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殴り合いデスティニー  作者: 火村虎太郎
秋葉原サッカー
9/90

サッカーじゃない、何かが、始まった。


「さあ、椎名ジャパンキックオフです!」実況

「わああああ」盛り上がるサクラの観客。


さっそく、まったくサッカー知らない椎名から、伝令が飛ぶ。


「よしっ。二番と八番飛べ!」椎名監督


「は?」困惑する二人。近くにボールも無い。


「・・飛んでっ。いいから・・」渡辺コーチが、小声で伝える。(コーチに就任渡辺)


「はぁ~・・・」


なんだこれ、ボールもまったくきてないのに、二人がその場で、ジャンプし続ける。


「よっしっ。いいぞ。デストロイだ!」椎名監督


(・・デストロイ?・・・よし、いいぞ。デストロイ?・・)渡辺悩むが・・


「さすがっ、デストロイっ!さすが椎名さんだ!」もう無理やりの渡辺。

「ああ、ちょっと、遅いくらいだがな・・」椎名監督


(なにが?・・・・)渡辺悩むな、もうすでに、サッカーじゃない。


「よしっ。休憩だ!」椎名監督。


「ピー」 「前半終了!」 しょうがなしに、笛を吹く審判。

(まだ5分だぞ・・・)渡辺困惑


「ふふふ・・面白いことやってんな・・・」二年の生徒も観客で見てる。


VIP席に座るキャバ嬢あやかと、お付の金山の方を見て、手を振る椎名。

「・・・ワァ~スゴイーシイナサーン。」死んだ魚の目で、片言で、呆れるあやか


金山も同じ目で、見つめる。

(これ二億かかってんだぞ・・・)


「すいませんね、いろんな事しちゃって・・残り二千万は差し上げますので、

 最後まで、付き合ってください。」金山が、あやかに頭を下げる。


「思うんだけど・・二億使うんなら、直接私に、くれれば・・」あやか思うこんな面倒しなくてもと。


「アホなんで!」即答の金山。



「今、何点差で、勝ってる?」椎名

(まだ、何にもしてねえし・・・二人ジャンプし続けただけだぞ・・)渡辺思うが、

「6対0の、圧勝です。」とりあえず渡辺


「じゃあ、後半は渡辺コーチが、指揮とってみろ!」椎名

(もう飽きたんだ・・・)全員思う。


後半開始。

急遽コーチに襲名した金山。

椎名はVIP席で、あやかと観戦。


「悪かったね、色々と・・・」椎名


「えっ?・・・」もしかしてと思うが、聞けないあやか。


「ついね・・かっこつけたく、なってさ・・俺は何でも出来るんだぞと・・・」椎名


「もしかして・・全部しってるの?」恐る恐る聞くあやか。


「ああ。すまんね。玄関のドアも、お店も、綺麗に治しといたから・・」椎名


「じゃあ・・・どうして?」何が、したかったかのが、知りたいあやか


「んっ?見てみなよ。この必死さ。これが、見たかったのさ・・」椎名


必死で盛り上げようとする、一年達が、あちこちに。そしてそれを支え汗を流す二年達

一年二年も気づいてないが、隠れて全力でバックアップ、フォローしてる三年。


「ここから、時代を担うエース達が、生まれて来るんだよ。」椎名何かを待っている様

「・・・ありがと・・いいもの見せてくれて。」笑顔のあやか、椎名にくっつく。


この数年後に時代を変える女の子が入学してくる。

だが、秋葉原高校初の退学となるんだが・・・




「六番と八番ジャンプだ~」渡辺監督。

「よっしゃ~デストロイだ~デストロイ!」金山コーチ


もう、やけくその二人だった・・・・

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