おどし。
翌日から、一年総出で動く。
架空の日本代表のメンバー探し。
架空の対戦チームのメンバー探し。
サクラの観客一万人。
球技場の予約。
二億で、出来うる範囲で、全力で、かき集める。
そして、こちらも全力。
「この~マンションに住むキャバクラに~勤める。あやかさんとは、
それはそれは、すばらしい人物で~
枕営業を、枕営業とは、思わせない。希代の策士で、あの~有名暴力団にさえ、
才能を認められ。暴力団の娼婦としても、一流の才能を咲き乱れ~
見事に整形された、お顔も~~」 渡辺が街宣車で、大音量。
「ちょっと!!止めてください。なんのつもりですか!?」キャバ嬢あやか
渡辺が説明する。
椎名に、偽代表監督をやらす。お前は、それを、嘘だと、わかっていても、黙認し
椎名を絶賛し。その日椎名に抱かれろと・・・
「そんな・・訳わからない事出来ません!」実はすごく真面目なキャバ嬢あやか
「まあ・・また来るよ。それと・・秋風が気持ち良いから、風通しが良くなったらいいな・・」
渡辺が、意味深に。女の子は意味がわからずキレて帰っていく。
玄関のドアを開けようと・・・
「もう・・なんなのよ、あいつら・・・うっ!!」
走って帰ってきた金山
「ばっちりだぜ。渡辺。」
「ああ、ずらかるぞ」渡辺が街宣車を動かす。
女のマンションのドアに拳銃を撃ち込んだ金山。
完全にヤクザのやり口。
まだまだ続く。
毎日の街宣車に、封筒で送りつけた弾丸。玄関の前には、首のない、猫の死体。
働くキャバクラには、バキュームカーが突っ込む。
そしてついに、折れる。
やつれた顔で、「完全に貴方達の言うとうりにします・・・・」あやか
ニヤッと笑う金山と渡辺。これで、準備はすべて整った。
さあ、始まるよ。ダブリューカップ決勝戦が・・・