東京仁義
都内某所
「なあ・・滝部、いつから、こうなったんだ?
爆撃戦争は、ほぼ、思いどうりに、潰したい奴は、潰して、
最高の戦果だったじゃねぇか・・・・」謎の男
「ああ・・・ただ、最後キムと、ぶつけようとする前に
突き抜けちまいやがった・・
まさか、俺達まで、飛び越して、ジジイらと、肩並べるなんて、
思いもしねえよ・・まだ、17のガキだぞ・・・」滝部
「・・・あと、10年・・・いやっ、5年も、現状維持すれば、
俺達の時代の、はずだったじゃねえか・・
それが、飛び越えて派閥まで・・」謎の男
「俺が、悪いみてえに、言うんじゃねえよ!
爆撃戦争は、動いたのも、ほとんど俺だ!
だいたい、今お前ん所チームも、ねえじゃねぇか!」滝部
「金稼いでたんだよ・・当初の予定どうり、上の三人を
太らせてから、食うって、作戦をよ!しかも、島(縄張り)は、
しっかり、守ってるよ!
おめえは、渋谷まで取られてんじゃねえか!」謎の男
「お前!コノヤロウ、手前だけ手~汚さねえで!」滝部
「まあまあ・・お兄さん達落ち着いて・・爆撃戦争は完璧に近い戦果で
褒めるべきだと、思います。
確実に次に上がって来るであろう、
根元、安田、小島、田辺、石川、池田。
さらに、オマケに馬場まで。」謎の年下の男
「ああ・・久しぶりに、大物だらけの世代だったからな・・・
まあ、これは、さすが滝部だ。だが、手を汚さねえって言うが。
三年前爆撃の五代目、六代目と、潰したのは俺だぞ・・・」謎の男
「・・・ああ。すまない。熱くなった・・・」滝部
「どうします?結局?
もう強引に、毒盛りますか?」謎の年下の男
「もう、そういう状況に持ち込める雰囲気にねえ。
女の線からも、無理だった
今俺が、直接動けば、あの女感づきやがる・・」滝部
「ふ~・・・・
まさか、あのガキの女が、ここまでやるとは・・・」謎の男
「田代さん以来の大物ですかね?」謎の年下の男
「・・・ああ・・
いずれ、六本木の女帝にまで、上がって来る・・」滝部
「せっかくの、六本木の揉め事に油そそいで、見るか?
佐藤も、地味に効いてくるし
岩永達も、あわよくば・・・」謎の男
「そうだな、今六本木に爆撃もあるし、
俺は、まず、ヤキいれてみるか、ガキ共」滝部
「じゃあ、俺とお前が、違うチームのケツ持ちになって、
もっと、六本木を荒れさすか・・・」謎の男
「はいっ。だいたい、理解できてます。
上も、六本木の騒動は、黙認とのことなんでね。ふふふ・・・
それと、何か爆弾が、無いか探ってみます。」謎の年下の男
「だな・・・完璧の女なんて、居ねえ・・何かあるはずだ・・
岩永もな・・」滝部
「まあ大体、絵は描けてる。」謎の男
「ああ・・・最後に、俺達で、あの三人を殺すために・・」滝部
「ああ・・・最後に、勝てばいい。」謎の男
「仁義無きですね・・・ふふふ」謎の年下の男
「これが、東京スタイルなんだろ?滝部よ!?」謎の男
「ああ・・嫌いなんだよ。何が、東京四天王だよ!?」滝部
「ははは俺も、嫌いですわ・・あのボケ椎名が・・・」謎の年下
「俺なんて、まだ、ヤキ食らったりすんだぞ、中野に・・・」
次の世代達
各組織のナンバー2達。
滝部 藤原 城島
すでに、あの三人を殺し、奪うため、いつからか、どこからか・・・
「ただ、まだ、殺せねーんだよな、これが・・・」滝部
「ああ・・・まだ、あの金の在りかが、まったく掴めてねし、
まだ、譲ろうって気や託そうって考えも出てねえ・・・」藤原
「自分は、東京大戦争知らないんで、
詳しい額なんて、想像できませんが・・・・」城島
「ふふ・・あの三人が、一つずつ鍵を持ってる。
すべてが、揃って・・・」滝部
「ああ・・・ざっと、700億・・・」藤原
「けど、その700億って・・・あれでしょ?」城島
「ああ・・片平さんの金だ・・・」滝部
「刑務所から、出てくるまで預けた・・四天王に・・そして隠した。
秋葉原の・・・」藤原
「ああ・・・間違いない。
あれほど、あの三人が、出入りするのは、もう・・」滝部
「ああ・・あそこ。もしくは、近辺に、その物自体か、鍵。
もしくは、それに、通ずるものが、あるはず。」藤原
「秋高か!・・・」城島
「ふふふ・・・なぜあれほど、守るのか?なぜ、あんな所に自警団を
置いてまで、意味の無い学校なんて、作ったのか?」藤原
「ああ・・・間違いない。秋葉原。だが、まだ時間がかかる。」滝部
「ふふふ・・・そのために、これを、知りうるほどの、人物は
もう、この三人以上いらね~んだわ・・」藤原
「だが、もう、岩永が、気づいていると、すれば・・・」城島
「それは無い。奴は、東京の歴史さえ知らない。」藤原
「ああ。それに、興味もねえさ・・まだ10万20万貰って、
喜んでるような、クソガキだぞ
700億って額がわからねえよ」滝部
「萩原さんは・・・」城島
「わからない。・・もしくは、鍵は、四つなのか?さえ・・」滝部
「お前この間、片平さんの所に萩原さんの指持っていったんだろ?
何か、変わった様な事は、なかったか?」藤原
「フランスに秋葉原の駅前の一部を取られましたって、言った時
どういった、表情するか、見てたんだが、反応は、なし。」滝部
「じゃあ、駅前は、何も無しか・・・」藤原
「まあ。でないと、利権を賭けて
戦わないでしょうね。萩原さんも・・」城島
「ああ・・・だが・・・あの、メキシコ戦は・・・」滝部
「ああ・・誰もが本気だった。」藤原
「駅前からさらに奥には、少なからず・・・」城島
「ああ・・だから、
今、地主達と、仲良くしてるよ。情報収集で・・」滝部
「もう、7?8年か・・・
あと、10年もすれば、出てくるぞ、片平さん・・」藤原
「四大派閥まで、登った岩永に、これが受け継がれる前に・・」城島
「まずは、出る杭を、叩きまくるか・・・」藤原
「ああ。正義に、仁義は、この東京には、いらねえんだよ。」滝部
「かごの中の鳥か・・・・」城島
「また、逢おう。数年後に・・」滝部
「ああ・・俺達が取るんだ。時代を」藤原
「はい。では。東京仁義の名の下に・・」城島
東京大戦争・・・
無数の殺し合い・・
ガキの喧嘩とは、思えない理由は、結局の所、利権。金。
石川世代より、まだ上の片平。
東京大戦争の覇者。隠し資産700億
捕まる前に、託した。次の世代達へ。
700億の守り神、東京四天王。
それを狙う、また次の世代達。
やはり、ヒントは、秋葉原高校。
なぜここに?なぜよく、現れる四天王?
若手教育を兼ねた?
だから、秋高に来るのは、本当、嫌がられるよ。JACK達よ・・
んで、池袋が・・・・
ふふふ。




