脱線の火花が、導火線に火を着ける
テープを再生する藤原
「ガチャ!」
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資格ってのは?
ああ・・保険みたいなものだ。受継いだものが、後継者を決めれる。
自身に何かあった時用に・・・
人数は、何人でもいい。同じ物に限りなく近い刺青を入れてもらう。
最後に、この四天王か、彫師の誰かが、その一人を認めれば、本物となり、
本物の刺青が、完成する。
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ああ・・誰が、麒麟や、鳳凰の後継者なんて、しらねえ。
四天王か、若井が、最後認めればいいだけの話。問題は無い。
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「ガチャ!」・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「盗聴した・・・・」藤原
「謎が、解けたな・・・一人150億か。
そして、プラス100億」滝部
「だが、この俺や、滝部さんの、刺青じゃあ・・・」城島
「開かない。まだ、未完だ!」藤原
「手を出せば結局、見つかっちまう・・もう、無理か・・・」滝部
「・・・・藤原さん!そういえば、藤原さん刺青は?」城島
「バッ!」背中を見せる藤原
「入れてねぇ・・・」藤原
「そうかぁ・・・・」城島
「・・・・・・・・」滝部
「唯一、知ってる可能性が、あったのが、田辺・・」城島
「なぜ?」滝部
「石川と、付き合ってました、僅かながら。
しかも、やつは、金色の麒麟の刺青」城島
「だが、これも、墓の中か・・・」城島
しばらく、沈黙が続く。
「場所も、わからねえ金庫の・・唯一彫師は、若井だ!池袋の」藤原
「ああ・・・どうも、秋高でも、なさそうだな・・・」滝部
「結局塩漬けか・・・」城島
「と、言うより、滝部は、知っていたか?
竹下の竜?奴は、鳳凰じゃなかったか?」藤原
「ああ・・だが、殺したあと、気づいた。増えていた刺青が・・・
チラリと見えたのは、鳳凰に竜だった・・・」滝部
「結局正当に伸し上がって、
本物の刺青を手に入れる事くらいしか・・」城島
「ああ・・ミスすれば、すべて、吹き飛ぶ今までの物が・・」藤原
「いったん、解散か・・・東京仁義。」滝部
「ああ・・焦らず行こう。今まで通り」藤原
「ええ。片平さんが、出てくるには、まだ時間がある・・」城島
「ああ。なるべく表にでず、叩けるものは、叩く。
六本木の火に油作戦は継続だ
あわよくば、岩永を取れればな・・・」滝部
「・・・・・・・」城島
「ああ。もう俺達が、ヤバイ橋をわたる必要が無い。」藤原
「絶対に勝てる博打しか、しないって事ですね。」城島
「ああ・・また逢おう・・」滝部
先に、出て行った藤原
城島が、小声で・・
「滝部さん・・ちょっと・・・」
滝部に耳打ちする城島
「っ!!!!!!!!!!!」滝部
新宿
「キムさん!!片岡と、菅原に押されてる!」兵隊
「ちっ!しょうがネエ。どっちかと、俺が当たる。
兵隊は、うまく分散しろ!」キム
「しゃ~!!!」大暴れ菅原
「しゃしゃしゃ~」大暴れ片岡
「うひゃひゃひゃ~」プチ大暴れ山本
「あっ!後ろ」
「あっ!後ろ」
山本が、後ろから襲われたのを見て、ヒヤッとした、二人。二人?
心配だから、隠れて見ていた岩永と・・・
「あれっ?・・・もしかして、新宿の藤原さん?ですか?」岩永
(ちっ!、まずい・・見つかったか・・)藤原
「・・ああ。自分の縄張り内での抗争なんで、
少し気になってね・・・」藤原
「くそ~一旦引け~。分が悪い。撤退だ!」キム
あのキムが、押される原因は、
なんと、新宿ナイフと、渋谷プレジェイ系の戦争に、
東京爆撃隊が参加
プレジェイの援護に回る。金山、滝部の命令を無視。
(ほっ・・なんとか今日もやられずにすんだな、あきな・・)岩永
「・・・飯でも行くか?大将?」藤原
「はいっ。あの~・・・だけど~・・いいにくいんですが・・」岩永
「なんだ?」藤原
「所持金の・・ほうが・・・」岩永
「ぶははは!いいよ。出すよ。それくらい。」藤原
高級中華で、爆食いの岩永
「お前、派閥の長だろ・・・・金くらいあるだろ?」藤原
「いやっ、ある時と、無いときの差が、ひどくって・・・
大金は、女が管理してるし、腹すかせた、思春期の悪ガキ共が、
渋谷六本木に、いっぱいいるし
ナンパに・・・いやっまあ、あんま無いっす。」岩永
「ほれっ」そういって、100万の束を渡す藤原
「ええ!?なんで?もしかして、超金持ちですか?
新宿のナンバー2ともなると?」岩永
「いやっ・・お前俺より、すでに格上だぞ・・・」藤原
「でも、いいんですか?貰って?何か裏が、あるとか?」岩永
「ふっ・・ねえよ。ただ、色々と、世話になってるしな・・」藤原
「えっ?なんの事です?」
岩永は、知らない。山本が、藤原の妹という事を
「いやっ。気にするな。新宿のゴミ掃除とかな・・」ごまかす藤原
「ん?新宿ナイフの事?
ま、いっか。いただきます。ありがとうございます。」岩永
「また、それくらいの金が、必要になったら、いつでも来い」藤原
「はいっ。今日は、ご馳走さまでした。中野さんによろしくです♪」岩永
(ふ~・・・・なるほどね・・・妹が、惚れるのも、よくわかるな・・・
ただ、あのばか妹、派閥とか意味わかってねえしな・・・
俺ん所来て、好きな人が、できたとか、べらべらべらべら・・・
部屋も貸して貰ってるみたいだし。俺は、お前取れねえよ・・・
ただ、気をつけろ・・滝部、城島は、黙っとくタイプじゃねえ。
奪いにくるぞ・・・何もかも・・)藤原
渋谷
「よう♪おめえら~今日の喧嘩は、どうだったか?」機嫌のいい岩永
「あっ?引き分けだよ。決着付かずだまた。」菅原
「ああ・・・それと、爆撃本隊が、応援に来てくれたぜ!
なんか、変な関係だな・・」片岡
「けーさん、またナンパでもしてたんでしょ?(もみもみ)」
肩を揉みながら山本
「いやっナンパされて、金まで貰った。」岩永
「いいな~もてる男は」菅原
「ホストでも、すれば?」片岡
いやっ・・やめて、そんな事言うの、バカだから、本気にしちゃうから・・
「いいね~もう、喧嘩も、できないから、俺、ホストでナンバー1
目指そっかな!マジで!」岩永
・・・ほらっ・・・・
「やっちゃえ!やっちゃえ!ユ~やっちゃいなよホスト」菅原
「ああ。どの道でも、一番になる事は大変だぞ!がんばれよ」片岡
「しゃ~俺も東京で、一番に、なってやるぞ~!!」岩永
いやっ。もう、一番だよ・・・いろんな事で・・・
嘘っ?マジで、面接行った!
あれっ?
うん・・とりあえずは、ホストと、言えば、新宿だって!?
うん。出てきたね。店長。
うん。金山だよ・・・この店の店長
うわぁ~悩んでる、金山、採用か、不採用で・・・
嘘っ!?・・・・
合格した・・・




