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殴り合いデスティニー  作者: 火村虎太郎
六本木戦争
81/90

夜王無双


新宿のホスト店


「いらっしゃいませ。」ホスト

「うん・・・入ってるじゃない。今日も・・」田代


「はいっ・・・新人が、入りまして、

 その子が、すごいの、なんのって・・」ホスト

「あれ?嘘!!?・・超かわいい!

 ねえ、付けてー、あの子指名で・・」田代


自分の店に遊びに来た田代。

店長の金山は、まだ出勤してない・・


「いらっしゃいませ♪慶太です。」岩永

「まぁ~かわいい・・座って。」田代


すっげ~気に入ってる田代さん・・・

いやっ・・・よく見て・・岩永だよ。い・わ・な・が!!


「あたしが、ナンバー1に、してあげる♪」田代

「ありがとうございます。」とろける様な目で見る岩永


(なにやってんだ・・・・ねーさん

 ・・・それ、岩永だぞ・・)遅れてやってきた金山


「おいっ!?どゆ事?」金山店長

「多分・・と、言うより、

 気づいてない?・・ですねオーナー(田代)」ホスト


(うわ~いきなり、リシャール、バンバン入れてる。

 もう、完全に今月トップだ!岩永・・どうしよう・・言うべきか?

 でも、お店的には、成功・・・客も、増えたし。

 ねーさんも、ここで、大金落としてくれるし・・)金山


だいぶ酔っ払ってきている田代、岩永に寄り添い

「ねぇ・・いくらで、抱いてくれるの?」田代

「お金じゃ、寝ませんよ。

 本当に、好きで、いてくれる人となら・・」おっホスト岩永

「うんっ。通っちゃう。慶太の為に毎日。」田代


今日は、すんなり、帰って行く田代、タクシーに乗り込み


「じゃあ、明日も、来るね。」田代

「はいっ。お待ちしてます♪」岩永


(ほんっと、かわいい・・。岩永。ふふ・・)田代


えっ!!!!

知ってた!!

田代さん!!

てか、突っ込みなしですか?お前、岩永じゃねーかーって!!


うそっ・・・本気なんだ、田代さん・・・

こりゃ、本気で、大物が連れたな岩永君・・・

本当に、ホストで食っていけるじゃん。指名も、すごく増えたし。


てか、絶対怒られるよ・・・

えっ?しょうがない?食って行く為に?

う・・・うん。じゃあ、がんばれ・・・。



一方渋谷


「絶対ねーさん。怒るよね。」菅原

「ああ・・しかも、田代さんの店だろ・・」片岡

「・・・・・」山本



恵比寿の高級マンション


「バチン!!」


「いい加減に、しなさい、アナタ!」佐藤に叩かれる岩永

(アナタ!?)岩永


「派閥の長って、自覚を、もっと持ちなさい!。勝手な事ばかり!

 お金が、欲しいのなら、あげるから!!(ドサ!)」佐藤


4~500万のお金をテーブルに出す佐藤。


「だって、まだ、俺17だよ・・

 もっと色んな事してみたいよ・・・」岩永


「もう、必要ないの!刺青まで、勝手に入れて!

 しかも、田代さんの、ホスト店で働いてるなんて!

 嫌味なの?私に?しかも、気に入られてるみたいね!」佐藤


「違うよ・・・真面目に、色んな事・・」岩永

「もういいから!私、もう、仕事で行かなくちゃ行けないから!

 また、話そう。忙しいの私」いそいそと、佐藤


「・・ねえ・・たまには、ご飯でも、食べようよ・・・」岩永

「しばらく、新しい事業で忙しいの。もう行くから!」出て行く佐藤


(・・・きょーちゃん・・・どうして?・・いつから?・・・)岩永


なんだか、うまくいってない二人。



次の日

新宿のホスト店前



(うろ・・うろ・・うろ・・うろ・・・)


見せの前をうろつく山本


「どうした?おじょーちゃん!」声をかけるホスト


「あっああああの・・慶太・・さん・・・」山本

「ん?お客さん?お金持ってるのおじょうちゃん?」ホスト


「あっ、あんまり、無いけど、これくらい・・・」山本

「うん。まっ。大丈夫かな・・・でも、それくらいじゃ、

 すぐ、帰る事になるけどいい?慶太ナンバー1だから」ホスト


「はいっ。お願いします」山本


扉を開け、店内に入って行く山本

(うわぁ~すっごい豪華・・・

 だって、ここ、ほとんど、VIPらしいしな・・

 うわぁ・・マジはずい。みんな見てる・・

 だって、私あんまり、いい服着てないし。

 どうしよ・・・怒られるよね・・絶対)緊張して、岩永を待つ山本



「いらっしゃいませ・・慶太です。」岩永

「あっ!・・・けーさん。」(うわっ、かっけ~。オシャレだ~)山本


「いらっしゃい。何飲む?」岩永

(あれっ?怒られない・・やっぱ、仕事で、割り切ってるのかな?)山本


「あっ・・あのこれ!!」

そういって、全財産をテーブルに出す山本。

くしゃくしゃだったり、千円札まじってたり・・7万位かな・・


「これで、遊べるだけ!。私これしか、持ってないから・・」

 恥ずかしそうな山本


「うん。アルコールは、駄目だったよね。

 初回の飲み放題なら、安く飲めるから、そうしよう

 一時間だけど、楽しんでいってね。」岩永

「うん。ありがと。けーさん。」山本


だが、人気ホストの岩永、なかなか、山本のところに回ってこない。


(うわぁすごい人気・・・

 やっぱ、持ってるな。けーさん。なにやっても、すごいな

 てか、これが、一番適職なんじゃ?人望もあるし、かわいいし。

 三つも年上なのに・・かわいいって・・・。)山本


やっと、やってきた岩永


「ごめんね。なかなか来れなくて。」岩永

「ううん。でも、絶対怒られるかと思った・・・

 勝手にガキが、ホスト来て。」山本


「ううん。自分で、稼いだお金で、遊ぶんだから、いいんじゃない?

 喧嘩ばっかで、息抜きしたかったんでしょ?」岩永

「・・・だって、最近けーさんと、逢えないから・・・」

 ありゃりゃ・・山本


「ふふ・・・今日終わったら、アフター行こうか?」岩永

「えっ?あっ?アフター?」山本


「うん。ご飯食べに行こうかって、事。」岩永

「あっ!うん。まだ、お金残りそうだし。行くっ。」山本


「お金は気にしないでいいよ。ホストとしてじゃなく・・だから。」岩永

「ありがとう。いつもけーさん。」山本


「慶太さん、田代さんお見えです・・・」ホスト

「うん。わかった、すぐ行く。じゃあ、終わったら、電話するから

 そうだね、たまには、この知らない街、新宿で、遊ぼうか?」岩永

「うん。漫画喫茶で、でも、時間潰しとく。」山本


「ありがとうございました~」岩永とホスト達が山本を送る


(んっ?ガキが、いっちょまえに、慶太に目~付けやがって・)田代


「いらっしゃいませ、田代さん」岩永

「うん。おいで隣。

 バンバンいれちゃうボトル。シャンパン持って来て」田代

 

(すごいな・・・だが、急に、盛り返してきたナンバー2の龍二

 なるほど・・・これで、また売り上げが、上がるな。)店長金山


「ねえ~龍二っ。絶対あんなガキに負けないでよ!」お客

「ああ・・だが、先月初めて俺がナンバー2に落ちた・・・」龍二


「ねえ・・・ナンバー1対決に持ち込んで、負けたら、引退させなよ。

 私、今月に、すべて、つぎ込むから・・」お客

「いいな。だが・・・奴が、受けるか?この勝負?・・そして・・

 あの、田代さんが、ついている慶太には・・・」龍二


「だけど、龍二の方が圧倒的に、太い客多いじゃない。

 慶太は田代さん以外は、みんな、小物のホステスばっかり」お客

「ああ・・・実際いい勝負か?

 だが、あの田代さんだ、一億二億くらい・・」龍二


「私出すわよ。嫌いなのよ。あの田代が!ねえ!持ち込んで勝負に!」お客


(悪い話じゃ、ねえ・・・ホストは、止め時が、肝心だ・・・

 一気に最後、俺の客全部つぶして、今月の売り上げ金で、引退も・・・

 勝っても、伝説になれる。そこまでの売り上げ上げれば。

 伝説が、また、客を呼ぶ。よしっ・・田代さんを、巻き込めば・・)龍二


「店長!そして、みんな聞いてくれ!」龍二


「どうした?龍二」金山


「ナンバー2に落ちた、自分のプライドが、許せない・・・

 慶太と、直接対決させてくれ!」龍二


「どう言う事だ?」金山


「今月の売り上げ対決で、負けた方が、この店を去るってので、

 勝負してくれないか?慶太?」龍二


ざわつく、店内


(ふっ・・慶太は、受けねぇ。あいつは、仲良しこよしだ。

 別に俺も、嫌いじゃない。だが、今ここには、田代さんがいる!)龍二




「嫌ですよ。だ・・」岩永

「受けてやる!!!」田代


あああ・・狙いどうりになった・・・



「私に、喧嘩売ってるんだろ?ええ?そこの、龍二の客・・

 知ってるよ・・・有名だよ・・新宿の女帝だろ?」田代


(ふふ・・知ってたか・・・)新宿の女帝小林


(う~ん・・・どっちにも、辞められると、困るが、

 それに、匹敵する売り上げも、上がりそうだ・・・

 実際龍二は、もう、伸び悩んでいる。引退も、頭に入れてか・・・

 よしっ。最後に稼がせてやるか・・)店長金山


「よしっ!認める!!

 勝負は、今月の売り上げ。最終日の31日だ!」金山


「うおおおお」盛り上がる、店内


「いいの?田代おねーさん?」岩永

「うんっ。勝ちたい?」田代


「・・・はいっ。絶っ対に、負けたくない。」岩永

(よしっ。持ってる闘争心に火が付いたな・・)田代


「勝たせてあげたら、・・・抱いてくれる?」田代


えっ?うそ?本気なの?田代さん?


「・・・はいっ。」岩永 真剣な目で、田代を見つめる


うわぁぁぁ・・大変だこりゃ・・

なんか、派閥とか、すっげー意味わからなくなるぞ

てか、田代さんすげえ!だって、実際・・・

石川の女で・・・滝部とも・・・んで子飼いが、金山で・・しいな・・

岩永まで、落ちるのか?田代の手に?

これが、東京の女帝か・・・

新宿の女帝も、なかなかの、資産家だな。

えっ?新宿の藤原のバック~!!!!!?藤原の資金源だと!?

こりゃ・・・やばいのか?田代さん。


変な、構図・・・


あっ!・・・来た・・・




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