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殴り合いデスティニー  作者: 火村虎太郎
秋葉原サッカー
8/90

おどし。


翌日から、一年総出で動く。

架空の日本代表のメンバー探し。

架空の対戦チームのメンバー探し。

サクラの観客一万人。

球技場の予約。

二億で、出来うる範囲で、全力で、かき集める。


そして、こちらも全力。


「この~マンションに住むキャバクラに~勤める。あやかさんとは、

それはそれは、すばらしい人物で~

枕営業を、枕営業とは、思わせない。希代の策士で、あの~有名暴力団にさえ、

才能を認められ。暴力団の娼婦としても、一流の才能を咲き乱れ~

見事に整形された、お顔も~~」  渡辺が街宣車で、大音量。


「ちょっと!!止めてください。なんのつもりですか!?」キャバ嬢あやか


渡辺が説明する。

椎名に、偽代表監督をやらす。お前は、それを、嘘だと、わかっていても、黙認し

椎名を絶賛し。その日椎名に抱かれろと・・・


「そんな・・訳わからない事出来ません!」実はすごく真面目なキャバ嬢あやか


「まあ・・また来るよ。それと・・秋風が気持ち良いから、風通しが良くなったらいいな・・」

渡辺が、意味深に。女の子は意味がわからずキレて帰っていく。


玄関のドアを開けようと・・・

「もう・・なんなのよ、あいつら・・・うっ!!」


走って帰ってきた金山

「ばっちりだぜ。渡辺。」

「ああ、ずらかるぞ」渡辺が街宣車を動かす。


女のマンションのドアに拳銃を撃ち込んだ金山。

完全にヤクザのやり口。


まだまだ続く。

毎日の街宣車に、封筒で送りつけた弾丸。玄関の前には、首のない、猫の死体。

働くキャバクラには、バキュームカーが突っ込む。


そしてついに、折れる。

やつれた顔で、「完全に貴方達の言うとうりにします・・・・」あやか


ニヤッと笑う金山と渡辺。これで、準備はすべて整った。

さあ、始まるよ。ダブリューカップ決勝戦が・・・


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