・手紙・・・」山本
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お金無いから、借りてくよ~
それと、ナンパした、女の子と、お金無かったから、
お前みたいに、あきな、いない時、ここで、わっしょい、しました。
今度、女回すんで、よろしく~
菅原、片岡
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「あっのっ、野郎共~~~~~!!!!」山本、ブチ切れる
H、しようぜを、わっしょい、しようぜって言ってたのを思い出す。
三人の暗号みたいな物。
(ん?もう一枚・・・)
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それから、あきな、お前の事、好き見たいだぞ
ぷぷぷ~。ガキのくせに、
写真ずっと眺めてたの見たぜ。ウブだな。ははは
菅原
俺、あきなが自分でしてる所見た・・
こっちが恥ずかしかった・・ウブじゃなかった・・
片岡
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「うそっ・・・ハズイ・・・
ふっ・・・・写真は、みんなで、写ってる写真だよ」山本
寝ころがって、みんなと写った写真を眺める。
真ん中に居る、あの人の背中に後ろから抱きついた笑顔の自分
「おーい!あきな!行くぞー!渋谷~。伝説また聞かせろよー」
外で呼ぶ迎えに来たメンバー
「おおっ!今行く~。さて、今日も暴れるぞぉまた」山本
新しい物語へと・・・
いつか・・素直に・・
愛に・・振り回されないように。
そして、
十代で散っていった悪党達の熱き躍動が・・
淀まないように。
殴り合いデスティニー 完
話が繋がらない所は、ちょいちょい修正してます。
ちなみにこのお話は、竹下さんが期待の新人を空から見てるって設定です。解説や、突っ込みは竹下さんです。
途中から、死んだひとみに変わってます。二人の時もあります。




